【ワンピース ネタバレ考察】最新1107話考察 黄猿の異常な驚愕は「ボニーの〇〇〇の力が覚醒したから」【ONE PIECE SPOILER】2024年2月25日

※ここには漫画『ONE PIECE』『僕のヒーローアカデミア』の最新話までの内容を含むネタバレ考察が書かれています。ネタバレが嫌いな方はここより下の内容を読まないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第1106話および最新1107話で、黄猿がボニーを狙ったレーザーを蹴り飛ばしています。

それを見た黄猿は今までに描かれたことのない表情で異常に驚いています。

私はその理由を「ボニーが女王蜂の能力に覚醒したから」だと考えます。

 

 

(1)ボニーは蜂の群れを率いる女王蜂 サターン聖の思惑通りか

私はすでに「くま=クマバチ=バッカニア族はノアを直す”あの一族”」という仮説を書きました。

ボニーはくまのパシフィスタ=クマバチの群れを支配する女王蜂になったのです。

(ルフィは第1話の初登場シーンを見る限りイワシの群れだろうと考えています)

サターン聖は『スター・ウォーズ』のクローン兵のように、最初からボニーの軍隊を作り「世界政府」の対抗勢力を育てることを目的にして、くまの自我を消してパシフィスタを増産させた可能性があります。

 

 

私はバッカニア族は英語でカーペンター・ビーすなわち「大工蜂」なので、ルフィが壊した魚人島のノアを直すことのできる”あの一族”であり、今後大勢のパシフィスタがノアを修復すると考えています。

だとすると、サターン聖は「ノアの復活」も狙っているのかもしれません。

 

 

いわばサターン聖の目的は「女王(ジョーオー)蜂の保護」と「養蜂(ヨーホー)」だったわけです。

女王(ジョーオー)って、ちょっと変えると「ジョイボオーイ」になりますよね。

 

 

また、「第1巻1コマ目の処刑前のロジャーの左右に立つ兵士が持つ槍」「ゼフの言う腹にくくった一本の槍」など槍の伏線は「蜂・蟻の針」の比喩だと考えます。(※蜂と蟻はほぼ同じ生物で、蟻にも毒針を持つ種類がある)

 

 

(2)『僕のヒーロアカデミア』芦戸美奈の正体
 
『僕のヒーローアカデミア』というマンガがあります。

『ONE PIECE』と同じ週刊少年ジャンプに連載されていて、アニメ化もされています。

その『僕のヒーローアカデミア』に「芦戸三奈(アシド ミナ)」というキャラクターがいます。

 

 

同作は能力バトル物で、異形の人が多く存在する世界で、「個性」という特殊能力を使うキャラクターがヒーローとなり、特殊能力を治安維持や戦争に利用しているという設定。

芦戸三奈は「酸(サン)」の個性を保有しており、名前の「芦戸(アシド)」は酸の英語「アシッド acid」が由来だと思われます。

肌の色はピンクに近い紫で、目は黒目と白目が逆転しており、頭には2本の自称「ツノ」があります。

 

 

私は、この芦戸三奈の本当の個性は「女王アリ」だと考えています。

個性が酸だとか、頭のツノだとかはミスリード。

肌や目の色が他のキャラと大きく異なるのはアリだから。

(『僕のヒーロアカデミア』では他の生物の能力を持つキャラは珍しくない。実際にメインキャラの一人は蛙の能力を持つ)

頭のツノは本当は「アリの触角」です。

酸の能力は本当は「アリの蟻酸(ギサン)」です。

 

 

最初におかしいと思ったのは、過去エピソードでギガントマキアという巨人の異常者を芦戸三奈が止めたシーン。

ギガントマキア(当時は正体不明の存在)がなぜか芦戸三奈の言うことに従っているのを見て、「これは女王蜂か女王アリの能力ではないか」と思ったのです。

 

 

保護欲を刺激して周囲の人間に自分を守らせる特殊能力は、能力バトル物の定番です。

◎具体例

『AYUKO』原作:工藤かずや、作画:久保田真二

(女王蜂の能力を持つ改造少女の鮎子が逃亡。周囲の人間は保護欲を刺激され、彼女を守ろうとして死ぬ。絵柄は大友克洋の影響が非常に強い)

ヒメノスピア』原作:村田真哉、作画:柳井伸彦 ※性的な描写の多い漫画なので閲覧注意

(イジメられていた少女が蜂に刺されて女王蜂の能力を持つ。尻から伸びた針で刺した相手は少女を守るためなら死もいとわない忠実な奴隷かつ国民となる)

斎女伝説クラダルマ』柴田昌弘 ※性的な描写の多い漫画なので閲覧注意

(古来より日本国を守る「斎女衆(トキメシュウ)」と、インドをモチーフにした「性を宇宙の中心とする秘密教団」の能力バトル。能力者の一人に「周囲の人間の保護欲を刺激して自分を守らせる能力を持つ少女」が存在する)

 

※実は『僕のヒーローアカデミア』の主人公、緑谷出久(ミドリヤ イズク)は『斎女伝説クラダルマ』の主人公が元ネタと思われる。

『僕のヒーローアカデミア』の主人公、緑谷出久の個性「ワン・フォー・オール」は「継承される能力」であり、歴代継承者7人(+1人)の人格と能力が宿っている。

『斎女伝説クラダルマ』の主人公、久慈将介はインド神話の破壊神シヴァの転生した姿であり、シヴァをコントロールしようとした歴代シヴァ継承者4人の人格と能力が宿っている。

 

ちなみに「ワン・フォー・オール」は「一人はみんなのために」という意味で、1960~70年代の共産主義テロリストの標語に使われていた。

そのため、かつてNHKのアニメ『三銃士』でこの標語が使われ、一部で問題になったことがある。

 

 

その後、芦戸三奈はギガントマキアと戦争で再会しますが、その時にも芦戸三奈が”眠れ」と命令したのでギガントマキアが眠った「ように見える」”描写があります。

ただし『僕のヒーローアカデミア』は『進撃の巨人』と同じように「作者が一度描いた設定を変えてしまう」そうなので、せっかくの伏線が死んでしまい、連載が続くほど底が浅く荒くなったり、秘密が明かされなかったり期待したほどの衝撃が無かったりして、読者が肩透かしだと感じて失望するという欠点があります。

もともとこの作者の設定や描写は非常に分かりにくく、評判の悪い「ヤクザ編」における「未来予知能力者のよくわからない戦闘」など意味不明な場合もあります。

そうしたもともとの分かりにくさに加え、作者が後で伏線に使えるかもしれないと思ってとりあえず描いておいた描写”が、使われずに残った結果、ゴミやノイズになってしまい、それが読者を混乱させ、読みにくいと感じさせる原因の一つだと、私は見ています。

 

 

設定を変えるとせっかくの伏線が死んでしまう。

伏線が死ぬと「意味の無い(薄い)ムダな絵や演出やコマ=ゴミやノイズが増える」。

その結果、「漫画を構成する個々の要素や演出が連携しなくなるため、意味の分からない描写が増えて内容が乱雑かつ薄くなり、読者は混乱してストーリーを理解できなくなる」。

 

 

伏線はネットワークです。

どこか一カ所の伏線が死ぬと、その下のアンダーフローすべてが影響を受けます。

フォローをしなければ、作品全体が「死骸の山、ゴミの山」になってしまいます。

『進撃の巨人』がまさにその失敗をしました。

たとえば壁内の「酵母」の設定を無くしたために、もともとの全体設定を公表できなくなり、伏線回収が不可能になったわけです。

(※ただし私は酵母の設定とその消滅を含めて、すべて説明できる『進撃の巨人』のストーリーを考案しています)

 

 

(3)黄猿の驚愕は「ボニーが女王蜂の力に覚醒した」と考えたから
 
『ONE PIECE』は伏線や設定のネットワークと物語が一致して”すべてがつながる”ように構成された作品です。
私は、尾田先生は現実世界の動きをリアルタイムで作品に取り入れるために展開を変えることがあると考えています。
私がその証拠だと考えているのがワノ国編の鬼の一人「八茶(ハッチャ)」です。
 
 
私の考える八茶のモデルはSF作家の「横田順彌」先生。
横田順彌先生の作品はギャグと落語とダジャレの固まりで、小松左京先生をはじめ同業者やファンから「ハチャハチャSF」と呼ばれました。
まるで『ONE PIECE』のような作風です。
 
 
八茶の初登場は原作の981話”参戦”、週刊少年ジャンプ2020年27号。
横田順彌先生が鬼籍に入られたのはその前年の2019年1月4日でした。
SFマガジン2019年6月号「追悼・横田順彌」で表紙に使用された写真を拝見すると、八茶は眼鏡をかけていますが横田順彌先生も眼鏡をかけており、八茶の髪形も横田順彌先生に似ています。
 
 
私は、尾田先生が横田順彌先生の追悼の意を込めて八茶を登場させたのかもしれないと思っています。
ただし、内容を見ると以前から登場する予定はあったのかなあとも思うのですが、当初の構想よりもは八茶を活躍させたのではないだろうかとも思います。
 
 
物語を構成する伏線や設定のネットワークが強固なら、上に乗せる要素が多少変わっても物語は壊れません。
尾田先生も影響のない範囲でアドリブを入れていると考えます。
 
 
ただ不思議なのは、尾田先生は日本国が新しい技術で世界をリードすると、その技術をマンガの中で負けさせるのです。
 
 
たとえば日本国のレールガンが”ゲームチェンジャーに成りうる画期的な技術”としてクローズアップされていた時、2023年17号の第1079話”「四皇」赤髪海賊団”でキッドがレールガンの”電磁砲(ダムド・パンク)”を撃とうとしたところ、シャンクスの”神避(かむさり)”に一撃で破壊されます。
 
 
しかしそのすぐ後、同じ年の2023年10月17日に、日本国の海上自衛隊が世界初の「レールガン洋上射撃試験」に成功。
これにより日本国海上自衛隊はレールガン開発で世界のトップに立ちました。
 
 
レールガンはアメリカ軍が先行開発していましたが、膨大な消費電力の問題を解決できず断念していました。
一方、日本国にはもともと電力問題を解決できる技術があり、何発でも射撃可能でした。
予算が無かったので開発を進められなかっただけです。
 
 
そこで今回、凶暴なチャイナの害を食い止めるために日米が協力し、アメリカ軍は長年研究してきたレールガンの「運用技術や実戦で使うノウハウ」を提供し、日本国は「電力技術と砲身などの改良技術」を提供することで、急速な実戦配備を進めています。
いわば「日米合体の技術」です。
 
 
そして一昨日の2024年2月22日、アメリカ海軍の空母「ジョン・F・ケネディ」が初の「電磁式カタパルトの射出試験」を実施しました。
おそらく、電磁式カタパルトにも今回の日本国の技術が入ったのではないでしょうか。
 
 
アメリカのシェールガス開発も長年実用化されませんでしtらが、日本国の三菱が協力したら半年ほどで商用採取可能になりました。
当時の駐日アメリカ大使が喜びのツイート(当時)をしていたことでも有名です。
 
 
また、レーザー技術も日本はトップレベルで、2023年3月16日に三菱重工と川崎重工が開発した「ドローン迎撃用の高出力レーザー装置」を公開しました。
なんと1.2キロ先のドローンを迎撃できる性能があるとのこと(映像あり)。
参考:
動画:
 
映像を見ると、撃たれた瞬間にドローンがポトンと落ちていますね。
 
 
現在ロシアのせいでウクライナが深刻な苦境に立たされているウクライナ戦争ですが、ドローンが大規模に実戦投入されており、その有用性が明らかとなりました。
同時に、これが技術の凄くて怖いところですが、ドローン迎撃技術もこの戦争で得たデータからすでに新技術の開発が始まっています。
 
 
今回の三菱のレーザーはまさにその一環で、戦争用ドローンが有名になるとアッという間に対抗手段が開発され、すでにドローン絶対優勢の時代が終わろうとしています。
ちなみに、自由民主党の部会で遠藤誉氏が報告したところによると、軍事ドローン先進国と言われるチャイナのドローン技術は「9割が日本国の技術」だそうです。
 
正式な報告なので、おそらく間違いないでしょう。
 
 
このドローン迎撃用レーザーは現在公表されているレーザー装置の中ではトップクラスでしょう。
もともとレーザーも日本が先進国でした。
かつてアメリカ合州国がレーガン政権の時に、当時のソビエト連邦との宇宙戦争を想定した「スター・ウォーズ構想」を発表。
この宇宙戦争構想にはレーザーが攻撃手段として組み込まれていましたが、そのレーザー・システムは日本国のある会社が開発に成功したものをそのままパクったものだったようです。
開発した会社の技術者がそう言っていたと、聞いたことがあります。
 
 
ここで話を戻します。
日本国がレーザーで世界をリードすると、『ONE PIECE』内でレーザーが蹴り飛ばされます。
蹴り飛ばしたのはサンジで、フランスがモチーフのキャラ。
 
 
フランスはマクロン大統領の「台湾見殺し発言」で世界から非難を浴びました。
フランスは実はチャイナに最新兵器を売ったり原発技術を与えたりしており、実質的なチャイナの同盟国です。
たぶんフランスはチャイナが日本国を攻撃したときも、日本国を見捨てるでしょう。
 
2008年5月12日の四川大地震のときにチャイナの原発は大きな被害を受けて燃料が漏れ、チャイナはそれを隠蔽しましたが、フランスがその情報を入手しました。
このチャイナの原発事故のニュースは、日本国ではおそらく関西でしか放送されていないと思います。
 
 
問題は、ボニーがくま=クマバチの娘であることです。
黄猿は、サンジが不自然にパワーアップし、ボニーを守ってレーザーを蹴り飛ばしたのは、ボニーの力によるものだと思ったのではないでしょうか。
ボニーが女王蜂の力に覚醒して、サンジに自分を守らせたのだと。
 
 
さらに黄猿は物理学に言及しています。
私は「世界は創造主によって造られた世界」だと考えています。
電脳空間に例えると、今まではちゃんと物理演算プログラムが働いていたのに、ついにそのプログラムを書き換え、物理的に存在しないはずの現象を操るハッカーが出現し始めた。
しかも無意識に。
 
 
これからは、この電脳空間を維持しているプログラムがドンドン変化し、今まで通りの電脳空間はもはや維持できなくなる。
黄猿はそう考えて戦慄したのだと、現時点では私はそう考えています。
最終更新:2024年02月25日 20:49