【ワンピース ネタバレ考察】Dは遊牧民の君主か【ONE PIECE SPOILER】2024年5月26日

じぇねし※ここには漫画『ONE PIECE』の最新話の内容を含むネタバレ考察が書かれています。ネタバレが嫌いな方はここより下の内容を読まないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は「Dの意味の一つは遊牧民の君主「ハン(可汗)」」だと考えます。

〇の分(ハンぶん)だから「D」。

第1114話〝イカロスの翼〟のラスト、「原初の海賊」というキーワードからの考察です。

 

 

まず私は「原初の」という言葉に引っかかりました。

ベガパンクが「この海で初めて 〝海賊〟と呼ばれた男じゃ!!!」と言っているので差別化しただけとも取れますが、人間に対して「原初」という言葉は、たとえば「海で生まれた最初の生命=原初の生命体」のような大げさな印象を与えます。

(そういう意味かもしれませんが)

 

 

そこで私は、話を大げさにするために「ジョイボーイの棲む場所は、ほとんど or 全部が陸地だった」と考えました。

海が無いのかもしれません。

 

 

だから当時は陸軍しかなかった。

それが世界の多くが海に沈んだために「陸軍から海軍になった」のではないでしょうか。

今でも話題になることがあるコング「世界政府全軍総帥」の全軍とは、「かつての陸軍=今の海軍を含む」という意味かもしれません。

 

 

そう考えて、私はジョイボーイの棲んでいた場所は草原ではないかと想像しました。

「どこまでも続く草の海」です。

この言葉から、私は「モンゴル帝国」を想起しました。

 

 

そこでモンゴルを調べてみると興味深いことが分かりました。

モンゴルの皇族の中に、「カイドゥ」という者がいるのです。

 

 

実は、私は別の理由から「ワノ国はチャイナ」だと考えていました。

モンゴル帝国はチャイナを侵略して支配していた国であり、ワノ国と鬼ヶ島を武力で支配するカイドウに符合します。

 

 

さらにモンゴルの遊牧民はルフィ(ジョイボーイ?)にも合致します。

すなわち「自由」を尊ぶ気風です。

 

 

そのモンゴルにかつてあった国をご存じでしょうか?

その名を「満州国(まんしゅうこく)」と言います。

 

 

今、講談社が『満州アヘンスクワッド』というデタラメな漫画を連載しており、作中では日本人がまるで性格異常者のように描かれていますが、内モンゴルの人たち自身は「長いモンゴルの歴史で、モンゴル人が一番幸せに暮らせたのが満州国だ」と証言しています。

さらに内モンゴル人は「日本にもう一度満州国を作ってほしい」とまで言っています。

これは嘘ではなくて、モンゴル人はそのためのパンフレットまで作って売っています。

 

 

満州国は皇帝溥儀が当時の大日本帝国に庇護を依頼し、その結果として建国された国です。

満州国は日本が侵略したのではなく、溥儀を守護する必要からも大清帝国を”再建”した国であり、それが当時の多くの中国人の志向とも一致。

(新しい共和国より昔ながらの大清帝国のほうが良いよね、という当たり前の国民感情です

調査に来たリットン調査団も「侵略ではない」「日本が面倒みるべき」と報告書で結論付けています。

 

 

たとえば前述の『満州アヘンスクワッド』では最近、「満州国の上は日本人ばかりだ」と日本を批判していました。

ですが、リットン調査団の報告書(wikipedia)には、「また特別憲兵隊は外国人の協力を得て組織し、満洲における唯一の武装団体とするため外国軍隊は全部撤退し、行政長官は外国人顧問を任命し、その大部分を日本人とすべきとした。と書かれています。

満州国の上層部には満州人も多かったのですが、日本人が多かったのはリットン調査団の指示(あるいは満州国存続を認める条件)でもあったわけです。

 

 

ちなみに遊牧民は英語で「NOMAD」(仏:NOMADE)

ノマド、ノマード、ノーマッドなどと表記します。

 

 

重要ポイント。

日本のSEGAの家庭用ゲーム機「メガドライブ」は海外では「ジェネシス」という名前で販売されました。

ジェネシス(genesis)は「物事の始まりや起源」を意味すると同時に、「創世記」も意味します。

「世界が生まれたときの話、原初の世界のことを書いた本」ですね。

そして、海外でのみ販売された「携帯用ジェネシス」の名前が「ジェネシス・ノーマッド(遊牧民)」でした。

ですがファンの間では「メガドライブは、SEGAはNO MAD!(狂っていない!)」という言葉遊びに使われたとか。

wikipediaには次のように書かれています。

開発時のコードネームProjectVenus[2]。これは当時のセガがコードネームを惑星の名前からとっていたためである。 

・・・イーザンバロン・V・ナス寿郎聖?

たしかに馬(馬骨)だし。

コードネームが惑星って、五老星っぽいし。

 

 

NOMADで有名と言えば、SF小説『虎よ、虎よ!』(アルフレッド・ベスター 1956年)で、人類がテレポートできる世界が舞台。

石ノ森章太郎先生の『サイボーグ009』で登場する加速装置は、この小説が元ネタです。

 

 

チャイナはモンゴルなど遊牧民からの侵略を防ぐため、万里の長城を築きます。

まるでレッドラインのようです。

 

 

そしてジョイボーイについても、一つだけ。

第1114話のラストで、ベガパンクがジョイボーイを説明する時の「この海で初めて」と言うセリフと、ルフィニカが泣いている絵がセットで描かれています。

私はすでに【ワンピース ネタバレ考察】ジョイボーイはカッパ?【ONE PIECE SPOILER】2024年5月22日「ジョイボーイは泣き虫で寂しがり屋で子供のような河童」ではないかと書いておきました。

ジョイボーイはやはり泣き虫だったのではないでしょうか?

 

 

ベガパンクについても、一つだけ。

ラストのベガパンクの横顔、眉と鼻すじと団子っ鼻を見てください。

「♪(音符)」になっています。

 

 

加えて、最近の絵柄には坂口尚先生のタッチを取り入れていると感じます。

坂口尚先生は虫プロのアニメーターから漫画家になった人で、手塚治虫先生が特別扱いしたと言われる作家であり、尾田栄一郎先生に影響を与えたと思われるアニメ『100万年地球の旅 バンダーブック』『海底超特急マリンエクスプレス』『フウムーン』などの監督でもあります。

ちなみに、バンダーブックに出てくる悪役の一人は、宮崎駿監督の『ルパン三世 カリオストロの城』の悪役「カリオストロ伯爵」が最後の攻撃に使った”切り札”の元ネタだと、私は思っています。

 

 

とりあえず「原初の」からここまで話を広げました。

あとは時間を見て少しずつ・・・

最終更新:2024年05月27日 02:19