【ワンピース ネタバレ考察】ロックスの儲け話は「株式海賊王国」【ONE PIECE SPOILER】2024年6月1日

※ここには漫画『ONE PIECE』の最新話の内容を含むネタバレ考察が書かれています。ネタバレが嫌いな方はここより下の内容を読まないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロックスの「一つの儲け話」とは、株式海賊国家の設立」世界会議(レヴェリー)乗っ取り」だと考えます。

「軍事力で脅迫しつつ、その軍事力を提供して自国に依存させ、株式を買わせて国家群をひとつなぎの共犯利権に巻き込み、世界会議を支配する」。

世界中の王国のトップに立つので「世界の王」というわけです。

 

 

 

第957話〝ULTIMATE(アルティメット)〟(※)で、「ワノ国」でカイドウとビッグ・マムが手を組むというニュースを受けて、センゴクが海兵たちにロックス海賊団について説明しています。

(※第1113話〝STALEMATE(ステイルメイト)〟と対応しているかもしれません。アナグラムでstela mate 「ステラ(本体)、待て」とか)

「ロックス海賊団」とは大昔〝海賊島(かいぞくじま)ハチノス〟にて 一つの儲け話の為にかき集められ生まれた個性の集団

 船内でも〝仲間殺し〟も絶えない凶暴な一味だった」

「………………

「メンバーは船長〝ロックス〟を筆頭に……若き日の〝白ひげ〟〝ビッグ・マム〟〝カイドウ〟」

ドン!!

「!!?」

「ええ~~~~~っ!!?」

「奴ら3人は実は昔 同じ海賊船に乗っていたんだ」

どよよ!

「し……信じられない!!」

「のちに名を挙げた〝ロックス〟出身の海賊は他にもいる…〝金獅子(きんじし)〟〝銀斧(ぎんぷ)〟〝キャプテン・ジョン〟〝王直(おうちょく)〟……」

「噓でしょ!?なぜそんな奴らが歴史の影に……!?」

「政府によってもみ消された事件が多いことが一つ だが その脅威だけは当時 誰の耳にも届いていた

 運命の事件は38年前 「ゴッドバレー」で起きた

 世界最強と呼ばれた〝ロックス海賊団〟がゴッドバレーという島で壊滅したと ニュースが報じたのだ!!

 だれも止めることができなかった悪の進撃を 「海軍中将」ガープという男が止めた!!ガープの名は世界に轟き 「海軍の英雄」と呼ばれる様になった」

「そこが始まりだったのか!!」(汗)
「ガープ中将はすでに「英雄伝説」が多すぎて…」
 
「━━しかし当人はあまり この話をしたがらん…………!!」
 
 
ロックスは強力な海賊をかき集めて軍事国家を作り、その軍事力を他国に貸し出そうとした。
軍事力の弱い国から金や利権をもらって戦争を肩代わりする「軍事力リース国家」。
 
 
弱い国はロックスがいなければ戦争に負けてしまうので、ロックスに依存するようになる。
こうして依存させて借金させて、相手国を実質的にロックスが支配してしまう。
 
 
リース料を支払えなければ相手国の領土や利権を奪う。
いわばサラ金です。
 
 
さらに自国に依存せざるを得ない”友好国”に工作させ、世界会議(レヴェリー)に参加する。
これにより自国の国際承認を得て、国家主権を手に入れる。
 
 
海賊団のクルーはみな国の要職に就く。
財務武神、農務武神、法務武神、環境武神、科学防衛武神…
 
 
そして世界会議をビジネスツールに利用し、世界各国に投資するように宣伝し、株を発行して世界中に買わせる。
海賊団のクルーも、みな”自社株”を保有。
 
 
略奪と軍事力ビジネスで得た利益を、株式に応じて海賊団および各国に配当する。
世界を利害関係に巻き込むことで、軍事力ビジネスの発展と、他国から攻撃されないという安全保障を同時に実現する。
 
 
そして商売をしつつ軍事力を増強し、他国が絶対に逆らえないようにして、世界会議のトップに立つ。
世界会議を乗っ取ることで、実質的に世界を支配する。
つまり「世界の王」になるわけです。
 
 
これがロックスの計画だったのではないかと考えます。

 

こう考えてみると、ドフラミンゴのやっていたことによく似ていますので、ロックスもドフラミンゴ同じように元・天竜人であり、マリージョアの「国宝」のことを知っていたのかもしれません。
 
 
ロックス絡みの事件が政府によってもみ消されているのも、ロックスが天竜人だというスキャンダルを拡散させないための隠蔽工作だとすれば納得できます。
 
 
このロックスの計画に不可欠なのは「国」です。
 
 
私は以前の考察、【ワンピース ネタバレ考察】ジニー天竜人説とゴッドバレー事件のロックス海賊団がつながる【ONE PIECE SPOILER】で、ジニーが宝箱の情報を海賊たちに流すのと同時に、「ゴッドバレーで天竜人に狩られる奴隷の中にある国のお姫様がいる。お姫様を助けて結婚すれば国が手に入るぞ」という情報を流したという説を書きました。
 
 
ジニーは情報戦を仕掛けて、「海賊たちが奴隷を天竜人から守らなければならない状況」を作り出した。
これなら、国を手に入れたいロックスがゴッドバレーに参戦した、という説明になるわけです。

 

 

 

また、この計画はバギーのクロスギルド(もとのクロコダイルの構想)に近い内容です。

バギーがロックスのサテライトである可能性を含め、バギーとロックスの関係を暗示する設定にすることが出来ます。

 

 

『ONE PIECE』の世界には、おそらく株式会社は存在しないと思われます。

海運から生まれたキリスト教とイスラム教に深い関係のある保険制度もまだ無いのでしょう。

東京海上日動 海上保険の歴史

>近代的保険が海上保険から始まるということは通説となっていますが、海上保険がいつどこで始まったかについては諸説があります。しかし、今日では海上保険の前身は冒険貸借(Bottomry:船舶または船舶と積荷を対象、Respondentia:積荷のみを対象)であるとの説が有力です。

第1回の十字軍遠征(1096年)以降、地中海沿岸の貿易が盛んになりそれに伴い12世紀~13世紀には冒険貸借は、イタリア、フランス、スペインなどの地中海沿岸都市で盛んに行われるようになりました。ところが、金銭消費貸借によって高利を受取ることはキリスト教的隣人愛に反するとの思想から、1230年頃ローマ法皇グレゴリオ9世によっていわゆる利息禁止令が発令され、冒険貸借は禁止されてしまいました。その後利息禁止令の抜け道を求めて、冒険貸借はさまざまな形に仮装して続けられましたが、さらに進んで海上保険の制度として金銭貸借と危険負担の2つの機能のうち後者のみをとり、危険負担の代償として前もって保険料を支払うようになりました。このことから保険料をPremium(前もって支払う金額)と呼ぶようになりました。

作中ではロジャーが大海賊時代を作ったのように言われてきましたが、今、最新話ではベガパンクの暴露により、900年前に海賊ジョイボーイが存在したことが明らかになりつつあります。

 

 

まったく新しいビジネスであれば、海千山千の世界の王たちが騙されることも考えられます。

実際のネズミ講などと同じく、実際にロックスからの配当金が入ってくれば、疑うことが出来なくなります。

もしこの仮説通りなら、ロックスはまるで現代人のようですね。

最終更新:2024年06月01日 20:43