李益

李益

746-829
中唐の詩人・官人。字は君虞。鄭州の人。隴西李氏姑臧房の出身で、宰相の李揆は族叔にあたる。詩才に優れ、詩ができるごとに楽工は競って得て歌曲の詞にして皇帝に献上した。「征人」「早行」等の篇は絵がつけられた。妻妾を嫉妬のあまり監禁したから、嫉妬のことを世間では「李益疾」と呼ばれるようになった。盧龍節度使の劉済の幕下となり、営田副使となった。その詩の名声から憲宗に長安に戻されて秘書少監・集賢殿学士となったが、降格させられ、復官して右散騎常侍に累進した。大和元年(827)礼部尚書に任じられて致仕した。辺塞詩で知られ、とくに「夜受降城に上りて笛を聞く」は名高い。『旧唐書』『新唐書』に伝がある。

列伝

『新唐書』巻二百三 列伝第一百二十八 文芸下 李益
『旧唐書』巻一百三十七 列伝第八十七 李益

外部リンク

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』李益
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E7%9B%8A

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最終更新:2023年11月26日 00:52
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