陳夷行 ちんいこう
?-844
中唐の宰相(任837-839、841-842)。牛李の党争では李党に属した。字は周道。進士に及第し、起居郎・史館修撰、司封員外郎、吏部郎中、翰林学士を歴任、侍読、工部侍郎を歴任した。開成二年(837)同中書門下平章事(宰相)となるも、
楊嗣復・
李珏と対立し、宰相を罷免されて吏部尚書、さらに華州刺史となった。武宗が即位すると、御史大夫となり、また門下侍郎平章事、尚書左僕射に昇進した。足の病によって辞職を願い、宰相を罷免されて太子太保となり、検校司空によって河中節度使となり、卒した。『旧唐書』『新唐書』に伝がある。
列伝
外部リンク
最終更新:2024年03月02日 22:04