玉華宮
坊州宜君県(陝西省銅川市)に位置した離宮。
太宗が酷暑に堪えられないため、貞観二十一年(647)に建造された。正門は南風門で、殿名を玉華殿といった。皇太子の居所は、南風門の東にあり、正門を嘉礼門といい、殿名を暉和殿といった。翌貞観二十二年(648)四月に完成した。その後、
玄奘の翻訳事業の場として提供され、玄奘はここで示寂した。太宗崩後の永徽二年(651)に廃宮の処置がとられて仏寺となり、苑池は百姓の田となった。
杜甫の詩に「玉華宮」がある。
史料
『唐会要』巻三十 玉華宮
外部リンク
最終更新:2024年10月27日 00:49