崔琳 さいりん
?-743
盛唐の官人。
崔神慶の子。
崔珪・
崔瑤の兄。唐代に「七姓十家」と称された名門・清河崔氏の分家・南祖崔氏の出。開元年間(713-741)、
高仲舒とともに同じく中書舎人となった。累進して太子少保に遷った。次の宰相の呼び声高く、
玄宗も何度か宰相に任用しようとしたが、一族が強大であったため、ついに宰相に就任しなかった。天宝二年(743)卒した。長子の崔儼は、諌議大夫となった。『旧唐書』『新唐書』に伝がある。
列伝
『新唐書』
巻一百九 列伝第三十四 崔義玄 琳
『旧唐書』巻一百八十七上 列伝第一百三十七上 忠義上 高叡 崔琳
最終更新:2025年06月21日 23:48