夏侯端 かこうたん
?-627
隋・初唐の官人。寿州寿春県(安徽省寿県)の人。梁の夏侯詳の孫とされるが、その間世代的にあいているため、詳細は不明。隋に仕えて大理司直となった。
高祖の即位以前からの友であり、高祖が大業年間(605-618)河東で賊を討伐することになると、副官に任じられ、その相談役となった。高祖が挙兵すると捕らえられて長安に送られたが、高祖が長安に入ると釈放させて秘書監に任じられた。河南道招慰使となって、宣慰に赴いたが、亳州・汴州が
王世充に降伏したため、交通路を遮断され、飢えと悪路に苦しめられ、王世充包囲下の𣏌州に入ったが、さらに間道から脱出した。長安に戻った時、2,000人いた部下は30人ほどが残ったにすぎなかった。秘書監に復帰後、梓州刺史となった。『旧唐書』『新唐書』に伝がある。
列伝
外部リンク
最終更新:2025年07月04日 23:00