沈叔安 しんしゅくあん
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南北朝・隋末・初唐の官人。祖父の沈孜は梁の黄門侍郎で、父は沈睟。沈睟は陳の駙馬都尉で、遂安長公主を娶った。禎明二年(588)陳の宣帝の第十三皇女の斉熙長公主を娶った。唐に仕えて刑部尚書となり、武徳七年(624)高麗に派遣されて、高麗王を遼東郡王、高麗王に冊し、また天尊像と道士を持ち込んで高麗王および道俗ら数千人に老子を講じた。卒すると潭州都督・呉興郡公を追贈され、
献陵に陪葬された。後に功臣の一人に数えられ、その肖像は凌煙閣に祀られた。著作に『沈叔安集』二十巻がある。
列伝・志・史料
『新唐書』
巻六十 志第五十 芸文四 丁部集録 別集類
『新唐書』
巻一百九十一 列伝第一百一十六 忠義上 李憕 彭
『旧唐書』巻一百九十九上 列伝第一百四十九上 東夷 高麗
『唐会要』巻二十一 陪陵名位
「大唐故光禄大夫上柱国呉興郡公贈礼部尚書荊州都督定公夫人陳氏之誌」
外部リンク
最終更新:2025年08月17日 12:10