韋伯陽 いはくよう
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盛唐の官人。韋弼の子。倉部員外郎。開元二十二年(734)二月、秦州で地震が発生して被害が出ると、宣慰に派遣され、家屋が損壊したところに給付を行った。また同年、銭不足のため信安郡王
李禕が私鋳を願い出ると、李禕が
玄宗の弟(従弟)で貴かったから、あえて抗弁する者はいなかったが、韋伯陽のみは不可を上奏し、李禕の議を阻んだ。後に北都副留守となる。子に
韋建がいる。
志・表・史料
『新唐書』
巻五十四 志第四十四 食貨四 銭制
『新唐書』巻七十四上 表第十四上 宰相世系四上 韋氏 龍門公房
『旧唐書』巻三十七 志第十七 五行 地震
最終更新:2025年08月22日 00:32