象尊

象尊

祭器用の酒器の一。六尊(献尊・象尊・壺尊著尊大尊山尊)の一つで、漢代五供(太尊・雷紋尊・山紋尊・象尊・犧尊)の一つ。文字通り象の形をしており、周代の物は全高九寸八分、耳高一寸五分、広さ九分、深さ四寸五分、口径二寸二分、全長一尺二寸七分、重さ四斤であったという。『礼記』明堂位に「犧・象は周尊なり」とあり、また「季夏六月、禘礼を以て周公を大廟に祀る。牲に白牡を用い、尊に犧・象・山罍を用う」とある。『周礼』司尊彝に「その朝践に両献尊を用い、その再献上に両象尊を用う」とある。

参考文献

『重修宣和博古図』(広陵書社,2010年11月)

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最終更新:2025年09月06日 23:38
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