壺尊
祭器用の酒器の一。六尊(
献尊・
象尊・壺尊・
著尊・
大尊・
山尊)の一つ。鄭玄は壺を尊としたというから、壺形の酒器である。『周礼』司尊彝に「その朝献に両
著尊を用い、その饋献に両壺尊を用う」とある。『重修宣和博古図』によると、周代の物は高さ一尺二寸八分、深さ一尺一分、口径七寸八分、胴径一尺一寸一分、重さ十一斤十四両であったというが、その胴には雷文があったことから、山尊であったのではないかともいわれていたという。
参考文献
『重修宣和博古図』(広陵書社,2010年11月)
最終更新:2025年09月06日 23:49