盧翰 ろかん
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中唐、徳宗の時の宰相(在任784-786)。
盧正己の子。唐宋代に宰相を十一人輩出した范陽盧氏の傍系の北祖第二房の出身。吏部侍郎。興元元年(784)徳宗が朱泚の乱のため長安を離れて奉天に逃れると、兵部侍郎、同中書門下平章事(宰相)に任じられる。また山南東西、荊湖、淮南、江西、鄂岳、浙江東西、福建、嶺南宣慰安撫使にも任じられた。貞元元年(785)
盧𣏌が左遷された後、徳宗が詔して饒州刺史に任じようとした際に、
袁高の反対にも関わらず、徳宗の意に従って別の舎人を召して制をつくらせようとしたが、諫官のために沙汰止みとなった。貞元二年(786)罷免されて太子賓客となった。
表・列伝
『新唐書』巻六十二 表第二 宰相中
『新唐書』巻七十三上 表第十三上 宰相世系三上 盧氏
『新唐書』
巻一百二十 列伝第四十五 袁高
外部リンク
最終更新:2024年03月19日 01:48