包佶
?-792
唐の官人・詩人。字は幼正、潤州延陵の人。進士に及第し、諫議大夫となる。大暦十二年(777)、宰相
元載に連座して左遷させられ、嶺南に流された。戸部郎中から建中二年(781)に江淮水陸運使となり、建中三年(782)には汴東水陸運両税塩鉄使となり、揚州にて徴税した財八百万緡を長安に運ぼうとしたが、
陳少游に強奪された。貞元元年、刑部侍郎になり、秘書監に改められ、丹陽郡公に封じられた。『新唐書』に伝がある。なお晁衡(阿倍仲麻呂)の帰国に際して詩を送った一人である。
列伝
『文苑英華』巻二百九十六 行邁八 送日本国聘賀使晁臣卿東帰
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最終更新:2023年01月20日 08:23