羨余

羨余

唐代以後、地方官が賦税の余剰分との名目で、朝廷に進貢した財物のこと。さらに後には「進奉」といい、これを朝廷に進貢することによって、皇帝の私費となり、皇帝の寵愛を得て自身の名利を得たのである。とくに剣南節度使の韋皋は「日進」、江西節度使の李兼は「月進」といい、他にも杜亞劉蕡王緯李錡らも赴任した地方で収奪して、これを羨余にあてたから、地方民衆の怨嗟となった。

志・列伝

『新唐書』巻五十二 志第四十二 食貨二 両税法
『新唐書』巻一百六十七 列伝第九十二 裴延齢
『新唐書』巻二百二十四上 列伝第一百四十九上 叛臣上 賛

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最終更新:2023年01月20日 22:57
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