孫知古
?-784
唐代の宦官。開封の人。大暦十年(775)に
田承嗣が相州の将兵を惑わして乱を謀ると、代宗によって魏州に派遣されて宣慰した。興元元年(784)
朱泚が自立すると従い、長安にいる士大夫の家族を捕らえて、士大夫が来なかったら家族を殺害する案に反対した。朱泚の乱が鎮圧されると朱泚の党はすべて誅殺されたため、同時期に殺害されたとみられる。仏教を篤く信仰し、慧忠の在家の弟子であった。著作に『人倫亀鑑』三巻がある。
列伝・史料
『新唐書』
巻二百二十五中 列伝第一百五十中 逆臣中 朱泚
『旧唐書』巻一百四十一 列伝第九十一 田承嗣
『唐大詔令集』巻一百十九 政事 討伐上 貶田承嗣永州刺史詔
『宋高僧伝』巻九 習禅篇之二 唐均州武当山慧忠伝
『宋史』巻二百六 志第一百五十九 芸文五 子類二 五行類
最終更新:2023年05月19日 00:16