崔璆
?-883
唐末の貴族・官人・藩鎮・叛将。
黄巣の宰相。字は致美。唐代に「七姓十家」と称された名門・清河崔氏の分家の出身。浙西観察使の
崔郾の子。鄂岳観察使の
崔瑤、湖南観察使の
崔瑾の弟。湖南観察使に任じられたが、黄巣に捕らえられ、迫られて黄巣に天平節度使を与えるよう朝廷に書簡を送ったが拒絶された。広明元年(881)黄巣が即位するとその宰相に任じられた。黄巣が長安より退避するとそのまま長安に残り、詔によって斬刑に処された。
表・列伝・史料
『新唐書』巻七十二下 表第十二下 宰相世系二下 崔氏 清河小房
『新唐書』
巻二百二十五下 列伝第一百五十下 逆臣下 黄巣
『資治通鑑』巻二百五十五 唐紀七十一 僖宗 中和三年四月条
外部リンク
最終更新:2024年02月04日 00:30