微睡む流砂の遺産
あらすじ
銀色の瞳の楽師がオドナス王国に留まって二年、王都の人々は変わらぬ繁栄を享受している。王宮では平穏な日々が続いているように見えて、変化は少しずつ始まっていた。属国の王子ナタレは正式に国王侍従として勤め、王女リリンスは西方アートディアス帝国への輿入れが決まりつつある。そしてついに、国王による王太子の指名が行われることになった。様々な人々の思いを孕んで、王国の運命がゆっくりと動き始めた。悲劇の予兆をかすかに漂わせながら。
解説
管理人おすすめ作品の一つ。
『水面の月を抱く国』の続編である。
ド直球な主人公、リリンス様の一挙一動が心地よい快作。
エジプト・ペルシャ系の宮廷ロマンスだが、痴情のもつれが原因で政変が起こったりもする。
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最終更新:2014年06月14日 17:02