水蛇の塔(スウ・クツク遺跡群発掘記)


作品名 水蛇の塔(スウ・クツク遺跡群発掘記)
作者 白えんぴつ 対象読者 インテリ対象
舞台設定 植民地時代 テーマ 探検・捜索
文体 文体論文 作風 作風神秘的
文字数 20,062 執筆状況 完結
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あらすじ

 此の文章は一九○八年、ルブランシュ大学の学会誌「考古学季報("La revue annuelle de l'archeologie", vol.56)」に掲載された至極短い発掘記を日本語に翻訳した物で在る。彼の発掘記は学者のものとは思えぬやうな非科学的な代物であり、掲載を許した大学と史学科は轟々たる非難に晒されたものゝ、焚書を免れ今も仏蘭西各地の大学図書館の奥地で埃を被つてゐる。
 處が、其のまゝ埃を被せてゐれば世の平穏も守られたものを、態々埃を掃って訳者の下に持つて来た筋金入りの物好きがゐた。地方国立大に勤める訳者の友人である。留学中に彼の学会誌を見出した彼は此れを大層面白がり、此れを日本に広めてやる巧い手は無い物かと、かう考えたのだ。
 其の内容は訳者に取りても俄かには信じ難い物で在つたが、己の職分に従ひ、原文に忠実な翻訳を心掛けた。

解説

古いドキュメンタリーを装った怪奇小説です。
発掘による謎解きの要素が多いのでジャンルは探検・捜索ということに。
謎解きや金枝篇のお好きな方は是非。
ある意味ガッチガチのファンタジーです。
旧仮名遣いなのでそこだけ注意してください。カンボジアのことをカンプチアとか呼んでます。



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最終更新:2014年05月27日 15:04