原生都市
あらすじ
生体をデザインする「生体工学」の発展により、鉄と石油から脱却した未来の日本。
市内のギムナジウムに通う少年、拓巳は、デートの最中に木霊をからかおうとその場で怪談をでっちあげる。
「遠くから、フクロウの声が聞こえてくるんだって。
あんまり小さい音だから、風と間違える奴もいるらしい。
だけど、一日、二日、三日と夜を重ねる度に、鳴き声は大きく、近くなる。
そうしていよいよごまかしが効かなくなってきたころに、奴が姿を現すんだ」
夏休みが終わり、拓巳自身も
怪談のことを忘れたが、
拓巳の周りでは例の
怪談が突然広まり出し、ついには拓巳の身にも
怪奇現象が起き始める。
拓巳は聞こえてくる物音が気のせいだと自分に言い聞かせるが、木霊は怪談に怯え、執拗に怪談を信じさせようとする。
とうとう耐えきれなくなった拓巳は警察に駆け込み、模倣犯の存在を示唆されるのだが……
解説
テクノロジーと自然をテーマにした怪談テイストのSFです。
じわじわと広がる拓巳の不安をみっちり描写しました。
公園のシーンにギミックを沢山仕込んでいるので、オチが分かってから読み直すとゾーッときます。
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最終更新:2014年05月29日 13:17