ウィネトカ・プラン(教育原理・学習方法)



ウィネトカ・プランは、アメリカのイリノイ州ウィネトカの小学校で行われた教育的な実験である。
シカゴ大学の実験学校での経験を踏まえたジョン・デューイの著作から触発されたカールトン・ウォッシュバーンが提唱したプラン。
教育的な焦点を子どもたちの創造的な活動や社会的スキルの発達に当てていこうとするものだった。

自習教材、自己修正教材などによって個別化が図られる。
この教育プランは、アメリカ国内を問わず世界的に広まり、カリキュラム設定の焦点を再考するきっかけとなったことで知られている。しかし、昭和の初期に日本へも紹介されたが、広まりはみられなかった。


教育課程を共通必修教科(読・書・算)と集団的・創造的活動(音楽・美術・体育など)の二つに分け、前者は個別学習により完全習得が目指され、生徒たちに教科内容の学習と習得を求めた。一方、後者は集団学習により社会化を促す。また、生徒たちにそれぞれ異なった関心の度合いでの取り組みが許容され、厳密な達成目標も達成度目標も設定されなかった。


そして、個別学習を重視した。
個人差に応じた教育指導と、集団による人間形成を位置づけていることが特徴である。
最終更新:2007年03月06日 23:51