児童中心主義


児童中心主義とは、教師や親によるこどもへの一方的な強制・詰め込みを批判して、こどもの個性、発達段階、置かれた環境などを適切に考慮することで、教育をこどもの自発性を尊重したものにすべきだという考え方である。類似の概念に、進歩主義の教育がある。
ルソー『エミール』 、フレーベル、エレン・ケイ『児童の世紀』 などは、ヨーロッパにおける児童中心主義であり、この思想の先駆けといわれている。また、ジョン・デューイはアメリカにおける児童中心主義者である。

日本における児童中心主義

児童中心主義は、19世紀末の欧米における新教育運動の中より起こり、この考えはわが国にも影響を与え、大正期には日本でも大正自由教育運動が起こった。


りえ
最終更新:2007年08月12日 00:27