ストレス反応
コーピングで対処できなかった場合、ストレスの結果として表れる反応であり、『心理的反応』(認知・行動的反応)と『身体的反応』(生理的反応)がある。心理的反応には抑うつ、不安、イライラ、無気力、絶望などの否定的感情がある。身体的反応には循環器系、消化器系、神経系、皮膚系などでさまざまな症状が挙げられる。すなわち、多くの身体的な病気の原因がストレスによるものであるということが分かっているのである。そしてこのような病気の症状が新たなストレスの原因に加わり、二重の苦しみになってしまう。ストレスにより身体症状が現れる前に早期に
ストレッサーを取り除くよう働きかけることが大切である。
ストレス反応による心身の疾患として
心身症?と
うつ病?(気分障害)が代表的である。
これらは身体症状を主とするが、その診断や治療に心理的要因についての配慮が特に重要な意味を持つとされている。
児童生徒のうつ傾向は年々上昇しており、中1では約1割の生徒にうつ傾向があると言われている。これは社会的葛藤と学業ストレスが主な原因とされている。
最終更新:2007年10月28日 20:18