レヴィン


クルト・レヴィン(Kurt Lewin, 1890年9月9日 - 1947年2月12日)は心理学者である。プロイセンのMogilno(現在はポーランド領)生まれ。ユダヤ人。ゲシュタルト心理学を社会心理学に応用しホドロジー心理学を提唱した。また、アクション・リサーチの提唱者でもある。
フロイトと並ぶ力動論の代表者。ゲシュタルト心理学の影響を強く受け、情緒や動機付けの研究を行った。実践的な理論家として、「よい理論ほど役にたつものはない」という有名な言葉を残した。葛藤(conflict)の3つの基本型を示し、行動の根底にある要求や動機を重視、行動にいたる過程を研究した。(それが力動論) 過程や原因を過去の性的な要因に結びつけがちだったフロイトに対し、彼は、現在の生活空間全体から行動を分析しようとした。ナチスの台頭に伴い1933年にアメリカに渡り、1940年にアメリカの市民権を取得。コーネル大学教授、スタンフォード大学教授を務める。


りえ
最終更新:2007年11月15日 23:29