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ゲーム情報

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メーカー : コナミ 発売日 : 1988/11 ジャンル : ADV

説明

1988年にコナミが送り出した、コマンド選択式アドベンチャーゲーム。 「メタルギアソリッド」シリーズで有名な小島秀夫が制作指揮をした初期の作品であり、舞台は映画「ブレードランナー」をモチーフとしたサイバーパンクな近未来「ネオ・コウベシティ」となっている。

STORY

1991年6月6日モスクワ チェルノートン研究所が謎の大爆発を起こした。 当時密かに開発中であった細菌兵器『ルシファーα』が大気中に漏れるバイオハザードが発生。 上昇気流に乗ったルシファーαは東欧諸国、ユーラシア大陸を襲い、一週間でその約80%を壊滅。 この時、世界の半分が死滅した。

この史上最大のバイオハザードは後に 大惨事 と言われる。 そして、2005年8月。「大惨事」によって国連中立領土とされていた地帯をめぐって第三次世界大戦が勃発。 大惨事を免れたワルシャワ軍の残党に中国が介入して軍事侵攻を図ったものであった。 しかし、中国に対する経済閉鎖政策によって、中国はあっけなく手を引き、わずか6ヶ月で戦争は幕を閉じた。 この戦争を「半年戦争」と呼ぶ。

こうしてつかの間の平和が訪れたが

この時半世紀後に恐るべき真のバイオハザードが世界を再び恐怖に陥れることになろうとは誰が想像しただろうか。

− 50年後 −

人類は異常なる危機に直面していた。 3年前、謎の生命体バイオロイドがネオ・コウベシティに出現した。国籍、目的、正体不明。 彼等は冬になると現れ、人を殺害、密かに本人とすり替わり、社会に浸透していく。

人の皮膚を纏い、汗をかき、血を流す事もできる。極めて有機的、かつ無機体そのもの。オリジナルとの見分けはほとんどつかない。 彼等は人の体を奪い、すり替わることから 『スナッチャー』 と呼ばれた。

これに対抗するため、スナッチャーの処理のみを目的とする特殊警察「JUNKER」が設立された。 JUNKERとは、1年前、対スナッチャー専門課として警察本部に発足したが、今年8月に正式に特殊警察JUNKERとして分課。政府諜報部の直属となり、今に至る。

評価

グラフィック S
音楽 A
システム S
キャラ A+
ストーリー A+
おすすめ度 S
備考 PS版あるも、地雷注意報

レビュー

今まで通して5回はプレイしました。

ADVでそんなに繰り返したゲームは後にも先にも初めてです。

1988年の発売。その当時のADVとしては間違いなく最高の、そして現在までのすべてのADVの中でもゲームとしての完成度としては、最高レベルだと断言できます。

そんなわけでちょっと特別に主要登場人物の一部をご紹介。

ギリアン・シード

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3年前、妻のジェミー・シードとともに「シベリア中立領土」より、第17次シベリア探索隊によって保護される。 現在まで記憶喪失中。妻とは2年前より別居。 軍の長期訓練を経て「JUNKER」として新たにネオ・コウベ・シティに配属された。自宅は南部と北部の居住圏ぎりぎりの20世紀に建てられたマンションである。 ハードボイルドな感じだが、実は意外とひょうきんなおじさん。いつもメタルギアと漫才をしている。

メタルギア

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正式名称、メタルギア mk_2(SR以降) JUNKERをサポートする分析ロボット。センサーとしても使える。 現場での探知・分析・記録・通信など。武装はない。 その他、ギリアンのボケにつっ込むためにも欠かせないパートナーである。

ジャン・ジャック・ギブスン

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55歳 科学警察官 出身 2年前(40年のJUNKERハントの際)に奥さんをスナッチャーに殺され、刑事からJUNKERへ転進。ギリアンが配属されるまで、JUNKER唯一のランナー(捜査員)であった。しかし、ギリアンの配属とともに殉職。ギリアンはもちろん、プレイヤーも彼の生きた顔を直接見ることはできなかった。その上死体がスプラッタであったため、PS版ではモザイクまでかけられた、まさに悲運の人。 一人娘の「カトリーヌ」と二人暮らし。自宅は北野の郊外である。

カトリーヌ・ギブスン

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ギブスンの一人娘。14歳で少女モデルをしている。 B81 W58 H83。上の図に関わらず、普段は服を着ています。 唯一の友達は飼い犬「アリス」(byハリー)であるというちょっと寂しいムスメ。 ちなみにちょっと変わったところがある。

  • 父、ギブスンが死んで様子を見に来たギリアン(恋人でも何でもない)に「本物なら私のスリーサイズを答えて?」と聴く。(答えられるのはストーカーくらいのものだと思いますがいかがでしょうか?)
  • 自宅から逃亡した折、ギリアンの家にピッキングをして忍び込み、勝手にシャワーを浴びる。そして何も知らずに帰ってきたギリアンに対し上の図の行動にでる。そしてそのあとのひと言。 {「これでも私、JUNKERの娘よ。鍵をこじ開けることなんて朝飯前}; きっと育て方を(激しく)間違えたのでしょう……。 お父さんはきっと成仏してません。

ああ…… まだまだキャラ紹介を続けたいのですが、そういうわけにも、まいりません。 このゲームに関しては,いずれ特集ページでも作りたいと思っていますので、キャラ紹介の続きはまたその時ということにいたします。

というわけで、レビュー本論!!

このゲーム。 なにがそんなにすごいのか?

まずは舞台設定。説明でも書きましたとおり、確かに「ブレードランナー」の世界観をモチーフにしており、激しくオリジナリティにあふれている、というわけではありません。しかし、当時のゲームで、その凝った世界観をゲームの中にここまできちんと再現できていたゲームはジャンルを問わずないのではないかと思います。「ネオ・コウベシティ」ということで、近未来の神戸なのかな、ということは容易にわかりますが、その文化は今の神戸よりもさらに「和・洋・中」と入り乱れ、ダウンタウン然とした混沌を感じさせます。ゲーム中に出てくる町並みや、お店、施設それぞれがこの街の雰囲気に実によくマッチしているのです。

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次にキャラ。これもいわゆる設定だけで強い印象を与えようという楽な手法はとっておらず、あくまでもゲームの流れを通じて、プレイヤーにそれぞれが深い印象を与えます。これは物語が作り込まれていないと難しいでしょう。同じくらいの時代に発売されたSFADVの傑作である「JESUS」「Psy-o-Blade」などと比べても、私は両方ともプレイしましたが、プレイ後、長年経った時点で残っているキャラの印象という意味では、このゲームが圧倒的です。

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ゲームシステムもすごい! まあ基本はコマンド選択式のアドベンチャーゲームで、発売当時、それなりにメジャーになってきていたスタイルだと思います。しかし、随所に工夫が凝らされていて、射撃ミニゲームあり、推理が必要な場面あり、(ゲーム内の)コンピューターを使った情報検索、証拠品分析、果てはモンタージュまであり、臨場感を高める仕掛けがてんこ盛りです。そして、評価すべきは、これらの要素がゲーム本編から浮いてないということです。例えば射撃のミニゲームひとつをとっても、すぐ終わるし、難易度も低い。しかし、突然現れた敵に対して間髪入れずにこのゲームが始まる、そのタイミングが絶妙。要するにこれらの仕掛けが「演出」として活きているということなのです。

結局すべてを包括して言えることは、とにかくエンターテイメントに徹しているということでしょうか。 グラフィックも、単にきれいということではなく、細かいところまで世界観を高める工夫を凝らして描き込まれているし、音楽も良い。それに上で述べたシステムも秀逸で、すべての要素がプレイヤーを如何に楽しませるかという一点に集中しているように感じます。ストーリーも、最近あまり使われない「スリルとサスペンス」という言葉がよく似合う息をつかせぬ展開で、しかもその随所にはお笑い要素、おふざけ要素が盛りだくさん。大笑いだけではなくて、ニヤッとできるような要素が多いのも特徴です。

{「まだプレイしていらっしゃらない方は、ぜひ、万難を排してプレイしてほしい!! };

ただ、このゲームは「EGG」でも出ていないんですよね〜。

PS版などもあり、こちらはたまにAmazonなどで見かけますが(もちろん中古)、どうもダメダメみたいです。 {「私は自己所有のソフトからROM化したものを持っていますので、Win上のエミュでプレイできるわけですが……すみません。自慢です……が!! 個人的に仲良くなれば貸し出しをしないでもないかも!! 違法はいやなので、無条件には配布できませんが、まあ、個人的な貸し借りってレベルなら、ということです。 };

それでは締めくくる前にちょっとだけ文句を言っておきましょう。

実はPC版のスナッチャー……完結してない!! 完結編(ACT3)は後に発売されたコンシューマー版のみとなっております。 MSX2版にも完結編あったかもですが、あれはSDスナッチャーというタイトルで、ADVですらないので論外です。

フ・ザ・ケ・ン・ナ

私がラストを知ったのは、ほんの数年前。 ネット上の情報で結末を知りました。 実に発売から15年以上の月日が流れていたのです。 ヒドイヨ。

ただ、それでも、そのACT3がなくても最高のゲームであることには違いありません。

最後にひと言。

あの「ボリュームの仕掛け」…… 今はできないよなぁ…… いろいろ問題ありそうだしなぁ…… でも度肝抜かれたよなぁ…… …… プレイしてないとわからないだろうなぁ……

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最終更新:2008年11月28日 19:13