食糧倉庫
「保存の利くものは倉庫に運べ。まあ、この国じゃ滅多に腐ったりしないが」
「その分冬が長いんですよねえ。酒が美味いのはいいんですけど」
「その分冬が長いんですよねえ。酒が美味いのはいいんですけど」
~~北国の会話~~
L:食糧倉庫 = {
t:名称 = 食糧倉庫(施設)
t:要点 = 食糧倉庫
t:周辺環境 = 備蓄されている食糧,ネズミ捕りのなにか
t:評価 = なし
t:特殊 = {
*食糧倉庫の施設カテゴリ = 藩国施設として扱う。
*毎ターン食料+15万tされる。
}
t:→次のアイドレス = 食品加工工場(施設),陸軍兵站システム(技術),豊饒の大地(施設)
}
わんわん帝國の北の果て。
雪に覆われた大地で、人は生きるための知恵を磨く。
食糧倉庫もその一つだ。
雪に覆われた大地で、人は生きるための知恵を磨く。
食糧倉庫もその一つだ。

1:備蓄の必要性
詩歌藩国では夏が短く、冬が長い。
かのトンボとキリギリスの昔話を引き合いに出すまでもなく、(*1)
冬を豊かに過ごすためには、秋のうちに食料を確保することが不可欠だ。
特にこの国には、真冬の雪深い時期を完全に屋内で過ごす習慣がある。
かのトンボとキリギリスの昔話を引き合いに出すまでもなく、(*1)
冬を豊かに過ごすためには、秋のうちに食料を確保することが不可欠だ。
特にこの国には、真冬の雪深い時期を完全に屋内で過ごす習慣がある。
極端な例では蛇神に使える僧侶の冬眠等が上げられるが、その場合は冬眠前に食料の摂取を大量に行う。
温室栽培の果実などもあるにはあるが、それなりに稀少品である。
食糧の備蓄こそはこの国の生命線なのだ。
温室栽培の果実などもあるにはあるが、それなりに稀少品である。
食糧の備蓄こそはこの国の生命線なのだ。
2:食料の保存
どれだけ大量に食料を確保できたとしても、長期の保存ができなくては意味がない。
次の収穫まで乗り切るために、この国では様々な保存方法が工夫されている。
次の収穫まで乗り切るために、この国では様々な保存方法が工夫されている。
昔は土の中に埋めておいたり、天然の氷室を利用するのが一般的だった。(*2)
時代は移り、食文化や生活様式の変化によって食料の保存方法も多様化していく。
時代は移り、食文化や生活様式の変化によって食料の保存方法も多様化していく。
3:ネズミ捕り
ビールの原料、飼料、食料と多様な用途を持つ穀物類には、様々な天敵がいた。
その一つがネズミであり、この寒い国でたくましく生きてきたネズミ達は数々のトラップを潜り抜け、穀物を食い荒らした。
当事ネズミと喋れるものもなく、守るものと攻めるもの、熾烈な攻防が繰り広げられたと云う。
──【あるハンターの生涯】より
その一つがネズミであり、この寒い国でたくましく生きてきたネズミ達は数々のトラップを潜り抜け、穀物を食い荒らした。
当事ネズミと喋れるものもなく、守るものと攻めるもの、熾烈な攻防が繰り広げられたと云う。
──【あるハンターの生涯】より

ネズミや害虫への対策は食糧倉庫には必須の備えだ。
一般に代表的なものはばね仕掛けのトラップ(*3)や毒饅頭などだが、この国では不評だったようだ。
ほとんどの場合、食糧倉庫の側では猫が飼育された。
自然の食物連鎖に任せる方式を取ったわけだ。(*4)
また、建物自体もネズミの進入を防ぐように工夫されていった。
一般に代表的なものはばね仕掛けのトラップ(*3)や毒饅頭などだが、この国では不評だったようだ。
ほとんどの場合、食糧倉庫の側では猫が飼育された。
自然の食物連鎖に任せる方式を取ったわけだ。(*4)
また、建物自体もネズミの進入を防ぐように工夫されていった。
現在はネズミの騎士が滞在していることもあり、ネズミとの間に一定の協定が存在している。
4:備蓄されている食糧
倉庫に備蓄されている食料品と、その保存方法は次の通り。
穀物類:米、小麦、大麦など。種類別に細かい違いはあるが、湿気のない暗所に保存される。
果実類:常温保存されるが、一部は冷凍したり加工して保存する。
肉類:鳥、豚、牛、カリブーなどの肉は冷凍するか燻製にして保存される。
魚類:肉類同様、冷凍または燻製で保存される。
アルコール:ワインなどは専門の保管施設が存在する。
ジャガイモ:3~10度の冷暗所に保存される。
果実類:常温保存されるが、一部は冷凍したり加工して保存する。
肉類:鳥、豚、牛、カリブーなどの肉は冷凍するか燻製にして保存される。
魚類:肉類同様、冷凍または燻製で保存される。
アルコール:ワインなどは専門の保管施設が存在する。
ジャガイモ:3~10度の冷暗所に保存される。
★コラム★ミ
「 あなたのおじいさんのおじいさん、おばあさんのおばあさんが生まれる前から、そう、ずっーーと昔から私たちは燻製を作っていました。 まず、塩漬けにして味付けと同時に水分を出します。これにより、水分が少なくなり雑菌も死んでしまうのです。 そして、もう一工夫! 乾燥をさせ、 これで、長い冬の間もお肉やお魚が保存出来るし、しかも、美味しい「燻製」が食べられるのですv すごいですね。昔の人の知恵は! そうそう、燻製などの技術だけではありません。 なにか困ったことが起こった時には、あなたのおじいさんやおばあさん…だけではなく、ご近所のおばさんでも大丈夫です。 年上の身近な方に、相談するのも一つの手です。あなたが考え付かない、意外な答えが見つかるかもしれませんよー。 えー。話しがずれてしまいました。こほん。燻製作りの話しに戻ります(笑) 燻製作りの楽しみ方は、いっぱいあります! たとえばー。 ○何を燻製にするか?その材料をどこで手に入れるか?の楽しみ。 お魚を燻製にするなら、あなたのお友達を誘って釣りに行くといいでしょう。お家で飼っている鶏の卵だって、燻製にできるんですよー。 材料を ○下ごしらえから燻煙するまでの、作る過程の楽しみ。 弟、お父さん、おばあさん…家族みんなで、わいわいと作ると楽しいですよー。火を使うから、必ず大人の人と一緒に作ってくださいね。 材料を燻すのに使う木の種類によって香り、味、色付きが違ってくるので、色々試して好みの味にするのも面白いですよ。 詩歌では、燻煙材としてリンゴもよく用いられています。淡白な味とやさしい色に仕上るので、白身のお魚を燻すのがおすすめです。 ○そして、食べる楽しみ! たまには、おかあさんの代わりに朝食を作ってあげましょう!あなたでも、ベーコンエッグなら作れますよね。 おとうさんには、ビールを用意。燻製は、おつまみにもぴったりです!詩歌のビールと一緒に、あなたの手作りソーセージを頬張るおとうさんの姿を想像してみましょう。今から、楽しみになってきます。うきうきです! ○作った燻製を、お裾分けする楽しみ。 あなたの作った燻製を、お友達やご近所さんにお裾分けしましょう。みんなのお家で作ったものを持ち寄って、それぞれの味を食べ比べるのもたのしそうです。 きっとどれも美味しくって、にこにこ笑顔とほんわかうれしい気持ちが、みんなに広がることでしょう。 いろんな楽しみがある燻製作りですが、これで長い厳しい詩歌の冬だって、ほんわか暖かくなること間違えなしです! |
絵とコラム:花陵
文:九音・詩歌
文:九音・詩歌