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コラム3

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匿名ユーザー

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台詞
■好きな演出家の舞台を見てきたあとに書きたくなったネタ

考えるだけなら、クイズをやればいい。素敵な物語を知りたいなら、小説を読めばいい。難しいことを考えたいなら、思想家の本でも読めばいい。想像力を高めたいなら、詩を読めばいい。

だけど僕は、演劇を愛した。他のメディアも好きだけど、演劇がよかった。そのとき、他のものじゃ駄目だって、僕は確信していた。

そこに生身の人がいるから。台詞に魂を込めることができるから。その空間で、リアルタイムにぶつかる言葉が、心が、僕を震わせる。台詞は文字でなく、現実味を帯びてゆく。その瞬間、戯曲は作品になる。舞台は、作品の出来る瞬間に立ち会える、そんな場所だと思っている。



そして僕は、他のネットゲームには興味を抱かなかったのに、人狼が好きだ。このゲームだから好きだ。この感覚は、少し演劇が好きな感覚に似ている。

人狼で、僕はキャラクターと同じ感情になることはないけど、ソウルフルな台詞を吐きたいと、そんなことを望んでいる。役という仮面をかぶりながらも、人は魂を揺さぶりあうことができる筈。

「生かす殺すの場面でのほほんとしていられるか」と言った人がいるそうだ。それを実行したら、場が荒れっぱなしで詰まらない人も多いだろうと思うので、僕はどうしても反対の立場を取るが… 心のどこかに共感するものもある。それはきっと「本気」のにおいを嗅ぎ取っているから。

台詞を考えよう。たまには、いいこと言えるかもしれないし、てんで駄目な日もあるかもしれないけれど。心を込めて、台詞を語ろう。役になろう。っつーか… 脚本書きたいなぁ… 一寸創作意欲に火種がついた、そんな日の呟き。
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