アタッチメント(愛着)がもたらす安心感の神経基盤を明らかにする研究結果が報告されました。
恋人など,アタッチメントの成立している相手の写真を見ていると身体的苦痛の主観評価が低くなります。
今回の研究は,このときにvmPFC(腹内側前頭皮質)が活動していることを明らかにしたものです。
vmPFCは生命にとっての安全・安心を知らせてくれる刺激に反応して活動することが知られている領域です。
恋人はどんな危険が迫ってきても守ってくれる存在であると認識されているということでしょうか。
ソースは,以下の論文です。
Eisenberger, N. I., Master, S. L., Inagaki, T. K., Taylor, S. E., Shirinyan, D., Liebermana, M. D., & Naliboff, B. D. (2011). Attachment figures activate a safety signal-related neural region and reduce pain experience. Proceedings of the National Academy of Sciences,108. doi: 10.1073/pnas.1108239108
最終更新:2011年07月07日 (木) 18時31分15秒
最終更新:2011年07月07日 18:31