『美しさと共感を生む脳-神経美学からみた芸術-』が近日刊行予定です。
美を感じるこころについての脳科学――神経美学については,最近,何冊もの本が日本語で読めるようになってきています。
しかし,その多くは翻訳書であったり,日本語で書かれた本であっても海外での研究成果を中心に扱ったものであったように思います。
そのような中,本書の特色として日本独特の美に関する話題を扱っている点が挙げられるのではないでしょうか。
6章中2つの章では,それぞれ,北斎漫画と能面に関する研究が取り上げられています。
美と共感に関する脳の働き一般に関心のある方にも,これまでの神経美学の紹介に満足できなかった方にも興味深い一冊ではないでしょうか。
最終更新:2013年09月13日 (金) 21時52分50秒
最終更新:2013年09月13日 21:52