誰も居ない部屋に彼女が居る。
彼女の名前は朝倉涼子
今はこの部屋でこの部屋の主シン・アスカとシンの元愛機にして現相棒のデス子と一緒に暮らしている少女だ。
見た目普通の人間だが、彼女はただの人間では無い。
情報統合思念体が造り出した【対有機生命体コンタクト用ヒューマロイドインターフェース】
それが彼女の正体だ。
今日はその彼女の話を聞いてみよう。
朝倉「(その時間の挨拶)今日は私から見たシン君の話の裏側を話すわね。でもここで皆に注意してほしい事が一つだけあるの。
これから話す事はあくまで私の居るこの平行世界のお話しだって事を理解してくれると嬉しいな。だって、理解してくれないと
私は貴方に死んでもらわないといけなくなるから注意してね。」
そう笑顔で言い終わると何やら準備を始める彼女。 数分後、部屋には大きなスクリーンと映写機が用意された。
朝倉「それじゃあ、シン君にとっては【地獄のような天国】の真実のお話を始めるわね。」
すると彼女はある映像を流し出した。
最初に出てきた映像は朝の寝静まっている時間からだ。
その時間に動く人影、何やら荷物をまとめているようだ。
その場面を見ながら彼女が説明をし始めた。
朝倉「朝の五時頃に私は起きて作業を始めるのよ。 理由は情報統合思念体に私の製作したシン君の観察書を送る為。
シンにはこの事をぼかして教えているの、真実は言えないからね。」
ここまで言い終えると彼女は、何やら言いにくそうにしているようだが、少し深呼吸をし終えると彼女はゆっくりと語り始める。
朝倉「だって、その報告書にはシン君の交友関係に訓練に食事のメニューにある情報が書かれている書類、それにその日一週間の会話を
収めたテープにが入っているから。」
この事を言い終えた彼女はこちらの方にゆっくりと向きを変えて、また喋り始めた。
朝倉「これだけ聞いたら私の事をストーカーって言われても仕方ないわね。けど、これにはちゃんと理由が有るの。」
そう言い終えると同時に映像が変わる。
その映像には書類の中身が映し出されている。
朝倉「実は、報告書に入れる書類の中には管理局の上層部と管理局が追跡している時空犯罪者達の動きを書いた書類が入っているの。
何故上層部と犯罪者達の動きを調べているのかって言うと、それにはシン君の能力【時空跳躍】の事が関わってくるのね。」
そう言うと彼女はまた写し変わった映像に指を差して説明を始めた。
朝倉「【時空跳躍】って言うのはね、簡単に言えば色々な次元に何の制約も無く瞬時に跳べる能力の事なの。普通なら時間がかかる時空移動が
瞬時に行える、これだけ言えば大体判るわよね?」
説明を終えた彼女はこちらを見て真剣な表情で喋る。
朝倉「そう、もし犯罪者達にシン君が捕まった場合、この能力の事を彼等は研究するわ。
そしてその研究で彼等がこの能力を手に入れて、しかも自由自在に使えるようになったら全時空は大変な事になる。」
と、言ってきた。
ひと呼吸置いて、続きを話す彼女。
朝倉「幾ら管理局が急いでも彼等はすぐに別世界に逃げる手段があるんだからね。」
そうなれば、時空は彼等時空犯罪者達の思うがままだろう。
でも、と彼女は語り出す。
朝倉「逆に管理局がこの能力を手に入れた場合、今までより速く現場に駆けつける事が出来る。
そうなれば、管理局も今までよりも活動をしやすくなるでしょうね。」
ただし、と彼女は先程まで見せていた表情を曇らせて喋りだした。
朝倉「今はどの組織もその結論(シンを調べて時空跳躍を手に入れる)までは達していないのがまだ救いね。
何故って、その能力を手に入れる為に人体実験を行うには、間違いなくシン君の生死に関わる事になるから。
この能力は自由にコントロールが出来ないから彼自身を使って実験するしか方法が無いの。」
そこまで言って彼女は少し部屋から離れていく。
最終更新:2008年09月23日 21:03