1
喜緑「皆さんこんばんは。アスカ君は、 お仕事(またの名を残業と言います。)をなのはさんと一緒にしている最中ですの
で、私が皆さんのお相手をしますが、私一人では、 つまらないのでレイジングハート・エクセリオン、通称レイハさんに
来て貰いました。」
レイハ「皆さんお久しぶりです。レイジングハート・エクセリオン、 略してレイハです。本日はほんの少しの間ですが、 皆さん
にまた会いに来ました。どうぞ宜しくお願いします。」
喜緑「本当なら、 バルディッシュ・アサルトさんも呼びたかったんですけど既に帰られてました。楽しみにしてらした方には残
念です。」
レイハ「私も彼女とまたこう言う風に擬人としてお話をしたかったですが、 仕方ないです。」
喜緑「とは言え、 あまり長時間の間、 擬人化は出来ないので、 そろそろ本日レイハさんを呼んだ目的を発表しますね。
題して[マスターの為に一肌脱ぎます。 レイハの恋のキューピッド大作戦]です。」
レイハ「……何です? これは。」
喜緑「さっそく、 説明しますね。恋愛に関しては、 何時もyagami 蘭星 便乗に先を越される彼女、 なのはさんを見かねた私が
彼女のデバイスである貴方の力を借りて彼女の恋をお手伝いしようと思います。(本当は、 暇なのでアスカ君を使って遊
びたいだけですが……。)」
レイハ「今、 遊ぶと聞こえた様な気が……?」
喜緑「多分幻聴でしょう。つまり貴方の色仕掛けで、アスカ君を誘惑する事でなのはさんに危機感を持たせようと言う計画で
す。彼女自身、 あの三人なら怖くないと思っているでしょうし、他の相手を警戒して無いでしょうから、 ここでアスカ君
を横から連れて行かれてそうになれば、 [私も本気にならないといけないの!]となる筈です。」
レイハ「……。」
喜緑「(流石に無理でしょうか……?)」
レイハ「……流石です。私には、 考えつかないアイデアです。その作戦、 さっそく実践しましょう。」
喜緑「え? ……えっ、 ええ、 それでは始めましょう(計画通り……です!)」
この後作戦は実行に移され、 シンとレイハは、 冥王の冥王たる由縁を知る事になる……。
ちなみに、 喜緑さんは、
喜緑「レイハさんをけしかけた?何の事でしょう、 良く判りません。」
と上手く追及を逃れていた。
喜緑「今日も(人をからかって)楽しい1日でした。
2
喜緑「何やら新しい方々(極上生徒会)が出てこられたみたいですけど、私より目立とうとはしない方が良いですよ?世の中に
は、 神隠しと言うとても便利な言葉が有りますから。(笑顔)」
奏「まぁ、 それは大変ですね。でしたら、 目立たない様に気をつけないといけませんね。(笑顔)」
シン「あの、 奏会ちょ、「アスカさん、 私の事は、 奏さんまたは奏で良いと言いましたけど?」……奏さんは、 少し行動するだけで目立つって
和泉から聞いてますけど……。」
奏「それが本当なら、 暫く人前に姿を見せない方が宜しいかしら?」
シン「喜緑さんの言う事を間に受けてたら生活出来ませんって。」
喜緑「……(ニヤリ)、 あらあら、 アスカさん。いつから、 私から奏さんに乗り換えられたのですか?……やはり、 私が綺麗過
ぎるから手を出せなくて、 仕方なく奏さんに乗り換えたのですか?」
シン「いっ、 いきなり何言ってるんだ、 あんたは!」
奏「……それは本当なんですか? アスカさん(目が笑ってない笑顔)」
シン「あれは、 喜緑さんの嘘ですから、 気にしないで下さい。」
喜緑「そうやって、 お手頃な女(奏さん)を慰めて作るなんて、 流石はアスカさんですね。」
シン「あんたは少し黙ってて下さい。」
奏「つまり私は、 彼女(喜緑さん)より綺麗でないお手頃な女、 と言う訳ですね?(より目が笑わなくなった笑顔)」
シン「だから違いま、」
喜緑「仕方ないじゃないですか、 アスカさんは、 私の方が貴方より綺麗だと思われているんですから。(満面の笑顔)」
奏「………私、 [とっても]困ったわ。」
シン「それは、 [ガシッ]「あんた……よくも会長の悪口を言ったわね……!」「シン・アスカ! 会長への数々の暴言に対しての説明、 しっかり話
して貰うぞ」和泉、 俺は一言も奏さんの悪口は言って無い!奈々穂さん、 説明しようにもやって無い事は説明出来ない。」
香「問答」
奈々穂「無用だ! さぁ、 ついてこい!」
奏「私もついていきます。貴方の説明が楽しみです。(黒い笑み)」
シン「俺は無実だー!」
喜緑「……、 やはり人間ってからかいがいがありますね。
それでは。(手を振る)」
その後、 隠密(実は最初から見ていたが、 久遠がシンの姿を楽しむ為に黙っている)により誤解がとけるまで延々と説明をさせられた。
3
月曜の朝、 教室に入り、 自分の席に座った直後目の前に凉宮が現れ、 いきなり喋りだした。
ハルヒ「シン! 週末あんたの家で、SOS団主催で一足早くクリスマスパーティーをするから、予定があるなら空けときなさ
い!もし他に用事があるなら全部断わる事!用事なんて入れたらあんた死刑だからね!」
それだけ言うと凉宮は自分の席に戻って行った。
シン「……っておい!……なんなんだよ、 いったい。……取り敢えず、 週末はこれで決まり、 だな。」
断れば、 彼奴等(キョン達他のSOS団員)に迷惑(肉体的にも精神的にも)をかけてしまうし、 何より、 今のこう言う生活を楽しむ自分が居る。
だが、 この時、 目を輝かせてながら俺を見ていた人が居た事に気づいていたら、 すぐにでも凉宮の元に向かい用事があると断りを入れていただろう。……例え結末が変わらないとしても。
??「……これは、 面白そうな事を聞きました。さっそく(多少の虚偽を含めて)皆さんに広めて来ましょう。週末のクリスマ
スパーティーが[色々]と楽しみです。(笑顔)」
それからの数日は、 何事も無く、 平凡な日々を過ごしていた。
少し変なのは、 朝比奈さんや鶴屋さん、 それに涼子がおとなしい過ぎる事位だ。
何時もは、 昼には生きた心地が無い食事の時間だが、 今はそれが無い。
三人共、 忙しいからと一緒に食事をしに来なくなったからだ。
少し寂しい気がするが、 今まで女性三人と食事なんて上手く行き過ぎていたと思い、 谷口や何故かキョン(何でも俺と同じく二人から忙しいと言われたみたいだ)と一緒に飯を食べる。
放課後は、 一人で帰る。
夜も一人で飯(コンビニ弁当など)を食べる。
そして、 今までの事が嘘だったみたいに日々が過ぎていく。ここ数日、 今までの日々を夢に見る。
そして目を醒し一人呟く、「自分の望んだ平凡な日々だろ?」と。
そして、 週末になった。その日の朝早くに、 チャイムが鳴る。それがこれから始まる騒動の幕開けだった……。
ベッドから起きて俺は扉を開ける。すると、
鶴屋「一足早いけど、 メリークリスマスにょろ!」
久しぶりに聞く鶴屋さんの明るい声に俺は寝ぼけていたとは言え暫く呆然としていた。
鶴屋「シン君、 どうかしたのかい?おまぬけな顔なんかしてさ!」
シン「いや、 その……ここ数日顔を合わせて無かったんで少し驚きました。」
すると鶴屋さんが俺を抱き締めて、
鶴屋「確かに、 暫く一人ぼっちにしてごめんにょろ……でも! これからは、 もう一人ぼっちになんかしないさ!」
抱き締められながら、 その言葉を聞いて俺は嬉しいと感じた。
鶴屋「(……計画通りさ。)」
シン「? 何か言いましたか?」
鶴屋「な、 何も言って無いにょろ!」
慌てる鶴屋さんと会話をしていると、
みくる「……鶴屋さん、 何をしているんですか?」
冷たい目を鶴屋さんに向けながら、 SOS団の萌えキャラ朝比奈さんが可愛らしい服装を着て、 それに似合わない無表情で現れた。すると鶴屋さんも笑わない笑みに表情を変える。
鶴屋「何って、 シン君を抱き締めているだけさ。他に何に見えるにょろ?」
と朝比奈さんに向かって言った。
みくる「……ねえ、 シン君。何で、 鶴屋さんなんかに抱き締められているか、 私に判る様に説明してくれませんか?」
説明しないと何か生命の危機を感じ、 俺は、 今まで一人でいた事を鶴屋さんに言うと突然抱き締められたと朝比奈さんに説明した。すると彼女も(途中、 鶴屋さんを俺から剥がして)俺を抱き締めた。
みくる「今まで一人にしてしまってすみませんでした。けど、 これからは、 シン君を寂しい目に遇わせない様に[私が]頑張り
ます。だから、 安心して下さい。」
何処とは言わないが、 鶴屋さんより大きい処が柔らかく俺の顔でぐにぐにと形を変えている。
鶴屋「シン君、 鼻の下が伸びてるにょろ。」
笑わない笑みで鶴屋さんが冷たい声で言ってきた。それを気にせず、
みくる「シン君、 元気になりましたか?」
と朝比奈さんは、 抱き締めるのを止める。一瞬、 まだあれ(何処とは言わない)に埋もれていたいと言う欲望にかられたが、
横に居る常に元気がいっぱいがとりえの筈な先輩がとても冷たい目で見てきたので、 すぐに考えを改める。
みくる「(……にょろにょろ女め、 あんたが邪魔しなかったらシン君は私の虜になってたのに……まぁ、 まだチャンスはありま
すしここは我慢。)取り敢えず、 部屋に入りませんか?私、 シン君の部屋に入るの初めてで緊張します。」
鶴屋「(みくるの思い通りにはさせないよ!)何時までも外に居たら風邪ひくにょろ。まぁ、 みくるには関係無い話さ!」
シン「(……確かに俺は、 平凡な日々に少し寂しさを感じていたけど、 何もここまで騒がしくなるか普通。)」
そう言いながらも、 シンは二人を自分の家に招き入れる。
朝倉「ん~……あら? 皆、 おはよう。今日も良い天気ね。」
すると何故かベッドの中から涼子が出てきた。
鶴屋「……ねえシン君。さっき、 最近は一人ぼっちって言わなかったかい?」
みくる「そうですね。確かに言われてましたよ?」
シン「な、 何で! 涼子が俺の部屋に居るんだ!?」
朝倉「何言ってるの?私と貴方は一緒に住んでるのよ?今更驚いてるなんて、 シン君寝ぼけ過ぎよ?(笑)。」
シン「前にお前、「確かに一緒に住むのは、 色々と問題が有るわね。」って別の部屋を借りたって言ったじゃないか!?」
朝倉「確かに別の部屋を借りたけど、 それが=私の部屋になるなんて少しはやとちりと思わない?」
鶴屋「つまり、」
みくる「シン君は朝倉さんと、」
喜緑「同棲しているんですね。(笑顔)」
その声が聞こえた、 後ろを振り向くと其処には、 喜緑さんが居た。
シン「うわっ! ……いきなり出て来て喋らないで下さいよ、 喜緑さん。」
喜緑「あら、 私だけ除け者ですか?せっかく、 凉宮さんから伝言を預かって来ましたのに……。」
凉宮から伝言?そういえば、 キョンや長門も来ないな?(後、 ついでに古泉も)
シン「まさか、 三人に何かあったんですか!?」
だとしたら一大事だ。
喜緑「いえ。ただ、「私は、 キョンと見回り(要はデート)に行くからパーティーは、 悪いけど延期ね。」だそうです。
ちなみにそれを長門さんに言ったら、 お二人を追跡しに行かれてしまいました。後古泉さんは、 [バイト]だそうです。」
つまり……、 この後おれは、
鶴屋「さっそくだけど、 シン君!これから私と一緒に遊びに行かないかい?丁度時間が空いたからね。今日は、[二人だけ
で!] 沢山遊びまくるにょろ!他の皆は、 悪いけど、 今日はここでお別れさ。」
みくる「鶴屋さん、 シン君はこれから私と一緒に色々な処へ散策に行くので、 お一人で好きなだけ遊んで来てください。
……最近、 夢の中で私、 何故かシン君の事を想いながら空の鍋を掻き回しているんです。そうならない為には、 シン君と一緒に居ないと
行けない気がするんです。」
朝倉「なら、 好きなだけ空の鍋を掻き回し続けていたら良いんじゃないかしら?出来たら一生ね♪ねえシン君。この後、 一緒に
旅行に行かない?流石に海外は無理だけど、 温泉地に行って体を休めましょ?(出来たら混浴の有る所が良いわね。)」
喜緑「(ここは便乗してみましょうか。そうしたら面白そうですし。)行くまでに朝倉さんの殺気で余計に疲れてしまいそうで
すから辞めた方が良いですよ?アスカさんは、 私と部屋でのんびりして居た方が体も心も休まると思います。
ですから皆さん、 お帰りになられた方が良いですよ?」
それぞれが自分の主張をしつつ相手の行動を否定している。
端から見たらハーレム状態だが、 当事者(シン)から見たら、 誰を選んでも残りの彼女達から何をされるか判ったものじゃない地獄絵図だ。
シンは……決断した。
シン「(ここに居たら、 間違いなく誰と過ごすか決めさせられる。なら……逃げるしかない!幸い、 ここには、 鶴屋さんが居
る。彼女達の非常識な力は使う事が無い筈だ。)」
この時、 俺は、[鶴屋さんが]居たら力を使わないと思っていた。
シン「(今がチャンス!)……今だ!」
鶴屋「あっ! シン君待つにょろ!」
……つまりは、
朝倉「鶴屋さんがシン君を探しに[いなくなれば]、 後の三人は力を使うのに支障は無い、」
喜緑「そう言う訳ですよ?アスカさん。」
みくる「シン君……逃げるなんて酷いですよ?(虚ろな目)」
鶴屋「何が何だか良く判らないけど、 シン君、 逃げるなんて酷いにょろ!」
喜緑「(そろそろ仕上げにかかりましょうか。)アスカさん、 仕方ありませんから今日は、 皆さんと一緒にパーティーをしましょ
う。勿論、 逃げたら今度こそ[お仕置き]しますよ?皆さんもそれで良いですね?」
……今になって考える。
俺達は、 喜緑さんに上手く操られていたんじゃないかと。
喜緑「(……少しだけ、 素直になりますか。)あっ、 そうです。忘れていましたけど、 私もしておきましょう。」
そう言うなり背中からギュッと抱き締められた。
そして耳元で
喜緑「私は、 貴方を只からかう為だけでこんな事をする訳ありませんよ?」
そう囁くなり頬にKissをしてきた。……その後の事は、 良く憶えていない。
ただ、 あの喜緑さんにキスされたのが衝撃的で頭がフリーズ状態だったからだ
頭が再開した時、 最初に見たのは、 空になった財布と旬の食材(費用は全部俺)を使った料理を食べている三人の姿だった。
何か言おうしたが、 彼女達の目を見て止めた。どうやら喜緑さんは、 自分に被害が及ぶ前に逃げたようだ。
ちなみにキョンは、 それなりに(つまり楽しく)見回りを三人で無事にしていたらしい。
そうやって、 俺の日常はユカイに続いていく。
おまけ ~そう言えば彼は?~
二人の男が天国と地獄を味わう中、
古泉「…………ふふっ今回は出番ありませんでした。(笑顔)」
そう言いながら、 月曜日からまた始まるであろう騒動の為に色々準備をしたり忙しい古泉でした。
古泉「では、 おわりにします。フーッモッフ!」
おわり
最終更新:2008年09月23日 21:46