1
「今日はなんか特別な衣装を用意したとかって話だけど…」
仕事の案件を探す為、営業に出ていたシンに上司からメールで連絡が入った。
なんでも新衣装が出来たからそれの試着会をするという。
「何がくるのか楽しみだけど、気をつけないとな」
試着するターゲットがアイドルというだけに勿論露出の激しいのもあるのがこの業界だ。
もちろんシンだって年頃な男子なためそれを見るのは嫌ではない、ただしうっかり気を抜く
と持ち前のスキル、ラッキースケベが発動してしまうので素直に喜べないのもあった。
「この前は真に人間ぬんちゃくされたからな、と」
そして事務所に着き、そのままドアを開けるとそこには…
「お帰り~、シン」
何故かバニー服の美希がいた。
「ああ、ただい~ってうわ、なんだそれっ!?」
「新しい衣装だよ、どう?」
「どうって…うおっ貴音もか!」
「あ、あんまりじろじろ見ないでくださらないかしら」
「ふふ、どうだいアスカ君。新衣装は」
と、奥からガウンに身に包みワイングラスをくゆらせる高木社長がやってきた。
「やっぱ社長のせいかよ!ドリクラか!」
「紳士の時間にはまだ早いよ、どうだね新衣装は」
「なんか色々アウトだよ!大体なんでバニーなんですか、季節的には…」
「くっ!」←虎柄ビキニに鬼の角つけた千早
「鬼は鬼でもそっちかよ!」
「残念ながら千早君にバニーはすっぽ抜けてしまうようでね」
「それはそれであ………じゃなくて!もっとスタンダードなもんがあるでしょう!
とりあえず、資料置きに行きますからね!」
「あ、待ちたまえ…行ってしまったか。あっちの部屋は今お雛様衣装の着替え部屋だというのに」
「キャー」 「ウワゴメ…フタエノキワミアッー」
「いつも道理の展開なの」
「いや本当だなはっはっは」
2
シン「はぁっ…」
P「シン君、どうしたんだい。そんな溜息なんかはいちゃって」
シン「いえ、ちょっと」
P「その様子を見ると真達との関係の事で悩んでいるのかな?」
シン「あ、実は…はい」
P「うーん、今担当してるのは伊織と真だったけか。評価は順調みたいだが」
シン「あ、伊織上手くやっているですが真とちょっと…」
P「あーうん、そうだね(適度に甘やかしと躾をしたせいで傍から見ると甘々兄妹にしか見えないからな)」
シン「最近、なんかツンが多めになってきて…。目もあまり合わせてくれないし…。
話もぎこちなくなってきて…。はぁ、伊織にばかりに構いすぎたわけでもないんですけどね」
P「(真君も大変だろうなぁ)」
貴音「あなた様、○ァンタをそんなにあおらないで下さいまし。真さんも最近上がってきている評価と今の自分
の壁にぶつかって戸惑っているだけです。今はしっかりと支えてあげる時期だと思いますわ」
シン「そう…かなぁ、そうだな。うん、俺にはあいつらを支える事しかできないもんな。
よしそうとなれば今日はフ○ンタを飲み明かして、明日へ再出発だ!」
貴音「ほどほどにしてくださいね」
P「………、あとで響経由で真にもっと素直になるように促しとくか」
後日、もっとぎこちない動作になった真がみられたそうだ
3
律子「はぁ…、思ったより天下って狙えないものね」
シン「ん、竜宮小町か?諦めるなって、皆は一番になるって頑張ってんだから。
それぞれ実力はあるんだからまだまだこれからだろ」
律子「そうね、うん。もう少し戦略練って…ん、あそこにいるのはジュピター!!」
冬馬「お、そこにいんのは765プロだな」
シン「あ、どうも」
律子「(私の狙いを見事に打ち砕いてくれた男性アイドルユニット…。
果たしてどんな連中が)」
翔太「赤目君、こっちこないの~?」
北斗「お前なら一緒にめざせれそうな気はするんだけどな」
シン「い、いやぁ。それはちょっと」
律子「な!あんたらねっ…」
冬馬「ま、誰が入っても…俺が一番だけどなっ!!ああ!やはり俺は美しい!!
(曲がり角のミラーに映る自分の姿を見て自分を抱きしめる)」
翔太「ああ、ごめんね凛子。本当に欲しいのは君に決まってるよマイハニー
(ラブ○ラスをやりながら)」
北斗「お前ら…街中では抑え(携帯の着信)ん?何!近所のスーパーで特売だと!
これは…ふふ、今日は豪華な炒飯だグゥレイトォ!!」
シン「(相変わらず北斗は誰かに似てんだよな、誰だったけなぁ)」
律子「(案外楽にいけるかもしれない)」
4
響「あ…、プロデューサー。ちょっと付き合ってもらってもいいですか?」
シン「ん?グローブ?ああ、そういや始球式でなげるんだってな。その練習か?」
響「ええ、まぁ…」
シン「キャッチボールくらいだったらいいぞ」
シュッ、パシィッ!シュッ、パシィッ!
シン「ん?なかなかいい球なげるじゃないか」
響「どうもー、………やっぱりもうちょっとおとなし目に投げた方いいですか?」
シン「え?なんでだよ、こんだけの球投げれるんだったらそれでいいじゃないか」
響「いやーほら、アイドルっぽくだったら」
シン「何いってんだよ、それだったら他の奴にだってできるじゃないか。せっかく
大勢の人が集まってるところでやるんだから響らしくやらないと印象薄くな
っちまうだろ」
響「そ、そうかなぁ」
シン「こんな球投げれるの男でもそうそういないぞ(掌が痛い…)」
響「ん…そっか。そうだね、よーし。じゃあ思いっきりやろう!」
シン「よし、その調子その調子」
響「じゃあ、最後にとっておきの投げますね!」
響「(周りには…うん、木、花、虫…自然のスケールから導き出された黄金長方形。
そして腕だけの筋肉じゃない、体全体の筋肉を…。力の流れをイメージして、
黄金長方形が螺旋を描くように…無限の回転を…)」
貴音「あら、あれは…」
偶然、現場に通りがかった貴音の眼に映ったのは何故か横回転で回り続けるシンの姿だったという。
5
響「はいー、吸ってぇー(コオオオオオオオッ)」
亜美・真美「コオォォォォォッ」
シン「………なぁ、真。亜美と真美がお前らの技とかに興味もって教えてるらしいけど。
さすがに呼吸の整え方ひとつでマジになりすぎなんじゃないか?」
真「え?呼吸法って基本の基本ってゆうか、生命線ですよ?」
シン「だからってなぁ・・・、あんなモノモノしいマスクつけての特訓って!
こんなところパパラッチされたらどんな事になるか」
やよい「うっうっー、周辺にはここにいるみんなしかいませんよー」←水を入れたワイングラスを持って
春香「プロデューサーさんもどうですか?一緒にやりましょうよ」
シン「お前らなぁ、でも一応レッスンを一緒に受けることで見える世界もあるかもな」
真「そうと決まれば………せい!(ドスン)」←シンに見事な腹パンを決める
シン「うごぉぉぉっ、ちょぉぉっ、いきなり何をぉ…」
千早「ああ、もう説明から先にすれば」
貴音「そのまま肺の中の酸素を絞り出して下さいませ、あなた様」
シン「ォォォッ…、コォォォオオオッッッ、真!急に何するんだよ!」
真「(こ、これは…!呼吸の数は少ないのにすでに激しい生命の波動を感じる!
もしかしたからこの人は…とんでもない原石なのかもしれない!!)」
波紋のアイドルプロデューサーの誕生の瞬間であった
最終更新:2013年04月20日 20:30