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なのはクロスの作品集-07


シンの日記
○月△□日
 今日は時空管理局による、闇の書事件に関する泊まりこみの調査があるそうだ。
俺は行ってもジャマになるので、かねてからの打ち合わせ通り、高町家へ泊まることになった。
…なったんだが、転びそうになったなのはにパルマって、マジ切れした恭也さんに殺されかけたり(俺は助けようとしただけだ!)
恭也 「御神不破流の前に立ったことを、不幸と思え!」
 美由希さんのお着替えに出くわしたり(恭也さんがドアを開けたんじゃないですか!)
美由希「だいじょうぶ。高町美由希の小太刀二刀は…恭ちゃん以外には…誰にも、絶対負けないから!」
      • 詳細は後日改めて書くことにしよう。

デス子の日記
同月 同日
マスターは気付いてないようですが、高町家の人々の動きは人間じゃありませんよ!
なんですか『神速』って!他にも『虎切』『薙旋』『閃』…。
木刀とはいえ、何で生きてるんですか、マスター!
なのは隊長が何故あんなに強かったか、わかった気がします。
本人はフルボッコにされた後、御神流の真髄をみたと言い残して倒れましたが、
私には数時間で起き上がったマスターのほうがよっぽど怖かったです。
(本人は全方位S・L・B+ライオネットザンバーよりは痛くなかったといってました)

シンの日記
○月△☆日
忍さんが借りてきたビデオを皆で見ることになった。
なんでも、俺が退屈気味だったのを見越して借りてきたらしい。嬉しいんだが、何で全部ロボット物なんだ?
まあ、わざわざ持って来てもらっといて邪推するのはよそう。
とりあえず、帰ってきたなのはにセットしてもらって(旧式のビデオデッキは使い方がわからない)ビデオを一緒に観賞した。
マサキ「チャージなどさせるものか!」
マサキ「この俺を誰だと思っているのだ?」
マサキ「塵ひとつ残さず、消滅させてやる!」
 あ~なんだろう。なぜか今取り返しのつかないことをしているような…。
みずから破滅の扉を開いたような…。おまけに、なんでさっきからなのは隊長の顔が浮かぶんだ?

デス子の日記
同月 同日
 マスターは本気で気付いてないんでしょうか…。あそこまで的確に死亡フラグを立てるなんて…。
もう最近はわざとやってるんじゃないかって思えてきました。

シンの日記
○月+□日
ようやくはやて達が帰ってきた。処分は軽いって聞いてたのに、皆元気がない。
その理由はリインフォースにあるらしい。
はやて「処罰は保護観察と管理局の仕事に従事で済みそうなんやけど、リインフォースが強力すぎてユニゾンの許可が下りそうにないんよ」
シン「確かにあの強さで暴れまわったら、とんでもないことになりそうだな。」
シグナム「闇の書は他を破壊するための存在になっていたからな、仕方あるまい。」
リインⅠ「申し訳ありません、主はやて」
シャマル「問題は、はやてちゃんのデバイスをどうするかですけど…」
 そのとき、俺はふと思いついた。
シン「なあ、闇の書の一部を使ってリインフォースの妹を作れないか?」
 今思えばあの時この発言をしなければ、リインⅡは歴史から消滅していたかもしれない。
俺は相当危ない橋を渡っているんだと思い出し、ひさびさに冷や汗が流れた。今更だが、はやてがリインⅠとリインⅡのダブルユニゾンなんて事になったら、俺の身が持たないぞ。

デス子の日記
同月 同日
ついに来ましたよ。私がマスターの部屋に隠したシグナムさんの下着を彼女に発見されるそのときが!
これでマスターも一巻の終わり・・・・・と思ったんですが、何故かシグナムさんは顔を真っ赤にして、
「ほどほどにしておけ//////」
 と言ってなにもせず出て行きました。
マスターはもちろん、私もさっぱりわけがわかりませんでした。悔しかったので、今度はシャマルさんの下着を隠しておきます。
追伸
 とうとうマスターはリインフォースさんにもやってしまいました。
彼女のお風呂に遭遇した上、事故って生パルマをかましたのです。案の定、屋根まで飛んだマスターでしたが
リインⅠ「なるほど。これが主はやての言っていたノリ突っ込みというやつか」
 リインフォースさんは全く恥らっていませんでした。これが天然というやつなんでしょうか?

シンの日記
○月△▲日
 女ばかりの場所に住むと決まったときから覚悟はしていたんだ。
でも、自分でも思う。これはあまりにもひどい!
機動六課でもここまでパルマが暴発することはなかったのに・・・。
唯でさえ俺は皆を騙してるんだ。これ以上迷惑はかけたくない。
このままじゃいけないと思った俺は、皆とできるだけ近づかないようにした。
八神家を出て行くことはできなくても、せめて皆に不快な思いはさせたくない。

デス子の日記
同月 同日
 マスターが何故か皆を避けるようになりました。
朝ごはんと夕飯以外はずっと出かけていますし、お風呂も近くの銭湯で済ましています。
はやてちゃん達も心配しています。一体マスターに何があったんでしょうか?

シンの日記
○月△●日
 この間の一件で士朗さんに目をつけられた俺は、道場で御神流を習うことになった。
士郎さん曰く、「君はナイフでの戦いに慣れすぎている。他の武器も使えるようにならなければ臨機応変に対応できない」んだそうだ。
確かにその通りだと思った俺は、早速その日から特訓することにした。
しかし、皆強いなぁ。人間とは思えないよ。俺もあのくらい強ければ足手まといにはならないのにな。

デス子
 今日からマスターは士郎さんに誘われて御神流を習うことになりました。
しかし、高町家ってなんでこんなに戦闘力が高いんでしょう?
アカデミーのナイフ戦でトップだったマスターが霞んで見えます。まあ、頑丈さならダントツでマスターでしょうけど・・・。

シンの日記
○月△Ф日
 皆を避けるのが苦痛になってきた。
前は、ザフトにいた時は、こんなに辛くはなかったはずなのに…。くそっ、俺はいつの間にこんなに弱くなってしまったんだ?
俺ははやて達を守るって約束したのに・・・。 もっと強くならないと皆を守れないのに!
そうだ、俺は憎しみで強くなってきたんだ。 昔の様に何もかも捨てて憎しみに身をゆだねれば、俺はまた強くなれる!
誰でもいい!憎める相手が欲しい!身を焦がすほどの憎しみがわく相手が・・・。
俺を強くしてくれる相手が欲しい!

デス子の日記
同月 同日
マスターが皆を避け始めてから、八神家には元気がなくなりました。
そのことをマスターに告げたら、「気のせいだろう。どのみち、やがては帰らなきゃならないんだ」と言って、相手にしてもらえませんでした。 口には出していなかったけど、その目はとても寂しそうでした。
最近のマスターは皆を騙していることの罪悪感とわざと増やした仕事のせいで、精神的にも肉体的にも疲れきっているようです。
昔みたいに一人で考えすぎて暴走しないといいんですけど・・・。

シンの日記
○月△■日
 体がだるい。昨日の疲れがまだ取れていないんだろうか?
御神流の特訓に深夜まで及ぶ反復訓練、多少の無茶は承知の上だ。 少しふらつくが立ち上がれる。
大丈夫だ。俺はこんなことで負けてられない・・・。

デス子
同月 同日
 マスターは相当無理をしているようです。
でも、私達が何を言ってもまともに取り合ってくれません。 いったいどうしたら・・・。


同月 同日
気が付いたら海鳴大学病院にいた。
記憶をたどってみると、どうやら朝食を食べた後に倒れたらしい。
はやて「あ、まだ起きたらあかんよ」
その声ははやてか。まさか平日だったのに、学校を休んでまで付き添ってくれてたのか?
シン 「・・・・・はやて、学校はどうしたんだ?」
はやて「その前に言う事があるんやないか?」
当たり前の話だが、はやては見るからに怒っていた。
シン 「それは、皆を避けていたことか。それともこうして倒れたことか。」
はやて「八神家の誰にも相談せえへんかったことや」

 そうか、この人は誰よりも家族を大事にする人だったな。
これ以上は誤魔化しきれないと判断して、俺は観念して話し始めた。
シン 「・・・俺は、皆に嘘をついてるんだ。なのに皆はそんな俺に優しくしてくれた。それが俺には辛かったんだ。」
はやて「シン兄は真面目過ぎるんよ。人には誰でも隠し事の一つや二つはあるもんや」
シン 「俺は、皆に迷惑をかけた。お風呂に出くわしたり、胸をもんだり、女性にとっては苦痛だろ。」
はやて「わざとや無いことは守護騎士達もわかってる。胸だってシン兄が来る前には私が揉んでたんや。シン兄、何をそんなに怖がってる?」
シン「怖がる?俺が?」
はやて「そうや。私にはシン兄が何かを怖がっているように見える」
シン「・・・・・怖がってるか、そうかもしれないな」
俺は今までのことを思い返してみる。
シン 「不安だったんだ。八神家はとても居心地がよかった。でも、俺が来たことでそれが壊れるんなら、俺はいないほうがいい。あの暖かさを
    失いたくなかったんだ」
はやて「私達の絆はそんなに簡単に壊れたりせんよ!家族なんだから、信じてあげようって言ったのはシン兄やないか!シン兄は私達のことを家
    族やって思ってないんか!!」
シン 「ちがう!俺は・・・」
はやて「思ってるんやったら、変な遠慮はせんでええ!そんなことされても迷惑なだけや!!」


 それだけ言うとはやては泣き出してしまった。
情けない、俺はいつもこうだ。周りを見ずに一人で突っ走って、いつのまにか大切な人たちを傷つけていく。
そして終わったころに後悔するんだ。
俺は前にもやった様に、はやての頭をやさしくなでた。そういえば、マユが大泣きした時もこうして頭をなでてやってたっけ。
シン 「・・・本当にごめん。ずいぶん心配かけたみたいだな。許してくれ」
はやて「・・うん・・・わかってくれれば・・・・ええんよ」
シン 「本当にごめんな。・・・・それから、その、ありがとう」
俺ははやてに散々謝った後、迎えに来たリインフォースと共に八神家へ帰って来た。
はやて 「シン兄、おかえり」
リインⅠ「お帰りなさい、シン」
シン  「ああ、二人ともただいま」
ずっとこの家に居たはずなのに、俺はなぜだかとても懐かしかった。

デス子
同月 同日
らき☆すけがいつもより激しかったのは、精神的な不安が原因だったんですね。
改めて考えてみると、十年前にたった一人、しかも自分が何気なくした事が歴史を大きく狂わせることになるなんて、
普通なら正気じゃいられませんよ。
マスターは真面目すぎるんですよ。まあ、それがマスターのいいところなんですけど。
ところで、脅かそうとベットの下に潜んでいて出るタイミングを失った私はどうすればいいんでしょうか?


シンの日記
○月△?日
 俺は機動六課に入って変わることが出来た。隊長達の過剰なスキンシップで、あれだけ頑丈だった心の壁はあっさり粉砕された。新人組のおかげで苦手だった人付き合いも慣れてきたし、ヴィヴィオや白レン達も俺の心を癒してくれた。
そして何より、彼女達は俺よりもはるかに強かった。逆に俺が守られるくらいに強かった。
だから、どこか安心していた。必ずみんな帰ってくると。
そのころから俺の心から強くなろうとする欲望が、憎しみが消えていった。

 十年前にきてリインフォースの話を聞いたあの日、無性に怖くなったのを覚えている。
機動六課にいた時には感じなかった『目の前で守りたいものを失う』恐怖。
ステラやマユを失ったときのように、自分が無力だと思い知らされる悲しみ。
もうあんな思いをしたくなかった俺は、再び力を求めた。

だけど、俺はもう誰かに憎しみを抱くことができなくなっていた。
悔しいがあの禿の言葉が頭に浮かぶ。俺の欲しかった力って何だったんだ? 

人を殺せる力? 人を憎める力? 人を守れる力? 人を笑顔にできる力? 人を支えられる力? 

わからないものを考えても仕方がない。俺が今すべきことは、万が一暴走プログラムが再生したときに、
みんなの役に立てるくらいに強くなっておくことだ。
だから後悔しないように、俺は今日も道場で剣を振るっている。
もしかしたら来るかもしれない、絶対に来て欲しくない時に備えるために・・・。

デス子
は~、今日もマスターはがんばってますね~。
あれから八神家の雰囲気も元に戻ったし、万々歳だとは思いますけど。
なんか退屈なんですよね~。前みたいにらき☆すけ~なことも少なくなりましたし、修正プログラムの完成も順調ですし・・・。
あうう、もうポテチがなくなっちゃいました。また、買ってこないと・・・。
退屈だとお菓子の減りも早いですね~。





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最終更新:2008年07月03日 23:49
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