1
アズリア「アティ、災難だな」
アティ「はい?」
アズリア「いや、これは自業自得というものか……ともかく、気を落とすな」
アティ「……あの。話しが見えないんですけど」
アズリア「ん? いや、だからクビの話だ。何、お前ならすぐに新しい職にありつけるさ」
アティ「………………はいぃぃぃぃっ!? クビッ!? 何でですかっ!?」
アズリア「……何だ、知らなかったのか? 職員の間ではもう有名な話なのだが」
アティ「知りませんよそんなこと! どうしてそんなことになってるんです!?」
アズリア「それはだな、グラディス教頭とデュランダル校長が――」
~回想~
タリア「――以上が、今月の被害です」
議長「そうか……酷いものだね、一年三組は」
タリア「騒ぎの中心になっているのは上級生ですが……このクラスの風紀にも問題があると思われます」
議長「ふむ、つまりは担任に問題があるということかね?」
タリア「そう取ってもらって結構ですわ。彼女、優秀には優秀なのですが……」
議長「……やはり駄目かな、彼女では」
~回想終了~
アズリア「――という話をしていたらしいのだ」
アティ「えええええええ!? で、でもクラスだけの問題じゃ……」
アズリア「ついでに言えば、お前自身も多大な被害を出している。他人事では済まんな」
アティ「あううううううう……でもそれはアズリアだって……」
アズリア「お前は担任、私は体育教師。さて、立場の違いは分かったな?」
アティ「うう……薄情ですよぉ……」
アズリア「学生時代は才媛と持てはやされたお前がクビか……ふっ、人生分からんものだ」
アティ「ま、まだ決まったわけじゃないでしょう! 大体私がクビになったらあのクラスの面倒は誰が見るんです!?」
アズリア「統率力に定評のある教師が就く、というのが専らの噂だ。まあそうなるとシュナイゼル教師やマイヤーズ教師、
クシュリナーダ教師……はたまたゲンジ先生やダイテツ先生の可能性もある」
アティ「……なんか、こころなし候補が多い気がするんですけど……」
アズリア「そもそも、担当クラスなぞクジで決まったようなものだからな……別にお前が見込まれたわけではないだろう」
アティ「そ、そんなぁ……私、今クビになったらただでさえ危ない家賃を払えませんよ……」
アズリア「これも運命だ。諦めろ」
タリア「……何の話をしているの?」
アズリア「グラディス教頭……いえ、こいつがクビになるというので激励を送ってやっていたのです」
アティ「激励………………?」
タリア「クビ? どうしてそんな話になっているの?」
アズリア「は? しかし、教頭と校長がその話をしていると……」
タリア「確かに被害は大きいですけど、ただでさえ騒動の多いこの学校で人員を遊ばせておく余裕はないわ。クビになんてしないわよ」
アティ「ほ……本当ですか!? ありがとうございます!」
タリア「た・だ・し! あなたが起こした騒動の被害額は、あなたの給料から天引きします」
アティ「………………はい?」
~シン(正確にはトダカ)宅~
アティ「シン君……トダカ先生……家賃払えないどころか多大な借金背負って路頭に迷ってしまいました……しばらく同居させてください……」
シン「できるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
結局しばらく同居していたら案の定女性陣に見つかってフルボッコ、仕方なくアティ先生の給料は復活しましたとさ。
世の中には因果応報という言葉があったんだな、という電波が走ったんだ。ちょっくら時空の裂け目に飛び込んでくる
最終更新:2008年08月01日 14:37