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名無しさんの学園小ネタ-09

◇yZNthsT9VM氏の作品

学園内を複数の女子生徒達がシンを追いかけ、疾走していた。
「シン、何処におるんや~?」
「隠れてないで出てきなさぁ~い。」
「シン様~何処ですか?」
「もうここにはもういないのかな?」
「シン君、何処行っちゃったんでしょうか?」
そう思ったのか、女子生徒達はそこから立ち去って行った。
いなくなってから物陰からシンが出て来る。

「ふぃ~…やっと行ったか。」
シンが周囲を確認して、歩き出そうとすると…
「あらま、何かと思えば、随分とモテモテじゃない?シン。」
驚いたシンは声のする方を振り向くと見慣れた赤毛とその上に立つ1本の無駄に長い触角が目に止まる。
「な、何だ、ルナか…脅かすなよ。」
「何だとは随分と失礼な言い草ね、折角、「元」恋人が心配して久しぶりに来てやったって言うのに…」

シンと話している上級生の女子生徒の名はルナマリア・ホーク…シンとは「元」恋人の関係だった。
ルナマリアはシンの言葉を聴くと、呆れるような表情に変わる。
「久しぶりに会っても生憎、お前と話している余裕もないから俺はさっさと行くぞ?」
「まぁまぁ、久しぶりに会ったんだからお茶でもしない?」
「えぇ~?」
「ほらほら行くわよ。」
シンはルナマリアに押される様にその場を後にする

シンは中庭のベンチでルナマリアからの奢りで手渡された缶コーヒーを飲んでいた。
ルナマリアはコ○・コーラ(小型ペットボトルサイズ)を豪快に飲んでいた。
「かぁ~!やっぱ良いわねこの一気飲みは。」
「良く一気飲みできるな……」
「慣れよ、慣れ。」
2人は一息付くと話し始める。
「しかし、別れてから環境が随分と変わったわね、アンタ。」
「言うなよ…本当に大変なんだぞ?」
「私はアスランに振られて、アンタはあの子を失って、傷の舐め合いの様に付き合っていたけど…無意味だったわね。」
「そうだよな…」
昔の事の様に懐かしみながら話していた。
「俺ばっかりじゃなく、そっちはどうなんだよ?」
「私?私はしばらく大人しくしているわよ…恋する事に疲れたから…ね」
「そうか…羨ましいよ…俺は別れて間もなく、あんな事態になるし…」
「そうよね、アンタは女子限定学園内アンケート「好きな男子総合ランキング」でレイ、キラ、アスランを抑えて堂々の1位なんだから。
  しかも小等部、中等部、高等部、大学部、特別学科別でも全体の7割弱はアンタに投票しているから驚き桃の木山椒の木よ。」
それを聞いた途端、シンの顔が硬直した。まるで初耳だったように…
「マジか?」
「うん、大マジ♪」
ルナマリアは肯定した。満面の笑みで…

「何で俺ばっかなんだろうな?みんないい加減に諦めてくれないかな…」
「無理ね、アンタを見るみんなの目はアタシから見てもあれは獲物を狙うハンターの目よ。」
「ハンターって……」
「それにアンタも鈍い不利をして、本当は気づいているでしょ?みんな、アンタの事を本当に好きだって事位。」
「一応な……はぁ……」
シンは深いため息をつき、表情も暗くなっていった。
「ほら元気出しなさいよ。それにため息つかないの、でないと幸せが逃げるわよ?」
「もう幸せなんか残っちゃいないよ……」
シンは更に暗くなって行くのがルナマリアには分かった。
「アンタ…やっぱり「あの時」の事、まだ引き摺っている?」
「あの時」…その言葉にシンが反応し、口を開く。
「あぁ……「しかたないんだ、割り切れ」とハイネやアスランには言われたけど、早々割り切れるものじゃないと思って仕方ない。」

シンの脳裏にはある冬の日の出来事が思い浮かんだ。
ベッドの上で横たわる金髪の少女…少女には呼吸器がつけられていた。
シンはその傍らで少女の右手を両手で握り締めながら少女の名前を呼びかけていた。
『ステラ!死んじゃだめだ!ステラッ!!!』
『シ……ン……』
『ステラ…』
『シン……ステラの……事……忘れ……ないで……』
『そんな事言わないで!!ステラッ!!』
『シン………好き…』
―――ピーーーーーッ!!
室内の機材がけたたましい音が鳴らす。
それは金髪の少女…ステラの死を表していた。
『ステラァァァァァッッッ!!!!うあぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!』
シンは室内で泣き叫んでいた。
声が枯れる程であった。
「もう楽になってもいいと思うわよ。」
「だけど……」
「アンタが他の誰かを好きになってもアンタ自身があの子を覚えていれば、あの子はアンタを恨まないわよ。」
「…」
「いい加減に楽になりなさい、アンタがそんな風にしていたら、あの子が自分のせいでアンタがそうなるって思い込んじゃうでしょ?
 それに私は何があってもシンだけの味方だから…ね?」
「うん…ルナ、ありがとう。」
「どういたしまして、それにレイも薄情っぽいけど、本当はアンタの味方だから安心しなさい。」
暫く暗かったシンの表情が明るくなったその時…

「あ~~~!!!シンがおった!!」
「逃がさないからね、シン君。」
「そこを動かないで下さいね!」
「大人しく観念しなさぁ~い。」
斜め後方の方から聞こえてきた声に2人が反応する。
声のするを向くと、先ほどシンを追いかけていた面子だった。
彼女たちは中庭行きの通路を駆け抜け行く。
「やばっ!見つかった。」
「ありゃま、逃げた方が良いんじゃないの?」
「そうするよ、んじゃ、コーヒーご馳走様。」
シンは飲み干したコーヒーの空き缶をゴミ箱に放り投げるとその場から神速の速さで逃げて行く。
ルナマリアはそれを見送る。
「まぁ、何はともあれ、アイツに笑顔が戻れば、それでいっか…」
沈んで行く夕日を見るルナマリアの表情はどこか満足げな表情だった。

スカ「…というわけで二次関数とそれに接する2つの直線に囲まれた部分の面積は、
   二次関数と2つの直線のそれぞれの接点を結んだ直線に囲まれた、つまりこの部分の面積の二倍である。
   これはセンターでもよく出る手法だから…」
スバル「グー…グー…」
シン「(2つの接点のy座標が同じなら三角形から1/6公式で求めた面積を引いて…)」
ティアナ「…ウトウト…」

キーンコーン

スカ「む、では今日はここで終わりとしよう。次回は128、129の問題の解説から始める。
   今回は…そうだな、ランスター君が128を、アスカ君が129を、
   それぞれ授業が始まる前に解答を黒板に書いておいてくれたまえ。2人共、いいね?」
シン「はい」
ティアナ「…え?あ、はい」
スカ「指されていない者も各自次の授業までに解いておくように。以上だ」

がやがや
スバル「あー疲れたぁー!」
ティアナ「何言ってんの、そういうのはちゃんと授業を聞いてた奴が言うものよ。
     あんたは殆ど寝てたでしょ?」
スバル「えへへ、バレてた?数学の時間ってなんか眠くなっちゃうんだよね」
ティアナ「まったく…授業の終わりも気づかないで寝てるどっかの天才変態仮面ならともかく、
     あんたはちゃんとやらないとまた赤点とっちゃうわよ?」

スザク「あ、いたいた。ごめんルルーシュ、古文の教科書忘れちゃったんだ。持ってたら貸し…ルルーシュ?」
ルル「スー…スー…」

シン「そういうティアも後ろから見てた分じゃ、舟漕いでるように見えたけど?」
ティアナ「な!そ、そんなわけないじゃない!」
スバル「なーんだ。ティアだって人のこと言えないじゃん」
ティアナ「ちょっと仮眠取ってただけ!授業はちゃんと聞いてたわよ!」
シン「へいへい。それならノート見せてみろよ?ぜってー蛇しか書いてないからな」
ティアナ「う……」
シン「次の時間で指されてる問題大丈夫かよ?良かったら答え教えてやろうか?」
ティアナ「ふん、結構よ。あんたの力なんか借りなくても自力で解けますから」
シン「あっそ」
レイ「シン、次の生物は移動だ」
イスラ「早くしないとおいてっちゃうよ?」
シン「あ、ちょっと待てよお前ら!」

スバル「あーあ、せっかくシンと一緒に勉強出来るチャンスだったのに(ニヤニヤ)」
ティアナ「う、うるさい!…私たちも早く行くわよ!」
スバル「はいはい、と」

スカが言ってるのは間違ってるかも試練からあしからずw





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最終更新:2008年08月27日 03:27
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