1
シン「……はやて隊長」
はやて「ん?なんやシン」
シン「俺、確か仕事中に貧血で倒れたんでしたよね」
はやて「そうや。ビックリしたで」
シン「で、わざわざ俺を医務室に運んでくれた、と。本当にありがとうございます」
はやて「ええよお礼なんか」
シン「……それはそれとして」はやて「?」
シン「なんで俺、はやて隊長に腕枕されてるんですか?」
はやて「医務室の枕が『なぜか』全部洗濯中だったんよ」
シン「……まぁそれはいいとして」
はやて「ふんふん」
シン「なんで俺達下着姿なんですか?」
はやて「シンを医務室に運ぶ途中で『偶然』ホースの水にぶち当たってなぁ」
シン「それで?」
はやて「ここ全年齢板やし全裸もどうかと思ってな」
シン「……まぁ百歩譲ってそれもいいとして」
はやて「ふんふん」
シン「なんで足を絡めてるんですか?」
はやて「濡れて寒いだろうと思ってな」
シン「……まぁそれもいいとして」
はやて「ふんふん」
シン「……なんで反対側にフェイト隊長がいるんですか?」
フェイト「え?便j…」
シン「すいません、やっぱいいです」
2
ヴィヴィオ「パパー! はい、これあげる!」
シン「これは……」
【かたたたきけん】と書かれた三枚の折り紙
ヴィヴィオ「パパお仕事で疲れてるから……いつでも使ってね!」
シン「あ、ありがとうなヴィヴィオ(かわいいなぁ……財布に入れて御守りにしよっと)」
ヴィヴィオ「じ~~~」
シン「♪~(テレビを見ている)」
ヴィヴィオ「じ~~~」ソワソワ
シン「…………」
ヴィヴィオ「じ~~~」ウズウズ
シン「……一枚使おうかな」
ヴィヴィオ「は~~い!!」
はやて「成程……こういう手もアリやな」
~後日~
はやて「シン、これ受け取ってくれへんか」
シン「ん?なんです?」
【プロポーズ券】×10
シン「( ゚д゚)……」
はやて「な、なるべく早めに使ってや///」モジモジ
シン(……エリオにでもやるか……)
フェイト「はいシン!」
【便乗券】×50
フェイト「便乗してほしいときに……」
シン「必要ないだろ」
3
シン「・・・・・」
なのは「う、あ・・・・・」
フェイト「姉さん・・・・?母さん・・・・?そこに・・・」
スバル「・・・・・うぇぇ」
ティアナ「あれ?皆何倒れてるの?ん、パスタ?」
シン「やめ・・・、・・・アナ、それは・・・・(ガク)」
ティアナ「こ れ 喰 っ て い い か な ?(笑顔)」
ティアナ「ワタシノ・・・カラダハ・・・・ボロボロだ・・・・」
カチャーンとフォークが落ちる音が響き食堂から光が消えていった・・・
4 強襲のはやて
はやて「ふ……ふはははは……」
シン「何がおかしいんだ、アンタって人は!?」
はやて「私の勝ちやな、シン。今ざっと計算してみたけど、世界の半分は女難に染まるで。スレ住人の頑張りすぎや!」
シン「なめるな!」
はやて「シン、何をする気や!?」
シン「たかが女難ひとつ、パルマで押し返してやる!」
はやて「なんやて!? 正気かいな、シン!?」
シン「アンタほど急ぎすぎもしなければ、女性に絶望もしちゃいない!」
はやて「女難は始まっているんやで!」
シン「パルマ・フィオキーナは伊達じゃない!」
シン「なんだ? やめてくれ、こんなことに突き合う必要はない!」
レイ「お前だけに辛い思いはさせん!」
シン「しかし、その補正じゃ! キョンにイスラまで、無理だよ、皆下がれ!」
ルルーシュ「世界がダメになるかならないかなのだ、やってみる価値はある!」
シン「ダメだ! 女性陣からフルボッコにされるだけだぞ! 女装している大河やカズヤまである!」
ディアッカ「うわぁぁぁっ!」
イザーク「ディアッカァ!」
はやて「結局、遅かれ早かれこんな女難だけが広がって世界を圧し潰すんや。ならアンタは、自分の手で私の婿になって贖罪せなあかん。
シン、なんでこれが分からんのや?」
シン「離れろ! パルマの力は!」
はやて「こ、これは……パルマの共振? 男の意志が集中しすぎてオーバーロードしとるんか!? なのに、恐怖は感じへん。
むしろ熱く、欲望を感じるなんて」
シン「何もできないで!」
タクト「光の向こう、男性陣が弾き飛ばされている!」
議長「もっとよく観測しろ! 何が起こっているんだ!?」
はやて「そか……せやけどこの熱さを持った女性達がアンタを欲しがるんや。それを分かるんや、シン!」
シン「分かっているよ! だから世界に、男の意地を見せなきゃならないんだろ!」
はやて「はん! そういう男の割にはユーノに冷たかったやないか!」
シン「俺はマシーンじゃない! 高町隊長をユーノに振り向かせることなんてできない!……だからか!
アンタは高町隊長を邪魔者のように扱って!」
はやて「そうか、ユーノはなのはちゃんを求めてたんか。私はそれに気付かずに、なのはちゃんの当て馬にすることも考えつかなかったんやな」
シン「アンタほどの人が、なんて器量の小さい!」
はやて「シンは私のダーリンになってくれたかもしれない男や! なのに振り向かないあんたに言えたことかいな!」
シン「ダーリン? 俺が!? うわぁっ!」
なのは「……はやてちゃんが」
アティ「高町さん、どうしたんですか!?」
ラミア「女難が世界から離れていくでございますことですことよ」
ことり「そんな!?」
ラクス「女難の浸食率変化、完全に世界から………………………………離れませんわね」
女性陣「やっぱりね」
最終更新:2008年08月22日 19:43