転移戦隊しゃどうみら~ 幕間その二 《添い寝Ⅱ》
シンは自室のベッドに腰掛け、ラミアを待っていた。
就寝時にラミアが添い寝をしてくれるようになってから二週間。
もう大丈夫だ、とシンが言ってもラミアは世話係を命じられた為か譲らず
毎日のように一緒に眠っていた。
「遅いなぁ…ラミアさん」
時計を見て呟くシン。
普段は羞恥心からラミアの添い寝に否定的なシンだが、いざ来ないとなると何故かがっかりしてしまう。
なんだかんだ言って、シンも健全な思春期の男の子といったところである。
「入るぞ」
そう言って入ってきたのはエキドナ・イーサッキ。
ラミアと同じWシリーズの人造人間である。
「エキドナさん?どうしたんですか?」
何かあったのだろうか?
心当たりの無いシンが予想外の来訪者に首をひねっていると
「W17…いや、ラミア・ラヴレスは急な任務で来られなくなった」
「…そうですか」
つい声にまで残念な響きがこもってしまう。
内心、僕って甘えん坊なのかなとシンが更に落ち込もうしているとエキドナの声がそれを遮った。
「よって、今日は私が代わりに君につきそう事になった。よろしく頼む」
「…ハイ……ってえええぇぇぇぇ?!」
最近さけんでばかりだな、なんて思うすらなくシンの思考はショートした。
(エキドナさん添い寝エキドナさん添い寝エキドナさん添い寝エキドナ…)
ラミアとはまた違った感触や香りなどのせいで寝付けずシンの睡眠時間は大きく削れた。
翌日、フラフラになったシンを不審がるラミアに事情を知っているアクセルが言った。
「アイツはラッキースケベって奴なんだな、これが」
最終更新:2008年09月23日 19:50