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~ハマーンさん家のシン君~ 04

お昼休みを告げる鐘が鳴り響きます。主夫と勘違いされがちなシン君ですが、立派な高校生です。
当然、授業も受ければ、クラスメートと共にお弁当だって食べます。
仲良しこよしのメンバーで机をくっ付けてお昼に入ります。
メンバーはシン君、幼稚園からのお友達であり、カミーユ兄さんの生涯の宿敵レイ君。

熱血直情タイプという最近のロボットアニメには逆に欲しいタイプの紅エイジ君。
物語のヒーローなのに、足。コンバトラーVだと、ちづるちゃんの位置ですね。何かが狂ってます。
どうでも良いですが「くれない」じゃなくて「しぐれ」と読みます。紛らわしいですね。

そして、おなじみ服装から何から何まで愉快なルルーシュ君と綺麗なキラ・ヤマトことスザク君。
土の味を舐めさせられたり、腹を刺されたりしてますけど親友。基本ルルーシュ君Mなんで帳尻は合ってるんでしょうね。

てかメンツを見るとレベル高ぇなぁこの男子のグループ、とか思いますね。女子の方々からの熱い視線がガンガン来てます。
でもメンバーが順に、マザコン+彼女っぽい人有り、ゲイ疑惑、シスコン、シスコン、彼女持ちとなってます。
本当にありがとうございました。



スザク「お昼♪お昼♪」
ルルーシュ「スザク…お前2限目が終わったときにも食べてなかったか?」
スザク「嫌だなルルーシュ、あれはブランチだよ」
ルルーシュ「間違っているぞ!!ブランチとはそういう意味ではない!!」

スザク君の頭の中では朝食と昼食の間に食べるのがブランチという事になっているようですね。
俺ルール此処に極まれり、というやつです。
本来なら、ルルーシュ君に負けず劣らずツッコミスキルを生かすのがシン君ですが、彼はなにやらウキウキしながら
カバンからお弁当箱を取り出しています。
ていうか5段の重箱です。

レイ「どうした、シン?やけに嬉しそうじゃないか」
エイジ「お前自分で弁当作ってるんだから今更楽しみでもないだろ?」
シン「へっへ~ん♪今日は違うんだよ」
ルルーシュ「そういえばいつもとは中身の装丁が違うな…」
スザク「そうかな~?」

中身よりもまず五重の塔とでも言うべきお弁当箱にツッコむべきでしょう。
スザク君は相変わらず節穴の目をしています。流石紙袋を被っただけのCCの写真に気付かないだけあります。

ルルーシュ「普段のシンの弁当は、栄養、彩り、盛り付け、全てに無駄の無い配列だが、今日のはいささかぎこちなさが感じられるな…まるで弁当を作り慣れていない者が作ったみたいだ」
シン「さっすがルルーシュ。鋭いな」

ツッコミ役の二人がこの有様なので、ツッコミ不足のまま物語は進みます。

レイ「ほう…という事は誰か……セツコさんあたりが作ってくれたのか?」
シン「レイよくわかったなッ!?」
レイ「まぁな…」(このスレ内で多少ぎこちないお弁当を作りそうな女性といったら彼女くらいだろう…)
エイジ「うぉ、マジかよ!?セツコさんってあのお隣の美人の女子大生だろ?いいな~」
レイ「エイジ…お前リィルとか琉菜とかセシルとかユミはどうした?」
エイジ「何でそこであいつらが出てくるんだ?皆大事なダチだぜ?」

エイジ君は躊躇なく言い切ります。清々しいくらいに迷いのない言葉です。

レイ(可哀想に…)

レイ君、思わず目頭を押さえます。
シスコンというか、そもそも根本的にお兄さん気質のエイジ君は好意を寄せてる娘を『妹みたいなコ』で一刀両断です。
超重斬!!と、ルルーシュっポイ声がどこからともなく聞こえてきそうです。


スザク「へぇ~シンってセツコさんと付き合うようになったんだ?」
ルルーシュ「スザク!!何でお前はそうストレートに…」
シン「べ、別に、付き合うってんじゃなくて//////」


~朝、ハマーンさん家前にて~

カミーユ「シン、朝練に遅れるぞ~」
シン「待ってくれよカミ兄~」
カミーユ「あれ?」
シン「ん?どうしたのカミ兄………ってセツコさん?」

セツコ「あ、ああ、あの、おはようございました!!シン君!!」
シン「おはようございました?」

セツコさん、テンパるあまりオレンジっぽくなってます、口調が。

セツコ「ほぇッ!?あ、じゃなくて、そ、その、あの……」
シン「どうしたのセツコさん?」(覗き込み)
セツコ「(顔近いよぉ////)あ、その、シン君…これ、良かったら……」
シン「お弁当?」
セツコ「いつもその……お料理作ってもらってるから…その、お礼に、もし良かったら…その……//////」
シン「俺に…?」
セツコ「うん……もらって……くれる/////////?」
シン「え、あ、ハイッ、喜んで!!」
セツコ「えへへへ……//////」
シン「あ、そうだ、だったら…これ!!」
セツコ「これって……シン君のお弁当?」
シン「うん、取替えっこ。セツコさん食べてくれる?」
セツコ「ハイッ、喜んで!!……あ…」
シン「ぷっ…セツコさん俺と同じ事言ってる…」


セツコ「うふふふ//////」
シン「あははは/////」

カミーユ(微笑ましいなぁ……)


五段の重箱には誰もツッコミません。

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シン「と、まぁそんなことがあって」


にへらと、だらしなく笑うシン君を前に、仲間たちがヒソヒソと話します。

エイジ『どう思うよ?』
レイ『俺はもう付き合ってしまえば良いと思うのだが』
ルルーシュ『というか既に結論は出ているではないか!!』
スザク『ユフィの作った唐揚げウマーーー』
ルルーシュ『スザク、空気読め!!』

彼女の手作り弁当に舌鼓を打つスザク君は最早あんまり聞いちゃいません。

シン「何か妙に嬉しいな~~♪♪」

レイ『鈍い鈍いと思っていたが自分の感情にも鈍いとは……』

レイ君はそれとなく気付かせてあげるべきか、本人が気付くのを辛抱強く待つべきか考えます。
こういう時、お節介な中学生女子みたいに「告白しちゃいなよ」とか「私も一緒に付いて行ってあげるから」といった
意味不明な理論で余計な事をしないところが彼の美徳です。友達付き添いで告白された日には断れば次の日から総スカンです。


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一方コチラではセツコさんが通う大学もお昼休みになったようです。
セツコさんもウキウキしながらお弁当箱を取り出します。
お昼が待ち遠しくて仕方がなかったようです。その表情には朝っていうか夜3時起きで五重の塔を作成した疲労など微塵も感じられません。

セツコ「講義も終わったし、お弁当~♪♪」
ツィーネ「あらぁ~ん?妙にあんたご機嫌ね~?」
セツコ「ゲッ、ツィーネ…」

いつもイジワルをしてくる同じ課のツィーネさんがセツコさんは苦手です。
ちなみにこのけしからん乳とキャバ嬢も真っ青な服装のお姉さんはセツコさんよりも年上ですが、同学年です。
遊び過ぎて何度目かの留年を食らい続けても屁とも思っていない、見た目通りのツワモノです。

ツィーネ「人の顔見てゲッて何よ、ゲッて……あれ、アンタ今日はお弁当なの?」
ツィーネさん、目敏いです。

セツコ「うん」
セツコさん、素直すぎです。

ツィーネ「料理出来なかったハズじゃ……てか凄く綺麗な出来ね……どれ」

ひょい

セツコ「あああ~~卵焼きが~~」

シン君お手製の甘めの卵焼きはセツコさんの大好きな一品なだけに、セツコさん涙目です。

ツィーネ「ムグムグ……ちょ、何コレ!?美味しいじゃない!!アンタが作ったの、コレ?」
セツコ「うふふふふ、シン君が作ったの」
ツィーネ「シンって……アンタが休み時間にせっせとセーター編んでる相手ね?ってか高1でしょ、その子?」
セツコ「//////////そうよ…」
ツィーネ「ふ~~ん……その子の写メか何か持ってるワケ?」
セツコ「え?持ってるけど…待ち受けにしてるから……あッ」

パシッ

ツィーネ「どれどれ…あら、結構可愛い……」
セツコ「返しなさい!!」
ツィーネ「ふ~ん、アンタ結構面食いなんだ~」
セツコ「べ、別に、私は顔でシン君の事を好きになったわけじゃ……」
ツィーネ「へぇ~好きってところは否定しないんだぁ~?」
セツコ「ッ//////////!?」


ツィーネ(黒髪、色白、赤眼……激ストライクかも~♪♪16歳なら今から私色に染めちゃえばアサキムみたいな
中二にもならないし~♪♪楽しくなってきたわね~)

セツコ「………ツィーネ?アナタまた何かよからぬ事を企んでない……?」


間違いなくたくらんでます。セツコさん、素直すぎるあまり敵を作ってしまったようです。

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ハマーン様「ムッ!?」(ピキーン)

仕事を終え、優雅に紅茶を飲みつつ、シン君お手製のミルクレープに舌鼓を打っていたハマーン様は突如何かをキャッチしたようです。
ハマーン様はどうやら、愛息子の貞操を危険に曝す輩が増えたことに気づいたようです。
しかし、カミーユ兄さんならばオロオロするところですが、ハマーン様は一欠けらも動ずる事無く優雅に日経に目を通します。

ハマーン様「コレくらいの障害は無ければな…」

どうやら、この程度の障害は自分の出る問題ではないと判断したようです。
甘やかすだけが愛じゃない、これぞ正にハマーン様の教育方針です。
最近のモンスターピアレンツにも見習って欲しいものです。

こうして、今日もつつがなく一日が終わります。





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最終更新:2009年01月23日 17:15
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