「~~~~♪ ん?貴方は… あぁ、何時ぞや取材に来るって言ってた人ね?」
「今からお話したいって? ん~…別にいいけど、ちょっと待っててね、もう少しで新しいスペルカード完成だから…」
「うん、之でよし♪ それで、何の御用かしら?」
「ふぅ~ん、シンお兄ちゃんについて聞きたいんだ、別にいいけど… じゃあ、さっき作ったスペルカードの実験に付き合ってくれる?」
「後? ダメダメ、先に付き合ってくれないと取材拒否するよ、それじゃあ、楽しみましょうか♪」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~少女弾幕中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「う~ん、やっぱりあの人間達位に楽しむのは無理かぁ、完成させるには山の神様に手伝ってもらうしかないかしら」
「っと、御免なさい、あんまりあっさり落ちちゃう物だからうっかり取材の事忘れちゃう所だったわ」
「それで、何から話せばいいのかしら? お兄ちゃんとの出会いから?」
「御兄ちゃんと出合ったのは… そうね、私が旧地獄をお散歩してた時よ、なんだか見た事もない鉄の塊の中でお兄さんは眠ってたわ」
「最初はてっきり死んじゃってるかと思ったんだけど、僅かに体が動いてるから生きてるって事がわかったのよ」
「それで見直してみたら御兄さん、結構顔が格好いいでしょ? だから綺麗に殺してエントランスにずっと飾ろうかなと思って近寄ったの」
「そしたら驚き、お兄ちゃんが急に私の事をギュッーーーって抱きしめてきたの、もう本当に驚いたわ、だって気絶してる物だと思ってたから」
「でも、それ以上に驚いたのは抱きついてきたお兄ちゃん、実は気絶したままだったのよ、しかも、私を抱きしめたままゆっくりと泣いてたわ」
「しかも何故かね、無理やり抱きしめられてるって言うのに嫌じゃないの、むしろ心の奥がキューっなってぽかぽかして来たの、不思議だったわ」
「それで一時間くらい抱きしめられてたのかしら? 急にお兄ちゃんの腕の力が弱まって、私は抱きしめられている状態から解放されたの」
「そうそう、その時お兄ちゃんがポツリと一言漏らしたのよね… 上手く聞き取れなかったんだけど… 繭だったかしら? そう、虫の繭、眉毛の方かも」
「お姉ちゃんに後でこの事伝えたら複雑な顔してたのを覚えてる、もしかしたらお姉ちゃんはこの言葉の意味を知ってるのかもね」
「まぁ、それで私は解放されたんだけど、お兄ちゃんを殺して飾る気がなくなっちゃってね、気付いたら地霊殿にお兄ちゃんを連れ帰ってたわ」
「その後は大体お姉ちゃんやお燐に聞いてる? うん、ならお話は早いよね、お兄ちゃんは私のペットになったの、お姉ちゃんじゃなく私のね」
「それで、最初はお姉ちゃんがペット同士で世話させようって、お燐に任せてたんだけど、お燐はお姉ちゃんのペットでしょ?」
「だから、私のペットの世話は私が見なきゃと思って途中でお兄ちゃんの面倒を私がみるようになったの」
「え? 膝枕をしてたってお燐がいってた? ん~… 否定はしないよ、でも、意識してお兄ちゃんの膝枕で眠ってた覚えは無いんだよね」
「こう、気付いたらお兄ちゃんの膝の上で寝てたって感じかな、無意識を扱える私でも解らないうちに寝てることが多かったよ」
「でもね、最近だと私だけじゃなくてお燐やおくう、お姉ちゃんまでお兄ちゃんの膝枕で寝ようとするんだよ、私のペットなのに」
「確かにお姉ちゃんのお陰でお兄ちゃんは元気になったけど、それと之とは話が別だと思わない?」
「でもまぁ、お姉ちゃん達は気付いてないかも知れないけど、お兄ちゃんが元気になったお陰で私も大変になったんだよ」
「お姉さんは直接あった事無いから解らないだろうけど、お兄ちゃん、ちょっととんでもない無意識の使い手なんだよね」
「そう、無意識、お兄ちゃんは一切意識してないんだけど、寧ろ回避しようと意識してる時もあるんだけどついついやっちゃってる事が多いの」
「それは何かって? 簡単な事よ、女性の胸をタッチしちゃうの、たまに押し倒してたりもしてるわ、まるで何かの呪いみたいに」
「うん、さっきも言ったけどお兄ちゃんはわざとはやってないの、寧ろ必死に避けようとしてるんだけど何故か結構良い確率でやっちゃってるわ」
「お姉ちゃんやおくう達だけじゃないわ、地中に住む鬼や橋姫辺りにも最低一回以上はやっちゃってるみたいだし」
「まぁ、お兄ちゃんのその行動は無意識だから私以外に対処できる人がいないのも事実だし、私が見てる範囲でそうなりかけた時には大抵阻止してるわね」
「阻止の方法? 簡単よ、お兄ちゃんとその相手との間にちょっと割り込んじゃえばそれだけでいいもの♪」
「そうしたらお兄ちゃんの無意識の行動も僅かに変わるから、本当は相手の胸を掴んだりしそうな行動が、間に入った私を押し倒すとか抱きつくとかに変わるの」
「本当は其処からさらに対処すればいいんだろうけど、私でもお兄ちゃんの無意識行動には対処しきれないのよね、お姉ちゃんを含めれば三竦みって奴かしら?」
「そう、お姉ちゃんは私に勝てない、けど私はお兄ちゃんの無意識に勝てない、そしてお兄ちゃんはお姉ちゃんに勝てない、そんな関係よ」
「他にもお兄ちゃんについて聞きたい? ん~、お姉さんがさっきの弾幕ごっこに勝ててたら考えたけど、これ以上はダメね、スペルカードも完成できなかったし」
「ん? それじゃあ代わりに質問? 私にとってのシンお兄ちゃんについて?」
「そうね、ぽかぽかで暖かいお日様ね、おくうが作った熱い太陽みたいなものじゃなくて、ぽかぽか陽射しのお日様」
「如何してそう思うかって? だってお兄ちゃんもお日様も、ぽかぽか温める時に『暖めよう』って意識して行動してるわけじゃないでしょ?」
「無意識に暖めてくれるからお日様なのよ、まぁ、地霊殿に住む私からすればシンお兄ちゃんはかけがえのない、代用も効かない唯一のお日様ね」
「そう、唯一のお日様、地霊殿に住む私達からみればお日様なんてどれだけ恋焦がれても滅多に見る事ができないものって事は解るでしょ?」
「まぁ、私はお散歩に出たり、おくう達も外に出たりしてるときに結構見てるけど、それでもやっぱりお兄ちゃんのお日様の方が気持ちいいわ」
「とりあえずこんな所でいいかしら? じゃあ、私はスペルカードの作成に集中するから、又あいましょう、お姉さん♪」
「ん? 今から作るスペルカードの名前だけでも聞きたい? ん~… わかったわ、名前だけ教えてあげる」
「今から作ろうとしてるのは、『地界のぽかぽかお日様』っていうスペルカードよ、そう、お兄ちゃんを基に考えた新しいものよ」
「何でわざわざお兄ちゃんを基にするかって? だってお姉ちゃんとパルスィだけお兄ちゃんを基にスペルカードを作ったなんて悔しいじゃない」
「お兄ちゃんは私のペットなんだから、あくまでお兄ちゃんは私の物なの、それをお姉ちゃん達にも確り教える為にはこうでもしなきゃだめでしょ?」
「ん? 人間に其処まで入れ込むなんて狂ってるって? そうね、お姉ちゃん達も自覚するくらいに皆狂ってるよ、焦がれ狂うほどの恋愛にね♪」
「お姉さんもきっと恋してみるとわかるよ、この、焦がれるほどの恋しさをね♪」
最終更新:2009年02月04日 02:27