風丸

風丸

本名:風丸 一郎太(かぜまる いちろうた)
所属:雷門中ダークエンペラーズイナズマジャパン(2年)
ポジションDFFWMF/DF
背番号:2→10→2
異名:疾風ディフェンダー
声優:西墻 由香

元陸上部で、ゲームによると円堂とは古い付き合い。
帝国学園との練習試合の際、円堂に助っ人を頼まれ、熱意に負けて入部。
陸上部ならではの駿足を活かしてDFとして活躍する。

戦国伊賀島戦の直前に後輩である宮坂の登場で陸上とサッカーで迷うが、
最終的にサッカーを続けることに決めた。
もっとも宮坂が出るまで陸上のことはすっかり忘れて超次元サッカーに没頭していたが。

水色髪ポニーテール。中性的な外見もあり、作品を知らない者は女子と間違えることもある。
なお、40話の大阪ギャルズ戦や、78話で円堂と冬花のデートを覗き見していた際の様子から、
本人は異性に対する免疫はあまりないようだ。
9話でメイド喫茶に潜入した際は一見冷静に見えたが、この分だと恐らく固まっていただけだろう。

出番も主役格に次いで多く、販促グッズでの扱いも優遇されている。
特にブロマイドやポスターなど、小学生よりは「大きいお姉様」をターゲットにした商品が多く、ア○メイトに行けば彼が載っていないグッズは無いと言っても良い。
その割には二期終盤までは個人技が一つだけだったりする。
人気が高いが、DEに関しては批判の声も多い。
更に一之瀬が加入以降には段々影が薄くなっていた。
そもそも「円堂とは古い付き合い」「裏のキャプテン」など、
設定だけ重要キャラ並みなものの実際の扱いはそこまででもなく、
ゲーム一作目ではそこまで能力が高くないキャラなので、よくネタにされた
(一応、炎の風見鶏を覚えるイベントはあるが)。

二期に入ってエイリア学園相手に得意のスピードが通用しなくなり、
吹雪の登場で速さに関して更に霞む(お嬢ゲーム中に「風丸くんを越えるスピード」と発言)。
と同時に本人も自覚しだし、劣等感や焦りを感じだす。
33話で「神のアクアがあれば。世界を救うためなら使っても許されるんじゃないか」と発言。
これは円堂にたしなめられたものの、その後もことあるごとに
「力がほしい」「ヤツらと戦うにはもっとパワーが」とネガティブ発言を繰り返し、
悪堕ちor離脱フラグを立てまくる。
更にネタバレCMでリストラ宣告(の様なもの)という仕打ちを受ける。

ナニワ地下修練場で特訓し、スピードに磨きをかけてイプシロンと再戦。
試合中にはやたらテンションが上がっていたが、引き分けという結果に
「勝てなかった…これだけ頑張ったのに」と悲観的な愚痴を吐いた。
宇宙人イプシロンジェネシスと新チームが登場した時は、
「一体いつになったら終わるんだ」と視聴者の気持ちを代弁するような発言もした。

45話でジェネシスに大敗、圧倒的な力の差に絶望して戦意喪失。
流星ブレードをまともに食らった吹雪が気絶した際も、放置して一人鬱っていた。
技を放ったグランが心配して様子を見に行ったというのに、どっちがチームメイトなんだか状態。
試合後に「もう戦えない、勝てる気がしない」と自ら離脱宣言。
移動手段は不明だが、イナズマキャラバン無しで無事東京に帰還できたらしい。
一部では疾風ダッシュで帰ったんじゃね?とも言われている。

その後は不明。大怪我による離脱というわけではないので、入院はしていないかもしれない。
ところで、発破をかけるにせよ陸上への復帰を迫るにせよ、
この時こそ風丸に声をかけるベストタイミングだったと思われるが、
宮坂をはじめ陸上部の面々は一体何をしていたのだろうか。

なお、ゲームでは離脱に至る経緯が異なっている。
吹雪との間に友情が生まれ、ジェネシス戦で吹雪が動けない分をサポートしようと奮闘、
突出して活躍したことで吉良星二郎に目をつけられ、グランを除くジェネシスメンバーから
ファウルギリギリの集中攻撃を受けて重傷を負う。
病院に搬送され(それすら実は研崎の手下の手引きで)チームから離脱するが、
その際に円堂と決別するかのような意味深なセリフがあった。

63話で久々に出てきた時は大変な事になっていた
これに関しては、ある意味風丸に同情の余地がないわけでもない。
円堂も「エイリア学園と戦うために強くならなくては」と必死になっていたことが
結果的に風丸を追い詰め、エイリア石の力に頼らせたと知り、責任を感じていた。
とは言え、「地球を守るために侵略者サッカーで戦う」という超次元な使命を
中学生にして負わされた円堂はじめ雷門イレブンも、そりゃいっぱいいっぱいだろう。
そこまで考える余裕がなかったのも無理のない話である。
本来ならこのあたりは身近な大人がフォローしてやるべきところだが、基本的に放置。
今のところ責任を取る様子はない。

三期ではFFI日本代表に選抜され、MFとしてスタメン出場。
というか世界に行ける実力があるのなら二期で鬱ってないでもっと頑張ればよかったのではないだろうか。
  • 緑川リュウジの明るいノリや当時のキャラを「努力して作っていた」発言に対し
 「まるで別人だ…」と発言
  • 遅刻してきた虎丸にイヤミを言って場の雰囲気を険悪にした不動に対し
 「なんであんなヤツが代表に選ばれたんだろうな」と発言
 DE時代の必殺技は封印
 「この闘志にどれだけ勇気をもらってきたか」と発言
などなど自身の過去を華麗にスルーする行動が多く、
その度にスレでは「お前が言うな」と突っ込まれている。
おそらく風丸にとってDE時代は黒歴史であり、完全になかったものという扱いなのだろう。
しかし、それに追い討ちをかけるようにキャラポス第二弾では、染岡さんをはじめ他のメンバーが雷門ユニフォームやジャージで爽やかに登場する中、ただ一人DEユニフォーム姿という罰ゲーム状態となってしまった。
キャプテンとして責任を取らされたのか、はたまたピッチピチのユニフォームが大きいお姉様に受けたからなのかは不明。

デザートライオン戦で新必殺技(ゲームでは必殺タクティクス)を披露したかと思えば、
非常に地味な上に得意のスピードも生かせていない。
冬花に「バナナシュート」と普通な名前をつけられたりと、散々な仕打ちに遭っている。
とはいえ、選抜試合の際も何だかとっても曲がるシュートを打っていた。
ボールに回転をかけるのが得意なのかもしれない。
まず陸上で必要とされないスキルである。
余談だが、78話にて公開された私服の色合いがバナナ色っぽいとも言われている。

それらを払拭するかのように、77話ネオジャパン戦では風神の舞という新必殺技を披露。
かなり派手な技で、世界への挑戦!!のPVで先行披露された時から
アニメ作画での再現を不安視する声もあったが、無事にバンクも完成したようである。
83話ファイアードラゴン戦では、壁山綱海と練習していた連携技「竜巻落とし」を
練習もなしにいきなり成功させ、同点に追いついた。
※この件に関し綱海は
 「関係ねぇってそんなの!本当によく決めてくれたぜ!」とコメント。
 つくづく器の大きい、いい人である。
更に発動モーション中という「合体中に攻撃を仕掛けるなど失格です!」と
目金に叱られそうなタイミングで「カオスブレイク」を阻止した。
以前誰かそんな事をしていたので、
実はエイリア石使ってんじゃね?疑惑も浮上しているとかいないとか。

以上の様に三期では試合でも練習でもやけに目立っている。
必殺技もいきなり三つも披露し、そのうち二つで得点。
ディフェンスの面でも必殺技を使わずに大技のカオスブレイク発動阻止をやってのけた。
エイリア石なしでも実力を発揮できるようになったようで何よりである。
二期の風丸同様の悩みを抱えるチームメイトに、ぜひその秘訣を伝授してやってほしいものである。
一方で、活躍しすぎて「何かのフラグでは」と心配する向きもある。

雷門中ではDFDEではFW日本代表ではMFと、チームに応じてポジションを変えている。
何気に吹雪虎丸以上のユーティリティプレイヤーである。
そのせいか「最初からMFやらせとけば良かったのでは?」という声も少なくない。もっともである。

そして、ゲーム3ではとうとうディフェンス技を覚えないという始末。
風丸の説明文も当初は
「しっぷうディフェンダー。円堂とは古い付き合い。」であったが、
「そのスピードはまさにしっぷう!円堂のよき相談相手。」
と変化している。
ここまで来るともうFWでも良かったのではないかという気もする。
またレベルアップで覚える技が全て風属性になるという使いやすさが加わった。
スピードもあり、綱海と同じくDFだがFWとしても活躍できるキャラである。
というかMFかFWでしか活躍できなry

このように、3期ではMFなので異名は「疾風ディフェンダー」では無くなった可能性が高い。

ゲーム3ジ・エンパイア戦ではキャプテンマークがついたが、特にそれに関するイベントはない。
またクリア後は円堂鬼道がチーム不在の時、自動的にキャプテンマークがつくキャラである。
(優先順位は円堂>鬼道>風丸)

94話の予告でキャプテンマークを付けている姿が確認された。
もはや裏のキャプテンではなく副キャプテンである。
元々この時のイナズマジャパンにはは6名ほどおり(吹雪は離脱中)、
元ジェネシスキャプテンのヒロトや、学年的にも上である綱海が出場メンバーにいたが、
任されたのはあんなことになった風丸であった。

94話では円堂鬼道さんという先導的存在の不在時、
突然に判明した試合日程の変更についてイナズマジャパンが困惑する中、
豪炎寺にこれからどうするかを問われた際、他メンバーも風丸へ視線を集める描写がある。
いつの間にかまとめ役として成長していたのかもしれない。
風丸が出場を決めた際は、怖気づいた壁山栗松染岡さんが鼓舞し元気づけるという
あののようなやりとりがあった。

95話では、相手側ボールをカットするべくスライディング→負傷→退場。
栗松と交代し、ヒロトがキャプテンマークを付ける事になった。
得点の可能性が高かった場面を止めたのは評価できるが、
「最初からヒロトに副キャプテンやらせとけよ」という声も少なくない。
これは間違いなく影山のせい

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最終更新:2025年03月24日 18:19