概要
狭義にはクラーラ王女の10月クーデターで蜂起し、あるいは呼応、帰順した
ソフィア王国の陣営やその軍隊を指す。
王党派臨時政府
王党派は内戦において掌握した地域の行政機関として、1929年に王党派臨時政府を設立した。臨時政府は当初クラーラ王女と軍隊による軍制だったが、間もなく1月には戦禍の中議会選挙を実施しヴィエナ県議会と並立して王国臨時議会を設立し、議会から選出される内閣を発足、文民政府を樹立した。これは外交的にはイーゼンステイン王国やアリシア共和国に対して、王党派はあくまで民主主義体制を尊重する姿勢を示す必要があったこと、王党派が民衆の支持を必要としている意思表示と、実際に異なる考えを持つ人々の利害関係を調性し、内戦を総力で戦うために必要な事と判断されたためであった。文民政府は内政における権限を王室から下賜された。軍隊は政府に対して専門的意見を提供し、軍事上必要な措置を要望する権限が認められたが、文民政府は軍隊を優越する事が法律により定められた。
| 文民政府 |
内政および外交を統括するのが文民政府である。文民政府は民主主義と王制の守護を標榜し、イーゼンステイン王国、アリシア共和国との接触を図り、ファシスト・レオネッサに支援を得るとともに牽制した。 |
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| 臨時議会 |
1930年に実施された選挙に基づき成立した議会。ヴィエナ県議会とは並立している。 |
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| 高等裁判所 |
ヴィエナ県に所在する高等裁判所が王党派陣営の最高裁判所を兼務した。文民政府は軍の影響力を抑制するため高等裁判所の権限を拡大し、軍事法廷においても高等裁判所が軍法会議の適法性を監視する制度を設けた。 |
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経済・軍事産業
ソフィア王国では戦争に備えて軍事工場が分散されていたが、軍事工場の置かれていた主要都市はディアナ県のマルビナ市やクラリッサ県のシンシア市であり、王党派が内戦勃発当初より掌握化に置いていたヴィエナ県は内陸で西部を森林と山岳に覆われており工業の規模が小さく、当然軍事工場の規模も小さかった。このため王党派は長期戦の為には倉庫に眠っている武器弾薬を用いざるを得ず、長期戦に不安があった。武器調達の不安はレオネッサの軍事介入による武器支援とシンシア港の攻略である程度改善された。
一方自動車化は非常に遅れた。王党派は軍隊の自動車化を望んでいたが、自動車産業は
議会派支配地域にあり国産自動車を確保することが出来なかった。ファシスト・レオネッサも自動車の供給は消極的であり、王党派は結局内戦を通じて馬を利用せざるを得なかった。
軍隊
ソフィア王国軍
王党派軍隊は国王を最高司令官とするソフィア王国軍を継承する軍隊であるとしており、陸海空の3軍からなる。クラーラ王女を事実上の最高司令官(王党派総司令官)として指揮統制されている。王国軍はクラーラ王女の意向で書類上の部隊を増加させる事よりも、既存の部隊の物資や人員、練度を充実させることを非常に重視した。この結果、王党派は
議会派よりも常に師団数が不足していたが、その充足率は高かった。また、レオネッサ王国より3個黒シャツ師団とレギオン航空団が義勇軍として、アキピテリア共和国軍から第1戦闘団と合同艦隊が参戦し、王党派を軍事的に支え、王党派の最終的な勝利に貢献した。
| 大分類 |
中分類 |
名称 |
編成 |
備考 |
| 陸軍 |
第1軍 |
近衛師団 |
有翼騎兵連隊、2個近衛連隊、砲兵連隊、工兵大隊、後方支援部隊 |
ソフィア王室直卒の精鋭部隊。近衛師団の騎兵連隊はアキピテリア共和国軍の有翼騎兵連隊で、王室と有翼人種の関係の強さを表している。内戦全期間を通じて王党派最強の師団として内戦全期間を通じて勇敢に戦った。 |
| 陸軍 |
第1軍 |
第1師団 |
3個歩兵連隊、砲兵連隊、工兵大隊、後方支援部隊 |
1931年編成完結。内戦中に議会派を逃れ、王党派に帰順した部隊と動員兵からなる歩兵師団。書類上は正規の師団だが、実際には予備師団で、前線部隊の交替要員を派遣し、交替した部隊に休養、再編成、訓練を施す任務を担った。 |
| 陸軍 |
第1軍 |
第2師団 |
3個山岳猟兵連隊、山岳砲兵連隊、工兵大隊、後方支援部隊 |
ヴィエナ側のエーデルワイス山脈で戦闘を想定した山岳部隊で、山岳や森林での偵察、観測、狙撃能力を強化している。重火器も山砲を中心としており、山岳戦での戦闘力に優れていた一方、火砲の牽引もほとんどが人力と馬匹牽引に頼っており戦略的な機動性は劣っていた。 |
| 陸軍 |
第1軍 |
第7師団 |
3個山岳猟兵連隊、山岳砲兵連隊、工兵大隊、後方支援部隊 |
クラリッサ側のエーデルワイス山脈で戦闘を想定した山岳部隊で、山岳や森林での偵察、観測、狙撃能力を強化している。重火器も山砲を中心としており、山岳戦での戦闘力に優れていた一方、火砲の牽引もほとんどが人力と馬匹牽引に頼っており戦略的な機動性は劣っていた。 |
| レオネッサ軍 |
ファシスト義勇軍 |
第136レオーネ機甲師団 |
機甲騎兵戦闘団、戦車連隊、自動車化歩兵連隊、機甲野戦砲兵連隊、機甲対戦車大隊、自動車化工兵大隊、後方支援部隊 |
レオネッサ王国正規軍で、危険な状態に陥っていたファシスト義勇軍を支援する為に投入された。戦車部隊、高度に自動車化された砲兵部隊、そして精鋭ベルサリエリ歩兵を擁する最強の機甲師団であった。 |
| レオネッサ軍 |
ファシスト義勇軍団 |
フィアンメ師団 |
戦車大隊、2個植民地連隊、砲兵連隊、機関銃大隊、工兵大隊、後方支援部隊 |
2個歩兵連隊は植民地部隊から動員。 |
| レオネッサ軍 |
ファシスト義勇軍団 |
レオンチェッロ師団 |
戦車大隊、2個植民地連隊、砲兵連隊、機関銃大隊、工兵大隊、後方支援部隊 |
内戦中期には損失補填の為、2個黒シャツ連隊は2個ソフィア軍歩兵大隊、1個黒シャツ大隊からなる混成歩兵連隊に改編された。 |
| レオネッサ軍 |
ファシスト義勇軍団 |
ヴィンチェーレ師団 |
戦車大隊、2個黒シャツ連隊、砲兵連隊、機関銃大隊、工兵大隊、後方支援部隊 |
内戦中期には損失補填の為、2個黒シャツ連隊は2個ソフィア軍歩兵大隊、1個黒シャツ大隊からなる混成歩兵連隊に改編された。 |
| 海軍 |
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合同艦隊 |
巡洋艦4、駆逐艦9 |
合同艦隊はアキピテリア共和国に駐留していたため、アキピテリア共和国の指揮下にあった。同国が王党派を支援したために合同艦隊は王党派陣営に所属したが、内戦初期までアキピテリア共和国の港湾を母港とし、アキピテリア共和国海軍の指揮でソフィア沿岸で活動した。 |
| 空軍 |
東部防空管区 |
第2航空団 |
3個航空大隊、偵察飛行隊、練習飛行隊 |
王党派の航空部隊。レギオン航空団がファシスト義勇軍管区の航空作戦を担ったことから第2航空団は第1軍(王党派主力)軍管区の航空作戦や防空にあたった。 |
| 空軍 |
東部防空管区 |
第2防空団 |
3個防空連隊、後方支援部隊 |
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| レオネッサ軍 |
ファシスト義勇軍 |
レギオン航空団 |
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ファシスト義勇軍としてレオネッサ王国より派遣される。書類上は義勇軍だが機材、構成人員共にレオネッサ正規軍の部隊である。中型爆撃機や最新型の戦闘機を有し、第2軍軍管区の防空や王党派による攻撃的な航空作戦の主力となる。 |
装備
| 分類 |
備考 |
| 小火器 |
王党派はFNマウザー、ブラウニング等の国産小銃や機関銃を装備し、レオネッサ・ファシスト義勇軍団はカルカノライフル、ブレダ機関銃など、それぞれの国の国産銃火器を装備していたが、王党派は戦争の経過とともに供与されたレオネッサ製銃火器を装備する部隊が増えていった。 |
| 重火器 |
開戦から各種国産火砲を配備していた。レオネッサからの供与砲で最も好まれていたのは旧式ではあったがObice da 100/17 Mod.14で、山砲、野砲兼用砲として山岳師団に集中的に配備された。レオネッサ・ファシスト義勇軍団も32口径47㎜対戦車砲や75㎜野砲を装備していたが、ファシスト義勇軍の大口径砲は旧式で数も少なかった。しかし、レオーネ機甲師団は例外的に高度に機械化された優秀な大砲を多数装備していた。 |
| 装甲車両 |
レオネッサの軍事介入緒戦のレオネッサ・ファシスト義勇軍団にL3軽戦車およびM11/39が配備されていた。L3やM11/39は内戦が進むとともに新型のM13/40および改良型のM14/41、AB41装甲車に更新され、少数のM40突撃砲が配備された。レオネッサ製の装甲車両は内戦を通じて580輌が投入されている。このほかに王党派は40Mニムロード自走砲6輌をアキピテリア共和国から取得した。 |
| 戦闘機 |
内戦勃発前の主力戦闘機としてFOXとともにBULLDOGが運用されていたが、レオネッサ王国の内戦介入により、それまでの旧式機に代わってC.200戦闘機が王党派陣営の主力戦闘機となった。内戦中期にはさらなる新型C.202戦闘機も配備され、C.200、C.202は内戦を通じて452機が投入され、レギオン航空団だけでなく王党派空軍にも配備された。 |
| 戦闘爆撃機 |
内戦勃発前のソフィア王国軍の主力戦闘機はFOXであり、内戦緒戦から中期にかけてFOXは王党派航空部隊の主力機であり続けた。レギオン航空団にはBa.65攻撃機が配備されて緒戦から大いに活躍したが、激しい戦闘で内戦に投入された機体はほぼ全損している。Ba.65に代わる機体としてBa.88が投入されたが、この機体は完全な失敗作であることが間もなく判明し、内戦から引き揚げられただけでなく生産も中止されている。 |
| 爆撃機 |
レギオン航空団にS.79爆撃機が配備され内戦を通じて活躍し、レオネッサ・ファシスト義勇軍を代表する爆撃機なった。一方王党派ではイーゼンステイン王国が王党派への武器輸出を解禁すると軍縮政策前に調達予定だったBATTLEを269機を調達した。王党派は本機を大量に取得したものの、実戦投入後はしばしば手ひどい被害を受けており、練習機や標的曳航機としての運用に切り替えられ、パイロットの育成任務で活躍した。 |
| 艦船 |
合同艦隊はイーゼンステイン王国製のアンフィオン級巡洋艦4隻、C型駆逐艦9隻を内戦前に配備していた。 |
最終更新:2026年08月03日 11:08