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無限桃花の愉快な冒険２４ - (2010/05/04 (火) 18:34:15) の１つ前との変更点

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破滅に至る館内部。
騎士は名乗り上げた後、何の躊躇いもなくEROIxc6GrAの真ん中に飛び降り
大剣に変化した獲物で周りをなぎ払った。死体が一瞬で作られていく。
逃げるEROIxc6GrA。戦おうとするEROIxc6GrA。ただただ呆然とするEROIxc6GrA。
サロンは一瞬にして地獄と化した。
EROIxc6GrAはそれを眺めている。
あまりにも現実味のないその惨劇を。積み重なっていく死体を。
横から誰かがぶつかり、尻餅を着く。
ゆっくりと横を見るとEROIxc6GrAが倒れていた。その側には腕が一つ落ちている。
EROIxc6GrAの服は赤く濡れていた。
「そんな顔しなくても……私の腕じゃないよ……」
EROIxc6GrAが二本の腕で桃花に抱きつく。体の力がふと抜けた。
EROIxc6GrAは桃花に肩を借りて、立ち上がると近くにあった手を蹴り飛ばした。
「死を司る者よ。破壊されし者に仮初の命を与えたまえ」
トンと床を叩くと血まみれの床の中に一本の曲線が浮かび上がり、薄い光の壁が出来あがる。
先ほど曲線内に蹴った腕が近くの死体と繋がっていき、一つの人型になっていく。
「な、なにこれ……」
「ゾンビよ。足止めなんだから早く逃げるわよ」
「そんな……ひどいじゃないか！」
ぐいっと首元を掴み、引き寄せられる。怒りに満ちた眼がそこにあった。
「死にたくなければ動きなさい」
手から開放されて、体が床に落ちる。EROIxc6GrAが離れていく。
追いかけなきゃ行けない。ここにいても殺されるだけ。なのに足が動かない。
今度は後ろから引っ張られて体が持ち上がる。気付いたら体が人の肩に載っていた。
反対側の肩にはEROIxc6GrAが乗っている。
「少し我慢しろよ」
EROIxc6GrAに背負われて、桃花たちはサロンから逃げ出した。

続く

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#left(){[[無限桃花の愉快な冒険２３]]}#right(){[[無限桃花の愉快な冒険２５]]}
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破滅に至る館内部。
騎士は名乗り上げた後、何の躊躇いもなく無限桃花の真ん中に飛び降り
大剣に変化した獲物で周りをなぎ払った。死体が一瞬で作られていく。
逃げる桃花。戦おうとする桃花。ただただ呆然とする桃花。
サロンは一瞬にして地獄と化した。
無限桃花はそれを眺めている。
あまりにも現実味のないその惨劇を。積み重なっていく死体を。
横から誰かがぶつかり、尻餅を着く。
ゆっくりと横を見ると眼鏡桃花が倒れていた。その側には腕が一つ落ちている。
眼鏡桃花の服は赤く濡れていた。
「そんな顔しなくても……私の腕じゃないよ……」
眼鏡桃花が二本の腕で桃花に抱きつく。体の力がふと抜けた。
眼鏡桃花は桃花に肩を借りて、立ち上がると近くにあった手を蹴り飛ばした。
「死を司る者よ。破壊されし者に仮初の命を与えたまえ」
トンと床を叩くと血まみれの床の中に一本の曲線が浮かび上がり、薄い光の壁が出来あがる。
先ほど曲線内に蹴った腕が近くの死体と繋がっていき、一つの人型になっていく。
「な、なにこれ……」
「ゾンビよ。足止めなんだから早く逃げるわよ」
「そんな……ひどいじゃないか！」
ぐいっと首元を掴み、引き寄せられる。怒りに満ちた眼がそこにあった。
「死にたくなければ動きなさい」
手から開放されて、体が床に落ちる。眼鏡桃花が離れていく。
追いかけなきゃ行けない。ここにいても殺されるだけ。なのに足が動かない。
今度は後ろから引っ張られて体が持ち上がる。気付いたら体が人の肩に載っていた。
反対側の肩には眼鏡桃花が乗っている。
「少し我慢しろよ」
大人桃花に背負われて、桃花たちはサロンから逃げ出した。

続く

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