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*ガンダム00X 第4話
※[[第3話>ガンダム総合スレ「ガンダム00X 第3話」]]からの続き
103 :00病:2010/11/14(日) 23:59:04 ID:o8Eo79h+
『!?新型か!』
ジノの放った粒子ビームは、敵に届く前に 粒子ごと 斬られる。
『GNフィールドと同じ効果か!』
ジノは、とっさに理解し接近戦へと持ち込んだ。そしてGNシザーソードを振り下ろす。
敵も防いではいるが、ツインドライヴの前には、擬似太陽炉は敵ではない。
と 思っていたのだが、すぐに打ち破られることとなる。
『お主…違うな!』
敵の腕が動いたのを見たときにはすでに遅かった。
『!うああっ!』
ヴァードの両腕が切断され、バランスを崩しそのまま海面へと落下してしまった。
『終わりだ…』
ジノは両目を閉じた。死を覚悟したのだ。隙だらけのヴァードに敵が粒子ビームを撃てばそれで終わる。
しかし、それは叶わなかった。
『ジノ!』
『…エル!』
エクシアがGNシールドを上に掲げ防いでくれているのだ。
『おまえにゃ、借りがあるからな!』
そして、ジノはぼろぼろのヴァードを引きずり帰還した。
『…名を問う。』
『エル・グラード。』
名前は、A級の守秘義務だが続ける。
『いい名だ…斬り甲斐がある!』
敵機が実体剣を振り上げ接近する。
エルも、GNソード改をソードモードへと変えて身構える。
しかし、その両機に通信が届く。
『タイムオーバーよ。帰投して。』
『大尉、我が方はジンクスを5機失いました。撤退を。』
籐堂は、しばらく黙っていたが
『…エル・グラード。また合間見えよう。』
と言い残し敵機は去っていった。
そして、敵機に背を向けないようにしてエルも帰投した。
『エクシア、着艦。』
エルはヘルメットを脱ぎ、ウインチロープで床へと降りた。
そして、コンテナ内のエクシアの隣のヴァードを見る。
人間の二の腕の部分から下まですっぱり斬れている。その下で頭を掻き毟っているのは、
メカニックのオラージュだ。
「ったく、ほとんど大破じゃねぇかよまったく…」
その姿に少し笑いながらコンテナ内の兵員待機所へと行くと、待ちかまえていたかの様にジノが立っていた。
壁にもたれていた体を起こしつつ、
「すまねぇ…俺のミスを負わしちまった。この通りだ。」
ジノが床に頭を付け土下座する。
「ちょっ、ちょっと止めなよジノ、気にしてないからさ、な?」
その言葉にジノの顔がぱっと破顔する。
「そうか!それは良かった!本当に気にしてないんだな?」
それにエルが答える。
「ああ。それにお前には一回借りがあるからな。」
「じゃあこれからは協力しような!」
「ああ。」
二人は友情の証として初めて握手をした。
※続きは、[[第5話>ガンダム総合スレ「ガンダム00X 第5話」]]へ
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