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*キャラスレバックヤード。言い訳の回 作者:◆wHsYL8cZCc 投稿日時:2011/02/16(水) 05:48:09 ---- 「おらおらおらおら」 「あっ! あっ! あっ! らめぇ!」 悪世巣桃花。 寄生の一体である悪世巣が桃花に寄生した状態。最近でこそあまり見ないが、解除されたとの報告も無いのでおそらくそのまま。つまり、いつでもどこでも悪世巣と桃花は一緒なのだ。 「久しぶりに出て来たねアンタ」 「暇なのでな」 お馴染み不思議な世界の狭間。 正座して座る桃花の膝の上には、一匹の人語を操る狐。悪世巣である。 普段は桃花の中で大人しくしているが、猫のようにたまに出て来てはこうして桃花にじゃれている。今までなぜそのような事が語られなかったかと言われれば仕方ない。今考えたのだから。 「うーん。やはりたまには外の空気も吸わねば」 寄生しっぱなしも疲れる様で、びろーんと伸びをして桃花の膝の上でごろごろ。羨ましいとおもった奴よ、勘違いしてはいけない。一匹の動物が懐いているだけなのだから。 「はぁ……」 「元気がないな。どうした?」 「どうもこうも……。最近妹ばかりで私置いてけぼりだなぁーって」 「別のスレで大活躍ではないか」 「アレは……。その……。そうだけどさぁ」 「妹が羨ましいか?」 「……ちょっと」 「仕方あるまい。元々中の人が妹のほうがお気に入りだったそうだし。それに板レベルでは桃花のほうが認知度は高いはず」 「そうだけど」 「それに外伝で出番があるらしいではないか」 「……ほんと?」 「うむ。本編に手がつかないのでネタ消化に走るそうだ」 「久しぶりに主役なの?」 「それも結構がっつりやるやしいぞ。良かったではないか」 「主役かぁ」 「いいな。いくら頑張っても我等は脇役」 「アンタは裏設定じゃ私達より強いじゃん」 「寄生で無ければな。本編でも寄生だから桃花に負けた訳だし、寄生で無ければ元々出番がありようもないし……」 「アンタも大変ね」 「そうでもない。出ようも無ければ悩む事もない。たまに出て来て撫でてくれれば満足」 「……うりうりうり」 「うぁ! ふぁあああ!」 実は最強の大妖怪である悪世巣。今でこそ単なる人によく馴れた狐だが、日本中どこにでもある神社で祭られているお稲荷さんがその正体。最強で然るべし。なぜか桃花大好きで寄生しちゃった程懐いているが、悪意はないので桃花もほっぽって居る。 「慣れたらアンタ可愛いね」 「動物好きだろう?」 「うん」 「ただの狐がじゃれてるんだ。それは可愛いに決まっている」 「自分で言う?」 「言っちゃう」 「肉球ほれほれ」 「あっ、らめぇ! くすぐったいよぉ!」 ちなみに悪世巣は雌です。 猫や犬も肉球の間を弄るとくすぐったがる。狐も同様な様子。犬はたまにビクともしない奴いるけど。 「で、今回のgdgdな話の真意は何?」 「単なるプロモーション兼言い訳だ」 「中の人大丈夫なの?」 「なんとかなるんじゃないのか?」 「にしてもバックヤードってテキトーな世界ね」 「そういうのがやりたくてあえてテキトーな世界観らしいぞ」 「へぇ」 桃花が単に動物とじゃれあう回でしたとさ。おわり。 ---- [[無限桃花単発作品まとめに戻る>無限桃花単発作品群]]
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