創作発表板@wiki内検索 / 「日のあたる仄暗い雑居ビルと春を売る少女」で検索した結果

検索 :
  • 白亜記/日のあたる仄暗い雑居ビルと春を売る少女
    Top 創発発のキャラクター総合 白亜記 日のあたる仄暗い雑居ビルと春を売る少女 日のあたる仄暗い雑居ビルと春を売る少女 「おぉ……」 最初に出たのは感動の言葉だった。 ぎしぎしとなる梯子を上り、見張り台の天辺にまで来た私を待っていた一面の銀世界。 私たちの家の周りは一番最初に片付けたため何もない更地となっている。 そのため降り積もった雪は一切の歪みなく平らに遠くまで続いていた。 村にいたころでもこんな綺麗な景色はそうそう見なかった。 まだ雪は降り止んでいないので少々寒い。とりあえずの景色は見れたので早々に撤退することにした。 「外、どうだった?」 家に戻り、暖炉の前を陣取っている亀の横に割り込む。 「綺麗な雪景色だったよ」 「そうかい。結構積もってそうだな。嫌だな」 「さすがに作業は出来ないな。ヘッセは?」 「知らぬ。それよりかもっとそっち行っ...
  • 白亜記
    ...れた遺跡と暗殺姉妹 日のあたる仄暗い雑居ビルと春を売る少女 囲われた城と心飲む女王 黄昏の国と恋した乙女 霧の社と無限の巫女 時の牢獄と英雄たち 朝焼けの空と幸福な観測者 決戦場と無限使い 西方の島とギャンブラー 夕飯時の住宅とエプロンの女子高生 授業中の学校と目覚めし魔術師 集落と両道の戦士たち 滅び行く世界と救世の英雄 『        』 創発の館と数多の無限桃花 楽園と守護者 小さな物語の小さな結末 ものがたり 昼寝日和 創作部の通り雨 海と山と狼と 夏の音 決意 迷い 夢の終わり 第二十次襲撃者撃退戦 眠れる物語 関連作 無限桃花の愉快な冒険 創発発のキャラクター総合に戻る ページ最上部へ
  • 白亜記/木に飲まれた遺跡と暗殺姉妹
    ...ーラー服 日のあたる仄暗い雑居ビルと春を売る少女 白亜記まとめに戻る
  • 白亜記/囲われた城と心飲む女王
    ...ない。 日のあたる仄暗い雑居ビルと春を売る少女 黄昏の国と恋した乙女 白亜記まとめに戻る
  • Report'From the AnotherWorld:設定
    Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 閉鎖都市・ 閉鎖都市人物設定 「Report From the AnotherWorld」設定 クリーヴ・サラハン クリーヴ・サラハン 三十歳くらい。戦場カメラマン 髪は栗色。目はグリーン。出身は不明。 ジャコモ ジャコモ 閉鎖都市、廃民街の出身。 黒髪もじゃもじゃのイタリア系。四十歳くらい。 日本語と英語とフランス語を操る。まだあるかも。 イタリア人を主張するクセにイタリア語は喋れない。 ジェイコブとかヤコブとか呼ぶと怒る。 千尋 千尋 日系美女。二十代半ばくらい。日本語しか喋れない。 廃民街の日系が多いストリートの雑居ビル一階で飲食店を経営している。 ちなみにクリーヴ達に振る舞ったのはがんもどき。 レヴァン レヴァン 某国の軍人でクリーヴの友人。階級は少佐。...
  • 白亜記/とある少女
    Top 創発発のキャラクター総合 白亜記 とある少女 とある少女 とある少女にまつわる話をしよう。 彼女はまだ平和だった頃、最果ての地にある村で捨てられているのが発見された。 齢は三つほどだろうか。肌や髪の色はこの辺りの人々と異なり、また言葉を喋らない。 そして手には白亜色の石のようなもので出来た腕輪をはめていた。 村人は彼女を迎え入れるかどうかで大いに争った。 当時、大国の一つが魔界の門を開き、異界の化け物を引きつれ世界征服をし始めた頃で この最果ての地にも少ないながらもその魔物たちが進行してきていた。 もしもこの娘が魔物の子供だとしたら? そういった不安が村人たちに広まっていたのだ。 魔術師がいればわかるかもしれないがそういった類の者はいない。 そんな論争を止めたのはその村の大地主の一人だった。 「こいつは俺が引き受ける。何かがあれば全責任を負...
  • ゴミ箱の中の子供達 第9話
    Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 閉鎖都市・「ゴミ箱の中の子供達」 第9話 ゴミ箱の中の子供達 第9話  閉鎖都市南西部団地通称"ホームランド"に程近い雑居ビルの一室で、武器商サイガ・イズマッシュ書架 のファイルをシュレッダーにかけていた。震える手先で書類をシュレッダーに入れていく様は何かに急か されているように見える。事実イズマッシュは焦っていた。  事の発端は数時間前の市営チャンネルのニュース番組までさかのぼる。  コーヒーの空き缶が過半を占拠する机に足を放り出して、イズマッシュは前日と同じように中古の壁掛け テレビを見つめていた。テレビもまたいつも通りの定時のニュースを放送しており、やれ中東部商業区で 強盗事件が起きただの、やれ自警団員が盗撮事件を起こしただの、ありきたりでどうでもよい情報ばかりを 垂れ流してい...
  • 温泉界へご招待 ~天野翔太の場合~
    Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 温泉界・温泉界へご招待 ~天野翔太の場合~ 温泉界へご招待 ~天野翔太の場合~ 「くそ、放せよ」 この何日か、全く訳の分からない事態が続いている。 三日前は変なおっさんに殺された 二日前は気づいたら地獄にいた で、昨日なぜか鬼に追いかけられるハメになり、 今日は逃げている途中で何者かに腕を掴まれた。 「くっそ、なんなんだよ、一体」 掴んだ手のの主を見る。いなかった。 虚空に浮かんだ鏡から、手だけが伸びて俺の腕を掴んでいた。 「ひっ」 一気にパニックになりかける。 しかし寸前で思いとどまった。 そう、そうだ。力だ。 俺の力を使えばいい。 抵抗を続けながら集中。鏡の、その先を視る! 先には、少女がいた。 向こう側へ必死になって引っ張ろうとしている少女。彼女...
  • Report'From the AnotherWorld 第2話
    Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 閉鎖都市・Report From the AnotherWorld Report From the AnotherWorld 第2話 「いい眺めだ……」  空は一面の星空だった。  生い茂る草は毛布のように身体を柔らかく支えてくれる。露がおりている為に身体が心地よく冷えていく。 「これが罰か」  クリーヴは言った。壁の手前で彼は寝そべって居る。身体の自由は既に効かなくなっていた。  唯一、かろうじて動くのは口だけだ。それもそのうち動かなくなり、呼吸は止まるだろう。彼はそう予測している。  随分と残酷な殺害方法だが、下手に手を下すよりはいい。綺麗な死体ならばただの変死体だ。 「空だ……。同じ空……」  譫言のように繰り返す。  彼らの攻撃はクリーヴの肉体を確実に機能停止に...
  • NEMESIS 第7話 アニキラシオン・ファミリア
    Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 閉鎖都市・「NEMESIS」 第7話 NEMESIS 第7話 アニキラシオン・ファミリア 場所はジェネティックビルの最上階。CWジェネシスの会長室である。20畳ほどの空間はデスクから電飾、カーテンなどのインテリア なにからなにまで贅の極みを尽くしたまさにこの閉鎖都市の頂点に君臨する場所にふさわしい。しかし、そんな部屋にはおよそ似つかわしくない、13人掛けの円卓が部屋の中心に設置されていて、そこに腰掛けているのは… CWジェネシス会長、フリードリッヒ・クルーガーと12人の少女たちであった。クルーガー会長は2年前の告死天使による貴族の大粛清の手を グループ関連企業の視察のために逃れており、その後父親に代わり32歳という若さでCWジェネシスの全てを握るにいたった、この大粛清にて スラムの人間以外で得をしたと言える数少...
  • Yuri-2-027
    Top 百合とにかく百合 百合とにかく百合 投下作品まとめページ 2-027 「from 468(二人の花火大会)」 「from 468(二人の花火大会)」 27 :創る名無しに見る名無し:2010/05/13(木) 22 18 27 ID sCoEYg7t 過去作ですみませんが転載しちゃいます タイトルは当時のものなので気にせず 28 :from 468(二人の花火大会):2010/05/13(木) 22 28 22 ID sCoEYg7t 「あついぃー!! ジュースかアイス欲しいー! 両方でもいいけど」 なつきが居間で足をバタバタさせながら叫ぶ様を尻目に、あたしは穂先に含ませた水滴を画用紙に慎重に落とし、 独自のエメラルドグリーンを作っていた。 水彩色鉛筆は微妙な表現が出せるが、それでも思うがままの発色とはいかない。...
  • 「忘恩の坂」
    Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 地獄世界・「地獄百景」 第20話 「忘恩の坂」 ◆ 「…これこれ四畳半怜角、あの看板に書いてある『べるぎいわっふる』とは何じゃ?」 「…千丈髪怜角です。ワッフルというのは…まあ洋菓子の一種です。」 怜角は騒がしい子供が苦手だ。それにわがままな年寄りもあまり好きではない。しかし今、彼女が背負っている重い輿にはその二つの見事な複合体がどっかりと鎮座している。 『藤ノ大姐』こと花蔵院藤角。怜角は師である蒼灯鬼聡角のさらに師にあたるというこの子供のような女鬼を背中に担ぎ、かれこれもう半日、賑わう週末の地獄中心街を歩き回っていた。 「ふむ…試しに食してみようかの…」 怜角の災難が始まったのは早朝だった。外宮警護の交代でいそいそと獄卒詰め所に戻った彼女は、上司でもある蒼灯鬼聡角の呼び出...
  • ウパ太郎放浪記
    ウパ太郎放浪記  ウパ太郎はキッチンに備え付けられた生簀から、一様に似た背格好の集団と、ハルトシ ュラーと呼ばれる凛然たる立ち振る舞いの子供を観察して居た。  超空間発生装置/モバイルはこの“軸”に存在していないものの、ウパ太郎が悪意への 観察を実行した際に発生した重力震の動揺が軸と軸の間隙を曖昧に繋ぐワームホールを形 成しており、それによってこの館に於いてモバイルは存在しないにも関わらず機能をしっ かりと果たしウパ太郎に力を与えて居るのだった。  重力震は軸と軸を繋ぐ荒技によって大きなうねりをうみ、ちょっとやそっとでは収まら ない状況になっている。ウパ太郎が帰るとき、うねりによる歪みをより高次元の構造に分 散させ、画像処理で言うところの誤差拡散の要領で四次元から八次元程度の次元に別けて 埋め込み、均すことで鎮める予定だ。  この重力震を均す作業が曲者であり、あまり...
  • 箱庭モノ/ジークリンデ・ハルトシュラー&ジークフリード・ハルトシュラー入館
    ジークリンデ・ハルトシュラー ジークフリード・ハルトシュラー入館 少年は、読んでいた本から目を離して外をながめた。 電車から見える景色は、一面の海だ。 その先、海沿いに続く線路のむこうに町並みが見えた。 目的地まであと十数分といったところか。 少年は本を鞄に戻し、向かいの席の少女に声をかけた。 「お姉ちゃん起きて。そろそろ到着だよ」 向かいの席に座っている少女は、窓に寄りかかったままで起きる気配が無い。 仕方なく少年は、少女を揺すって起こそうとした。 「お姉ちゃん、起きて起きて。到着だよ」 少女はやがて目をさまし、大きく伸びをして少年に尋ねた。 「おはようジーク、到着かしら?」 「ううん、あと少し。町が見えるよ」 少年の声にうながされ、少女は窓から顔をだした。 先ほどよりずっと町は近づき、その周りには海と山がみえる。 ...
  • 発子クリーシェ「終焉」
    Top 創発発のキャラクター総合 「終焉」 作者:◆LV2BMtMVK6 投稿日時:2010/11/04(木) 17 52 37 その日の夕暮、私は出来事に余り注意を払わなかったのだが、 今にして思えば、それが全ての予兆であった。 要領を得ない書き方をして申し訳ない。私の名は言及するに及ばない。 もうすぐ、その名は意味をなくすことになるだろうから。 寄生の蔓延るニューソクニアを逃れ、このソーハツ諸島を訪れたのは3年前のこと。 すっかりその空気を喜んだ私は、ソーハツ諸島の北部に位置するキャラアイアイ島に居を定めていた。 仮の住まいではあったが、人の少ない、ゆっくりと流れる空気はいかにも好ましかった。 さて、移り住んでからしばらく後のこと、私はいつもの様にキャラアイアイの白い浜辺へ出かけていた。 そのころ執筆に当たっていたひとつの話と、これか...
  • 連続ドラマ小説「ニホンちゃん」
    連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 本ドラマは全くのフィクションであり、実在の国家・指導者とは何の関係もありません。 【現行スレ】 連続ドラマ小説「ニホンちゃん」38クール目 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1281284358/ 【前スレ 】 連続ドラマ小説「ニホンちゃん」37クール目 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1271589244/ 丶`∀´ このスレのまとめページニダ 目次+ログ http //nihonchanjiten.at.infoseek.co.jp/ 1~1095話 http //funshei.at.infoseek.co.jp/ 1072話~  http //nihonchan.jp/ ...
  • アシュリー少尉の憂鬱 第1話
    Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 閉鎖都市・「アシュリー少尉の憂鬱」 第1話 アシュリー少尉の憂鬱 第1話 閉鎖都市の中心部に位置する、三階建ての古くさいぼろビル。 外壁の塗装は剥がれおち、一部に至っては内部の鉄骨がその顔を覗かせている。 その姿は、常に不安定で危険のつきまとうこの都市の現状を、端的に表していると言っても過言ではなかった。 何故ならこの場所こそが、都市を守らんと常日頃果てのない戦いを繰り広げる、閉鎖都市自警団の本部であるからだ。 ……余談ではあるが、正確には警察を名乗っているものの、市民達に浸透はしていないという事実もある。 さて。この物語は、閉鎖都市自警団管轄のとある閑職部署――もとい、自警団の最終秘密兵器こと、『特務室』に所属する人々の活躍を描いたものである……。 多分。きっと。 ◆ 「おとう...
  • Yuri-3-014
    Top 百合とにかく百合 百合とにかく百合 投下作品まとめページ 3-014 *小ネタ 朝の風景 朝の風景 14 :創る名無しに見る名無し:2010/09/21(火) 23 03 24 ID H58eKIEt 「兄さん、起きて下さい。遅刻します。」 長髪の少女が、同じく長髪の、ベッドで丸くなっている少女に呼びかける。 「おはよ~、おぉー相変わらずラブリーだね、我が妹よ、さあ、オハヨーのハグ&チューをしようじゃないか!」 「止めて下さい。寝ぼけないで下さい。寝癖を直して制服に着替えて歯を磨いて朝食を食べて学校に行って、そして帰って来ないで下さい。」 「……ひどすぎるよ~」 妹は制服を差し出す。ベッドから飛び起きた少女は落ち込みつつも、妹から制服を受け取り着替え始める。その間に妹は姉の髪を櫛で整え、姉は気持ち良さそうに顔をほころばす。身なりを整...
  • Report'From the AnotherWorld 第3話
    Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 閉鎖都市・Report From the AnotherWorld Report From the AnotherWorld 第3話 『……あー……あー……。録れてるか?……よし。  俺の名前はクリーヴ。今閉鎖都市内部だ。  今は避民街と呼ばれる所に来ている。  ……随分と雑多な街だ。嫌な予感がする。敵の兵士より恐ろしいのは犯罪者だ。行動の予測が出来ないからな。  よし、まずはこの街で色々と聞いて回る事にする。いつも情報ってのは吹き溜まりに集まる。ゴミと同じだな。  そのゴミに有用性を見出だすのは得意だ。  ついでに、この街での人々の生活なんかも調べようと思う。写真やなんかも撮るつもりだ。では、聞いてくれ』 ※ ※  ※ チャプター1『廃民達』  俺は今、街のストリート...
  • 創発シェアワスレクロス企画(仮)/結縁
    結縁 作者:ID KBsK8x.M0  唐突に発生した、視聴覚に訴えかけてくるような異常現象が終わったことに気付いた神柚鈴絵は 家が管理している丘の上の神社、柚鈴天神社の境内にある狛犬の台座に手をついて立ち上がった。 「……ん」  目と耳にあるノイズの残滓を頭を振って払う。  先程の減少は一体何だったのだろうか?  めまいと似たような感覚であったと思わないでもないが、それとはまったく違う事態であることは確かだった。  空を見る。  そこにはいつも通り、日が落ちきったばかりの少し明るさを残した空が広がっている。 「星もまだほとんどでていませんね」  異常現象に見舞われた時、空には幾つもの光が瞬いて、 シャッターを開きっぱなしにして夜空を写した写真のように夜空を光の線で切り取っていた。 「幻覚……?」  そんなことは無いだろうと心の中で反論しつつ、 鈴絵はじ...
  • 箱庭モノ/ともだちハウス第一話
    ともだちハウス第一話  木漏れ日溢れる森の小道、薄茶色のローブを纏った少女が小枝を振りながら歩く。  今にも眠ってしまいそうな表情とは逆に、機嫌の良さそうな声が森にひびいた。 「はー、こー、にー」  ぱさぱさと周囲の茂みを叩きながら、開けた森から覗く景色に足を止める。  頭の上で結わえた髪もふらりと揺れる。 「わ、か、ん」  手にした小枝を前に向けて、指し示したのは空と海のブルーに囲まれた大きな屋敷。 「はこにわかん」  途切れた小道はやがて丘へ溶け、少女もまた吸い込まれるようにぺたぺたと走り始めた。  たどり着いた大きな門は、一体誰が開け閉めをしているのか疑問に思えるほど重厚で、 嬉しそうに隙間へと身を滑らせる少女を優しく迎えてくれた。  玄関まで続く小さな庭をしげしげと見回し、植え込みの手入れをしている管理人さんを 見...
  • 102 学園伝奇能力バトル百合恋愛物
    学園伝奇能力バトル百合恋愛物 あらすじ 地球のマントル近くに眠っていた岩盤が火山の噴火により吹き上げられる、岩石の一つに含まれていた 未知の物質は時代を経るごとに姿を変え、ある時は船となり海を渡り、ある時は蹄鉄となって地を駆けた。 各地に散らばった未知の物質は誰にも知られることなく、次第にその姿を剣の形へと変えていく。 使用者が剣に憑依(satanophany)することにより、その力を引き出す謎の剣は使用者を伴い、 導かれる様に、かつていた彼の地へと集合する。 基本設定 剣の補足 生物の起源の一説によると地球に飛来した隕石に付着した有機物が時を経て進化し、 火山の噴火によって有機物を含む岩石が地球外に飛ばされ、隕石となり他の星に運ぶと言う説がある。 各地に散らばった剣は生命の記録を吸収し、地球外へ運ぶ為にある。 憑依(satan...
  • 箱庭モノ/ハルトシュラー・倉刀入館
    ハルトシュラー・倉刀入館  田舎という言葉を地形に置き換えれば、このような景色が広がるのだろう。  まさしく、ここはそんな集落だった。  地図でみれば、一体どのような座標に位置するのか。僕は知らない。 「師匠、ここはどこなんですか?」 「駅名を見なかったか? 箱庭だ」  先ほど改札を抜けた木造の無人駅を思い出す。  自分の記憶の中には、そんな奇妙でインパクトのある地名は入っていない。  途中、惰眠を貪り目覚めた辺りから、気がつけば全く覚えのない地域を電車は駆けていた。 「それで、ここはどの辺なんですか? どうにも電車の中の記憶が曖昧で……」  僕の納得しかねている表情を見て、師匠である少女はしばし思案する。  黒いスカートが、銀色の髪が、風と歩く所作にフワフワと踊っていた。  キャリーバッグのタイヤとアスファルトとが、小気味の良い音を奏でる。...
  • 他に行き場所の無い作品を投稿するスレ2>>132
    今日は満月。月は夜空にぽっかりと白い穴を開けている。 雲は穴を横切るもののその存在を隠す力はなく、ただただ白い穴たちの王として夜空に浮かぶ。 「神はあの穴から地を見下ろす」 毛むくじゃらのそれは遠い昔から化物と呼ばれている。普段それは人の形をしており、今日のような日だけ化物になる。 人々はソレを【狼男】と呼んでいた。 「実に不快なことだ。我々は所詮神のおもちゃでしかないということか」 狼男は独り言を呟いているわけではない。丘の上。常緑を湛える木が一本生えたそこには二人の人がいた。 もう一人のほうはただ狼男の声を聞いている。月は高く、風はない。 「我々、いや、私は何のために存在する。なぜ月が昇るたびにこのような醜態を晒さなければならないのだ」 声だけが丘を行く。そのとき、少し風が吹き、雑草を揺らせた。やがて、木の葉も月の元、風と共に仄かに歌う。 「私は知らない」 もう一...
  • 白亜記/旅立ち
    Top 創発発のキャラクター総合 白亜記 旅立ち 旅立ち そして物語はさらに五年後から始まる。 シカ・ソーニャが十八歳のときのこと。風の噂によると世界の大部分は既に支配されたと言う。 あの惨劇以降何度か上級の魔物が来たもののソーニャの活躍により、危険は回避されていた。 誰もがソーニャこそが自衛団の団長になるべきだと言ったが本人はあまり乗る気にならず 結局副団長にすらならなかった。 「みんな期待してたのになんでならなかったんだ?」 ソーニャが拾われてから十五度目の冬。新団長選出が終わった後日のこと。 団長に選ばれた青年はソーニャにそう尋ねた。 ソーニャはしばしの間考えを巡らせた後、懐から一枚の手紙を出した。 「私は行ったことないが……。ここより南に向かった先に町がある。そこから手紙が来たんだ」 青年はそれを受け取り、読む。堅苦しい文章を噛み砕いて言うと...
  • 異形純情浪漫譚 ハイカラみっくす! 第6話
    Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 異形世界・「異形純情浪漫譚 ハイカラみっくす!」 深淵にて 眼下でうごめく幾つもの手のひら。ひときわ高く伸びた力強い手が私を乱暴に掴む。 木塀からふわと足が離れたかと思えば、すぐさま地面へ押さえつけられ、私は悪意を持つ 無数のうねりに身体を包まれた。 本来人間にとって畏怖の対象たるべきこの私が、今や性欲のはけ口にされようとしている。 いかに私が妖魔の端くれとはいえ、このような大勢の人間に取り押さえられてはどうする こともできない。 もうダメだ、例えこの場から生還できたとしても、私は一族の名に、いや蛇の目家の名を も傷つけてしまうことだろう。 「やわらかーい」 「ふかふかだね!」 嘲笑に混じり、卑猥な言葉が私を罵る。朦朧とする意識の中、頭や首、背や腰へと、時に 激しく、時に優しく...
  • 正義の定義 ~英雄/十二使徒~ 第6話 2/3
    Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 異形世界・正義の定義 ~英雄/十二使徒~ 正義の定義 ~英雄/十二使徒~ 第6話 2/3  「…やっぱり、無理だったんだ。私達と人間はわかりあえない」  火燐は取り乱したようにしゃべりだす。  「火燐!!なんであなたはそうやってすぐに見限るようなことを言うの!」  「だってそうじゃないか!あの街の連中の反応!あれは完全な拒絶だ!!私達はここで誰にも会わずに 暮らしていた方が幸せなんだッ!」   「あ…」  その時、あたしの胸の奥でこみ上げる感情が、押えきれないほどの濁流となって吹き出した。悲しかった。 あたし達と過ごしてきた時間が無意味だったと言われているようで、あたし達との関係まで否定しているよう で。私の頬をしょっぱい水が流れる。この時…あたしはどんな顔をしていたのかなぁ…  「おい…それ、まじで言...
  • 「カボス」、「巫女」、「こたつ」②
    Top 三題噺 「カボス」、「巫女」、「コタツ」② 488 名前:お題:巫女、カボス、こたつ 1/2:2008/12/05(金) 11 47 28 ID QjHhxKPt  俺が学校からの帰り道商店街をいつものように歩いていると少女に話しかけられた。 「あんた、私の代わりに巫女になりなさいよ」  巫女という字には女という文字が含まれており、  俺は口調と一人称から判断できる通りに男なので、  頼む相手としては相応しくないなぁとか、  それを言うんだったら巫男という読み方も分からないような単語が適当なんじゃないかなぁ、  と一瞬でよくここまで考えられるよな、と思わず自画自賛したくなってしまうような思考を経て、答える。 「お断りします」  こういう輩に対しては明確な意思表示をする事が大切だ。  曖昧な返事をすると間違いなく自分の都合のいいよ...
  • 魔法少女ももか ~なぞのしょうじょ~
    魔法少女ももか ~なぞのしょうじょ~ 107 :魔法少女ももか ~なぞのしょうじょ~:2010/02/06(土) 00 41 41 ID qCZtqFUW クラスメイトである「バンディッド霧崎様(自称)」がキセイ・チューに捕らえられてしまった! 桃花と彼方は。町外れの廃工場にキセイ・チューのアジトがあると聞き、急いで駆けつけた。 「お姉ちゃん、ここが……?」 「そうよ。たぶんここに霧崎君が捕まっているわ」 「ようっし、じゃあ早速乗り込もうよ」 「ええ。でも気を付けましょう。〈ストーム〉もいるかも知れないし」 「そう、だね」 ストーム、とは、最近現れた謎の人物である。彼はたった一人で既に3つのアジトを壊滅させている。どこのアジトも桃花たちが駆けつけたときには、暴風に荒らされたような有様だった。だからストーム。 裏の事情にも詳しい婆盆博士に...
  • 「猫」、「琵琶湖」、「ありがとうございます」
    Top 三題噺 「猫」、「琵琶湖」、「ありがとうございます」 271 名前:創る名無しに見る名無し[] 投稿日:2008/11/12(水) 22 31 59 ID aDdBHlDb [1/2] 書いてみました 「猫・琵琶湖・ありがとうございます」 嘉永3年というから、1850年ごろのことである。 現在の福岡県にあたる黒田藩は大江町のあたりを、何やら思いつめた面持ちで歩く侍が一人。 名を石久部園斎という、身の丈六尺あまりの偉丈夫である。 この男、近ごろ藩主黒田長元の命を受け御様御用、いわゆる首切り役人に任ぜられることに なっていた。園斎は柳生の名手であり、首切り役人ということで地位こそ高くはなかったが、 一人首を切るごとに半両の手当てが出るという。元は貧乏侍の出自である園斎にとっては文句 のつけようもない待遇である。 しかし、園斎は腕こそ確かであ...
  • ややえちゃんはお化けだぞ! 第1話
    Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 地獄世界・「ややえちゃんはお化けだぞ!」 第1話 ややえちゃんはお化けだぞ! 第1話  高校生になったら、きっと素敵な出会いが待っていて、もっと楽しい人生になるだろう。  そう思い続けて早半年。俺の人生のサブタイトルは「中」が「高」になっただけで、 すでに3クール目を迎えるくだらない学園ドラマの様相を呈していた。  かといって別に落ち込んだりするような悲劇的な学生生活でもなく、まあ起伏がない のもそれはそれでいいじゃないか、というところに落ち着いてため息をつくのが、ここ 毎日の日課みたいなもんである。  思うに俺は何か突拍子もないことに期待をしつつも、どこか平穏無事でいたい、あまり 感情を揺さぶられたくない、と常日頃から考えているが故、その結果として今の自分が あるのだろうと...
  • 第1話「二つの銃は出番が来るまで待ち続ける」
    Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 閉鎖都市・「二つの銃は出番が来るまで待ち続ける」 第1話 二つの銃は出番が来るまで待ち続ける キーボードを叩くカタカタという音が狭い部屋全体に響く。 その部屋は三畳半程で、壁には短銃が飾られており、更にそこには机とその下にアタッシュケース。そして机のそばに一つだけある椅子には、先程のキーボードの音を出している男が座って居た。 髪はブラウンのウルフヘアーで、右眉から右頬にかけて特徴的な錨(いかり)のタトゥーが入っており、赤色の瞳をしている。 首には蛇が巻き付いた十字架のネックレスをかけており、両耳にはピアスを開けていた。 その雰囲気は閉鎖都市というのに似合わない、粗暴な物を思いつく。 「しかし、やっぱこのご時世。不景気なのかねぇ、旦那方も」 男はそう呟くと、パソコンの電源を落とす。 機能を...
  • 白亜記/コンクリートジャングルとセーラー服
    Top 創発発のキャラクター総合 白亜記 コンクリートジャングルとセーラー服 コンクリートジャングルとセーラー服 暑い。むしろ熱い。 天上に輝く太陽は容赦なくその身から発生させた熱を浴びせ、 さらに地面に敷かれたコンクリートロードは落ちた熱をご丁寧にも照り返してくれる。 天然オーブントースターである。 周りを見渡す。ガラス張りの高層ビルたちが太陽の光を反射させている。 どうやら都会の中心ではあるらしい。なぜらしいなのかというと人気がないからだ。 人工に満ちているというのに人口がいない。集団失踪でもしているのか? 「ハルトシュラー……」 さきほどまで傍らにいたはずの案内人の姿も見えない。とは言っても夢の中だ。何があっても不思議ではないはずだ。 「どうだい? 周りの景色に違和感があるかい?」 頭上のほうから声がして振り向くとハルトシュラーがふわりふわりと...
  • ガンダム総合スレ「Untitled1」
    Top ガンダム総合スレ  Untitled 1 暦2087年 人口増加対策で地球人類が宇宙に移住するようになり30年が経とうとしている。 暦2087年六月六日 ユーラシア大陸の北東に位置するシリウス国は新型兵器MS、DAI(ダイ)の開発に成功し た。そして軍部のマクマ将軍がシリウス政府に革命を起こしシリウス国は国家主義へ と転換しをた。 そして国民への統制が始まり、従わない国民は次々と殺され生き残った者は宇宙へと逃れ 一部はレジスタンスとしてシリウス国に残った。 暦2087年7月15日 平和が定着し、あまり兵器も持たない世界へ、シリウス国の進行が始まった。 そして燐国ベガへの攻撃が始まった。 これが第3次世界大戦の始まりになる・・・・・・   暦2087年7月15日 シリウス国内反乱 鎮圧軍アガサ地方キャンプ場 青空の下に一糸乱さず兵士達が並び、その前に一人の軍服を来た小太りの男が歩...
  • 温泉界へご招待 ~中途半端ロリババアはダメですか?~
    Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 温泉界・温泉界へご招待 ~中途半端ロリババアはダメですか?~ 温泉界へご招待 ~中途半端ロリババアはダメですか?~ 幼「そうそう、私明日からちょっと出かけるから」 男「ん、どこ行くんだ?」 幼「温泉旅行」 男「いいなー俺も行きたいなー」 幼「え?うーん、そおねえ…… 分かった。行ってもいいかどうか聞いておいてあげる」 男「やた」 幼「というわけなのだけど、その人も明日連れて行っていいかしら」 湯「私は誰でも大歓迎だよー」 天「ただしいつぞやみたく浴場で暴れられるのは勘弁してくれ」 幼「まあ、ただの一般人だし、そのあたりは大丈夫よ」 湯「じゃあ来るのはその人とまっちゃんの二人だね」 天「明日のお越しを心よりお待ちしております、っと」...
  • ゴミ箱の中の子供達 第26話
    Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 閉鎖都市・「ゴミ箱の中の子供達」 第26話 ゴミ箱の中の子供達 第26話 26-1/5  昼下がりの廃民街をゲオルグは歩いていた。時折手にした端末に目を移しながら進む彼の進行方向は孤児院の 方角ではなかった。大通りから2~3離れたこのうらびれた通りの往来は疎らだ。両側に並ぶくすんだ色合いの建物の 軒下では3~4人程の若者達の集まりが、ぽつぽつと流れる人影を何するでもなく眺めている。彼らはこの付近を 縄張りとしているギャングなのだろう。ゲオルグが属する"王朝"とは系列が異なるようだ。だが縄張りが異なるからと言って、 その地域が立ち入り禁止になるわけでもなし。彼らの商売の邪魔をする気など毛頭無いゲオルグの足に戸惑いは無かった。  たむろする若者達をすり抜けて、ゲオルグの足が交差点に...
  • 黒い太陽の少女
    黒い太陽の少女 投稿日時:2011/01/03(月) 02 35 07 「そっか、彼方の所にも……」 『大変だったんだから!お伴は全員バタバタ倒れてくし 結局逃げられちゃったし……もう散々!』 無限桃花は自宅の屋敷で妹の彼方と連絡を取っていた 彼方も桃花と同じく寄生を退治する仕事に就いている 先程まで例の新型の寄生とやりあっていたらしい 人でも妖怪でもない、そして一度に大量の死者を出しかねない 凶悪な能力を持つ新型の寄生達、 桃花が先日戦った後、各地で出没するようになっていた。 彼方が出会った寄生は煙を操る能力を持っていたという。 『あの煙ヤロー今度出会ったらタダじゃおかねえから……』 「まだ敵の詳細もよく分からないし、あんまり突っ走っちゃだめだよ彼方」 『分かってるよ……んじゃ、体休めて回復させといてよ姉さん』 「うん、ありがと」 ...
  • 創発用語集ま行
    Top 創発用語集 ま行 ま行 ま行【ま】/まあいいか!/まとめサイト 【み】/美作 創 【む】/無限 桃花 【め】 【も】 【ま】 まあいいか! [台詞] 棒姉の決め台詞。 非常に汎用性が高いので他のスレでの雑談などでも使われる。 AA付きで使われることも多い。 まとめサイト まとめさいと[用語] スレの成長期に作られるウェブサイト。作品や設定などをまとめて、スレへの新規参入や過去作品の読み返しをしやするするためのもの。 多くの場合、誰でも自由に編集できるという利点からwikiが用いられる。 関連項目 wiki 【み】 美作 創 みまさかはじめ [キャラ] ハルトシュラーの弟子を自称する少女。 名前とボーイッシュな風貌から、よく男の子と間違えられる。 十代前半にして類い稀な才能を持ち、絵画などの平面芸術が得意。 お菓子大好...
  • Hello! Hello! Newhorizon!!
    Hello! Hello! Newhorizon!! 作者:◆wHsYL8cZCc 投稿日時:2010/11/15(月) 08 20 37  崩れた部屋だった。壁はぼろぼろに崩れ、天井は落ち、床には残骸が広がっていた。  崩れた壁からは外が見えた。海だった。どこまでも続く、真っ青な海。遥か向こうの地平線まではっきり見えるそれは、崩れた部屋から見る景色には似つかわしくない程美しかった。  無限桃花はなぜ自分がそこに居るのかは理解出来なかったが、それ自体はさしたる問題では無い事を知っていた。  そこは自由に設定された部屋。今は、崩れた部屋という設定がなされただけなのだ。場所は問題では無い。重要なのは、桃花をここへ呼んだ者なのだ。 「その通りだ、無限桃花」  声が聞こえた。  少女の声だった。桃花が後ろを振り向くと、小さなテーブルと椅子が二つ。そして、...
  • 無限桃花の愉快な冒険17
    引き続きここは海沿いの創発の館(仮)。 サムライポニーテール少女、無限桃花は謎の防寒具不審人物に抱かれたまま廊下を疾走、否、運搬されていた。 厚ぼったい防寒具を来ているにも関わらず、止まることも転ぶこともなく走っている。 話しかけようと思ったが答えるのは難しいだろうと思い、やめておくことにした。 どのくらいは知っただろうか。長い回廊を抜けた先には玄関のサロンがあった。 サロンと洒落た名前が付いているが専ら『玄関広間』だとか『玄関』だとか言われることが多い。 ソファーにテーブルと少し洋風な造りにはなっているがやっていることと言えば将棋を打ったりトランプをしたり テレビ争奪戦を繰り広げていたりするのでどちらかと言うと一般家庭の『居間』にあたるのではなかろうか。 普段から人がそこそこいるがソファーは必ず座れる程度の混みようでしかない。 だが今日は違った。桃花のいる二階部分から見...
  • F-1-707
    Top ファンタジーっぽい作品を創作するスレ 1-707 外伝1 第1部 二人の王子 外伝1 第1部 二人の王子 707 : ◆P3mkcgF2L6 :2010/02/27(土) 15 12 53 ID bcd7onfq 外伝1 二人の王子 ひとつの王国がある。 それは、かつて全土を支配しながら、滅び去ってしまった巨大な帝国の こぼたれた牙の一つにすぎなかったが、その栄華の残照は、いまだ民草の命を育むに十分であった。 人々は、英明なる王のもと、ひとつにまとまり、その日その日を懸命に生きた。 だが、ある刻、その地に邪悪な竜がすみついた。 人々はおそれおののき、そして、多くの生命が悪竜の餌食として奪われた。 王は国中から、竜に立ち向かう、勇敢な戦士をつのり討伐に挑ませたが、帰ってくるものは一人もなかった。 王国は悲嘆にくれ、絶望...
  • 正義の定義 ~英雄/十二使徒~ 第5話 1/2
    Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 異形世界・正義の定義 ~英雄/十二使徒~ 正義の定義 ~英雄/十二使徒~ 第5話 1/2  「おー、やっときたか、おせぇぞコラ」  「途中で色々あったのよ…それにしても…」  朝日が昇り、蒼天の大空に陽が射した。所は何処、関東地方のとある自治区である。そこそこ人の入りが見られる事から、 復興度の高い地区のようだ。街並みは明治初期と言った、なんとも古めかしい街の景観に、そぐわない形でビルやらがチラホラと 建っている、珍妙な街並みであった。  過去の遺物…。現在、アレを建てる技術はこの国にはない。なんだか酷くあべこべだ。まるで時代逆行だ。文明開化の音が 聞こえるところまで逆戻りしてしまったかのような家屋の数々が、高くそびえるビルとの対比になっているようで、それを冴島は 可笑しく思った。  「でもこのアンバ...
  • 「報復の断章4」
    Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 地獄世界・「地獄百景」 第13話 「報復の断章4」 ◆ 『…外宮に言魂堂、朱天楼…ファウスト、この行程は無意味デス。本当に地獄巡りツアーを行う必要はありマセン。』 『…最後の旅ですから、ゆっくり地獄見物も宜しいかと?』 『…もう地獄に母さんは居マセン…二人で充分調べたでショウ?…』 ◆ …リリベルの脳裏を駆け巡る、これまでの長く虚しい喪失の旅路。父が遺してくれた老僕ファウスト…あの怪我では、恐らく助からなかったのだろう… 「…ワタシの負けデス…殺して…クダサイ。」 『顎』の亡骸の傍ら、凍てついたように佇むリリベルの手からスルリと太刀が滑り落ちた。無理をして保っていた戦闘体も、抜け殻のような今の彼女には維持出来ない。 陰鬱な塔の落とす影の中、力なく座り込んだ彼女の禍々...
  • Yuri-2-037
    Top 百合とにかく百合 百合とにかく百合 投下作品まとめページ 2-037 「from 491(田舎の小旅行)」 「from 491(田舎の小旅行)」 ※2-027からの続き 37 :from 491(田舎の小旅行):2010/05/15(土) 23 43 30 ID mLF1Q94T 叔父さんの家に遊びに行く時は、母さんか父さんが一緒だった。 けれどあたしが中学生になってからは、一緒に行くことがなんとなく恥ずかしかったので、あたしは行かなくなっていた。 ところが、高校生になった去年の夏、あたしは一人で叔父さんの家に行った。 母さんたちが行けなくなったからだが、ちょっとした一人旅がしてみたかったのもある。 無理してまで行くこともないし、今年は無しね……と母さんと叔母さんが電話で話していた時、あたしはとっさに、 ...
  • 正義の定義 ~英雄/十二使徒~ 第6話 3/3
    Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 異形世界・正義の定義 ~英雄/十二使徒~ 正義の定義 ~英雄/十二使徒~ 第6話 3/3  「しねぇ!?化物!!」  『くっ…させるか!!』  「大丈夫か!?」  『何悠長に人の心配してんの!!早くいって!!こいつらは私達がやっつける!!』  「すまん!!」  連戦連戦。どんどん散り散りになっていく一行…。後ろは振り向かない。だって、また笑顔で再会できると、信じてるから…!!  だいぶビルの近くへとやってこれたあたし達。辺りから聞こえてくるのは有象無象の声。悲鳴や怒声。それ らが混じり合って、負の叫びとなり街に木霊する。早く終わらせなきゃ…こんな事…  「結構ビルの近くへとやって来たな…もう少しだ。タケゾー、カナミ、気を引き締めていけ」  火燐は激励するようにあたし達に言う。「そっちもね」と返し、...
  • act.16
    act.16 「リジュの知り合いかあ。リジュ元気にやってますか? あ、適当に座ってください」 紅茶を優雅にすすりながら、少女はちょこんと首をかしげる。 どうでもいいが、紅茶が入っているのがビーカーなのが激しく気になった。 しかも本人が腰掛けているのは、何段にも重ねられた本の山の上である。 座れといわれても、部屋の中は難しそうな本や資料で埋め尽くされており足の踏み場がない。 混沌とした研究室だ。仕方ないので立ったままで話をすることにする。 「ええ。いつも変わらず元気よ」 「そっかあ。よかったです、で、私に話ってなんですか?」 「……じゃああなたが本当に」 「はい。シェスタ・バルテルムですよ。さっきから言ってるのにい~。 よくお姉さんみたいに疑う人がいますけど、シェスタは正真正銘院生です。飛び級で大学に入って、大学院まで進んだんですよ、えっへ...
  • なんとwikiは彼女の手によって”管理”されていたのだ
    Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 ???界・「なんとwikiは彼女の手によって”管理”されていたのだ」 なんとwikiは彼女の手によって”管理”されていたのだ なんとwikiは彼女の手によって管理されていたのだ!! ―――…  ここは世界の監視塔。空に浮かぶ三つの世界。…その世界を監視すたためだけに存在する一つの塔。  塔と"世界の窓"以外には何も存在しないこの空間に、ポツンと佇む少女が一人。  「これが、小生の管轄する世界…」  少女の名前は境 灯(さかい あかり)。無垢な瞳に映る三つの世界は、今も進行形で彼女の好奇心を刺激する。  彼女は小さなトランクを引き、セキセイインコの入った鳥かごを抱え、心底持ちにくそうな表情を浮かべつつ塔の中 へと続く扉へと向かう…ここから始まる、新たな生活に胸をふくらませながら...
  • ウラトシュラースポーツ 第2回
    ウラトシュラースポーツ 第2回 テレテレッテッテーウラト「久し振りだな、諸君。ウラトシュラーだ」裏刀「裏刀作です。今回もウラトシュラースポーツの時間がやってまいりました」ウラト「今回紹介するのはこの二人だ!」 》く;;;;;;;;;;;;;;@  (⌒ ソ ⌒)    アジョ中  ゝE⌒' ノ    右投左打  ( ̄■ ̄)     背番号:77  /  ■ ヽ     ポジション:遊撃手 / / ■ヽ |     GGG学園→ハルトシュラーズ L_ら ■ L_ら   __i.\_/!_  ゝ, "´⌒`ヽ   よし子   ノ.ノノノハノ〉〉   右投右打   ルリ! ゚ ヮ゚ノ!   背番号:44    k_(つ'i(つ    ポジション:一塁手   ,く// i ゝ    GGG学園→ハルトシュラーズ   `!,ンィン"´※代理AA:氷の妖精さんウ...
  • 温泉界へご招待 ~因幡リオの場合~
    Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 温泉界・温泉界へご招待 ~因幡リオの場合~ 温泉界へご招待 ~因幡リオの場合~ 温泉界へご招待 ~因幡リオの場合~ 「ふぅ……」 「これまた珍しいお客さんね。ゆっくりしてってね!」 湯船の遠くで月夜のように明るい声がする。見えぬ遠い視線の先は白い湯気にかすみ、温かい不思議な空間が二人を包む。 箸が転んでも笑う年頃の少女が一人ぽつんと湯船に浸かり、耳を温泉界の番台・湯乃香の声に傾けた。 その耳は長く、おおよそ湯乃香のものとは似つきもしない。それどころか、お客の少女の体は雪のように白く柔らかい毛並みに覆われている。 ただ、湯から覗かせる彼女の肢体は、お年頃のオンナノコの母性を匂わす曲線を伺わせていた。 「ねえ、湯乃香ちゃん。聞いてくれるかな」 「ふふふ。ここに来たら文字通り丸裸に胸のうちを打ち明ける...
  • 無限桃花外伝~始まりの唄~
    Top 創発発のキャラクター総合 無限桃花外伝~始まりの唄~ 投下日時:2010/09/05(日) 19 13 28  空を見上げた。雪が降りそうだった。  渇いた空気を吸い込む度に鼻の粘膜が乾燥していく。吐き出すと、息は白く染まる。寒かった。  そこに居た少女は刀を構える。真っ黒な刀身のそれは冷たい空気を切り裂き、まるで空間を超越してそこに存在しているかのように、真っ黒に輝く。  闇の結晶のような刀だった。  一匹の魔物が襲い掛かる。  一刀。それだけでその魔物は命を絶たれ、黒い影となり消失。しかしながら、彼らは怯まない。それは勇気があったからでは無く、目の前に居る少女がどういう敵か、理解していなかったからに過ぎない。  ただ一匹を除いて。  少女、無限桃花は村正に稲妻を湛える。一振り。稲妻が走る。  無数の魔物達――寄生の群れは、そ...
  • @wiki全体から「日のあたる仄暗い雑居ビルと春を売る少女」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索

目安箱バナー