創作発表板 ロボット物SS総合スレ まとめ@wiki内検索 / 「荒野に生きる(仮)」で検索した結果

検索 :
  • 荒野に生きる(仮)
    荒野に生きる(仮)     プロローグ 1章 鋼の体を持つ獣 2章 その想いの正体     設定
  • 荒野に生きる(仮) 設定
    都市 (新)第一~第十六の16からなる、日本で人間が唯一生活していく空間。 日本以外の国の状況は一切不明になっており(コレは後に判明するけど)、現在は日本以外は絶滅したと考えられている。 鋼獣 彼?等自身に黒幕は居ません。 あくまでも異常発生・進化した存在で、彼等の正体が実は――とかいう展開は残念ながら存在しません。 瀬名龍也 がっちりした体系の無表情な男。伏線のメインだから語ること無いw エルツ rgdvstu4_3.jpg チームで一番小さな娘。それでもスペックは成人男性に並ぶ。 素直で一途で龍也ラブな設定。 リート ある意味一番人間臭い、真っ直ぐな娘。体格は龍也とよりやや背が高く、細い位。 思春期といえばいいか、そんな精神状態。 ディーネ 容姿も性格も一番大人な娘。リートとディーネはヒューマニマルの中ではイレギュラーなほどの長生...
  • 荒野に生きる(仮) プロローグ
     高層ビルの基礎らしき残骸が並ぶ、コンクリートの荒野が何処までも続いていた。  大地はボロボロに朽ち、錆び、ひび割れ、巨大な何かによって耕されており、そこには動物が存在する痕跡は疎か、 雑草の一本すら生えていない。  生命の息吹を微塵も感じさせない荒野の中心で、一体の鉄の巨人が風を感じているかのように静かに立っていた。  強固な装甲に包まれた無骨なデザインのその巨人の名は「対鋼獣用人型兵器」……通称ヴァドル。地球上に蔓延る 鋼獣という異形の怪物に対抗する為に開発された、戦闘用ロボットである。  骨組みとなる強化金属フレームを人工筋肉と擬似神経で覆い、ソコにパイロットの神経をダイレクトに接続する事で、 あたかも自分の肉体を操るかのように機体を操縦出来るという、モーターやエンジンを積まない最新の動力システムを 搭載している為に、ヴァドルは全体的にシャープなシルエットをしている。...
  • ◆9MC6FR8UMj7S氏
    SS 荒野に生きる(仮) ノリと勢いだけで書いたモノ リベンジャー・レディ 『正義の執行者』 イラスト ・エルツ ・リート  ↓ イラスト感想をどうぞ(クリックすると開きます) +... 名前
  • ◆1m8GVnU0JM氏
    ...・ネクソンクロガネ 荒野に生きる(仮) エルツ ヴィルティック・シャッフル オルトロック・ベイスン ロボスレ学園 アイキャッチ メリッサ・ファルシオン GEARS 霧坂茜華 鋼殻牙龍ドラグリヲ カルマ 1,2 ビューティフル・ワールド the gun with the knight and the rabbit 神威 Diver s shell クー 未来系!魔法少女 ヴィ・ヴィっと!メルちゃん ヴィル・フェアリス プラモデル 01~  ↓ イラスト等、感想をどうぞ(クリックすると開きます) +... ...
  • 作者別・作品一覧
    ...FR8UMj7S氏 荒野に生きる(仮) +... 再生暦164年、コンクリートの荒野が広がる未来――。 獣の耳と尻尾を持つ「ヒューマニマル」の少女達はひたすらに戦う。対鋼獣用人型兵器・ヴァドルを駆って――!! 怪獣VS獣耳っ娘!? 話題騒然のデスマッチ!! リベンジャー・レディ +... 彼女は全てを奪われた。地位を、居場所を、己の四肢すらも…… 最新兵器ダウンシューターに制御AIとして『組み込まれた』エムレイン・ブルーは自分から全てを奪ったブルーバレット社に復讐を決意する。 最後の飛翔を前に彼女は呟いた。「さぁ、最期の日を始めようか」 『見届け人』姉小路真澄シリーズ第一弾。 PBM! の人◆1m8GVnU0JM氏 パラベラム! +... Si Vis Pacem, Para Bellum――汝、平和を欲さば、戦への備えをせよ。 遥...
  • 投下順・作品一覧・2
    ...F ランカ 作品名:荒野に生きる(仮) 作品名:パラベラム! 作品名:電光石火ゼノライファー 2号機作品名:瞬転のスプリガン 作品名:CR ―Code Revegeon― 作品名:『ロボットのロマン』 作品名:ザ・シスターズ 作品名:ノリと勢いだけで書いたモノ 作品名:ハルとデイブ 作品名:海上都市姫路守備隊戦記 作品名:tueun 作品名:最強無敵ロボ・ネクソンクロガネ 作品名:劇場版ネクソンクロガネ 異世界からの来訪者 作品名:シャドウミラージュ 3号機作品名:少女機甲録(仮) 作品名:スーパー創作ロボット大戦OP映像風 作品名:R,B&G 作品名:仮想戦闘記録 作品名:ARTIFACT LEGACIAM 作品名:蠢くものども 4号機作品名:ROST GORL 作品名:躍動装甲ヒトガタ 5号機作品名:人狼機兵マーナガルム 作品名:でくのぼうと聖人 6号機作品名:ヴィルティック・シ...
  • 連載中作品紹介
    ロボット物SS総合スレにて連載中の作品の紹介です。 【荒野に生きる(仮)◆8XPVCvJbvQ】 再生暦164年、コンクリートの荒野が広がる未来――。 獣の耳と尻尾を持つ「ヒューマニマル」の少女達はひたすらに戦う。対鋼獣用人型兵器・ヴァドルを駆って――!! 怪獣VS獣耳っ娘!? 話題騒然のデスマッチ!! 【CR ―Code Revegeon―◆klsLRI0upQ】 これは、悪夢に立ち向かうちっぽけなひとりの人間と、「怨嗟の魔王」と呼ばれた機神の物語。 アンノウンの襲撃で家族を失った潤也は、漆黒の鋼機・リベジオンの玉座に身を沈める。反逆と復讐を遂げるために……! 人類震撼! 暗黒のレコードオブウォー! 【瞬転のスプリガン◆46YdzwwxxU】 スーパーカーから伸びる鋼の腕――神速の挙動と極微の制動を可能とする、エーテル圧式打撃マニピュレータがその正体! ...
  • 少女機甲録(仮)
    少女機甲録(仮) 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 少女☆機甲録 少女機甲録・イナバが大陸奥地に送られるようです 30分で即興で書いたよ!! ニホンアシヒトデモドキ
  • 投下順・作品一覧
    ...2氏 作品名:荒野に生きる(仮)  作者名:◆9MC6FR8UMj7S氏 作品名:パラベラム!  作者名:PBM! の人 ◆1m8GVnU0JM氏 作品名:電光石火ゼノライファー  作者名:◆.dMD1axI32氏 2号機 作品名:瞬転のスプリガン  作者名:◆46YdzwwxxU氏 作品名:CR ―Code Revegeon―  作者名:◆klsLRI0upQ氏 作品名:『ロボットのロマン』  作者名:2スレ目246氏 作品名:ザ・シスターズ  作者名:◆klsLRI0upQ氏 作品名:ノリと勢いだけで書いたモノ  作者名:◆9MC6FR8UMj7S氏 作品名:ハルとデイブ  作者名:◆n41r8f8dTs氏 作品名:海上都市姫路守備隊戦記  作者名:◆gD1i1Jw3kk氏 作品名:tueun...
  • 少女機甲録(仮) 第4話
    少女機甲録(仮) 4 アスファルト舗装された道路に重い足音を響かせながら、10体ものワーム・タイプCたちの突進が始まる。 始めはゆっくりと、そして次第に加速がつくと共に踏み鳴らす足音がドラムかティンパニを連打するような音の洪水になる。 もはや震わせるのは大気と鼓膜だけではない。 道路を伝わり、軽度の地震かと錯覚するような振動が周囲の家屋さえ揺らし、窓ガラスをガタガタとゆらす。 それは中世の重騎兵のランスチャージにも、あるいは象の群れの行進にも似ている。 4mと数十トンの巨体が鳴り響かせるそれは、立ちはだかるもの全てを押しつぶし蹂躙するだろう死の突進だ。 その突進を前にして、二本の脚で立つ機士は一歩も揺るがない。 暴風に立ち向かう勇者のように、40ミリ機関砲を構えて射撃姿勢を取っている。 窮屈な操縦室の中では、パイロットが汗をかきながらヘ...
  • 第五話 示す者、護る者、生きる者 守屋刀十狼編
    語り部 レーヴェ・スゥライオン 物心付いたばかりの頃、俺の右手には厳しいけど頼りになる父さんの手があった。 俺の左手には優しくて綺麗な母さんの手があった。 妹――レイファンが生まれてからは俺の両手は両親の手を握るのを止めた。 俺は兄貴だから両親に甘えるのを止めて、この両手で妹を抱きしめなきゃいけないと思ったから。 家族の中心にはレイファンがいて、健やかな日々を送っていた。何でも無い優しい日々が楽しかった。 それでも、この両手に何もかもを残したまま日々を過ごすのが不可能だという事は幼いなりに理解していた。 スゥライオン姓を名乗ってはいるけど、猫の額ほどの土地と僅か十数人の領民がいる程度の貧乏貴族。 戦時中だってのに大きな後ろ盾も無く、どこの国にも影響力を持たない。 戦争に巻き込まれて家族と離れ離れになってウチを頼ってきた遠縁の貴族もいたし 仲が良か...
  • ワイルドアイズ 序
    その時代、人類はゆっくりと滅びへの道を歩んでいた 汚染された土は腐り、空気は澱み、空からは酸の雨が降り注ぐ 木々の葉は枯れ落ち、金属は錆び、生物は毒と病に犯されていた 突如起こった大破壊と呼ばれる災厄によって、 それまでの高度な文明社会は一瞬にしてその形を失い かつて隆盛を誇っていた世界は変貌した 都市は荒廃し砂漠化や汚染が進み、全土は荒野と化し 凶暴化した変異生物や、暴走する旧時代のAI兵器が溢れる だが大破壊より数十年経った今でも、 人類は未だに生存のための抵抗を続けていた 人生で最悪じゃない事なんて一つも無い。 毎日啜るのは泥水で、口にできるのは新鮮な奇形魚のフライ。 汚染されてない浄化水や、安全鳥肉の串焼きなんてものを店で注文できるのは一握りの金持ちだけだ。 俺みたいな、子供のころに「人狩り」に攫われて奴隷として売り飛ばされたような奴は、...
  • 1章 鋼の体を持つ獣
    (0)  暗闇。  暖かな液体に包まれている感覚。  聞こえる音は、心音と小さなモーター音。  目は開かない。  いや、開けたくない。  開けてしまえば、また、あの光景が目に映る。  恐怖。  ここに居る限りは安全な筈。ココは世界で一番安全な場所。  でも、同時に、死と隣り合わせの場所。  何故ワタシはココに居る?  何故ココに生まれた?  エメラルドグリーンの培養液が緩やかに対流する中、脳裏に電気信号が走る。  ああ、イヤだ。  目が開く。  恐怖が視界に広がる。  痛い、苦しい、熱い――。  脳ミソが鷲掴みにされ、捏ね繰り回されているかのようだ。  ココは子宮と同じ筈。  世界で一番安全な場所の筈。  なのに何故、ココにはこんなにも苦痛で溢れている? (1)  エルツは汗と埃に塗れた栗色の前髪を片手でかき上げながら空を見た。  日はま...
  • ◆kNPkZ2h.ro氏
    少女機甲録(仮) 「Seirenes」 War is over & This last game. ワイルドアイズ 少女機甲録・イナバが大陸奥地に送られるようです Love Like Candy Floss
  • 少女機甲録(仮) 第1話
    建物の影に身を屈める様に隠れていた87式機士の頭部センサーアイに光が灯り、ゆっくりと上半身を起こす。 身長4mの人型の装甲騎兵はその鋭敏なセンサーに複数の敵影を捉えていた。 敵の発する熱量、歩行する時の振動を各種のセンサーが関知し、その種類と数が即座に分析される。 「ガールズ・マルヒト(01)よりガールズ・マルマル(00)へ… タイプA、6 タイプB、4 本町信号機前を通過し国道227号線を南下中…予定通り市営住宅の火点で迎撃する マルヒトとマルフタ(02)はこれより誘導を開始、3秒間の射撃の後、後退する」 マルヒトの符丁を与えられた87式機士に搭乗するパイロットは10代の少女特有の高いソプラノの、透き通った声で仲間へと通信を行う。 接近してくる敵に電波無線が傍受される恐れは無いが、奴らはこちらと同様に熱や音には鋭敏な感覚センサーを有している。 目前500mにま...
  • 少女機甲録(仮) 第2話
    「やばいっ! 咲也後退!! …って私の援護はいいからさっさと下がって!!」 「ピンチね!? よーし、突撃ー!!」 「ちょっと!? なんで歩兵が前に出てくるのっ!!」 「この馬鹿チル!! ああもう私たちも行くぞ!!」 「全員前に出てこなくていいから!! あーもうぐちゃぐちゃ…」 「ロック…発射。 よし、撃破…え!?」 「大破だ…初李はスコアはいいけど、撃破したの全部タイプAだな」 「初李…遠距離攻撃してくる大型を最初に狙うってわかってる?」 「むきゅー」 「ねーねー機士の装備にドリルとかないの?」 「あるわけないっ」 「工兵型のには坑道掘削用ドリルとかあるけど…」 「…ドリルと言うよりミキサーじゃんそれ」 「私はパイルバンカーがいいな!」 「翠、あんたの好みは聞いてないから」 「昨日までのシミュレーションの結果を踏まえて…機士の...
  • 少女機甲録(仮) 第3話
    前回までの粗筋 …麗美がいじけた 「どうせっ! 適当に言われただけだもんっ! 司令部からの命令でっ! 別にわた、私でなくても良かったんだし! みんなに教えたり、訓練でなにするのかっ決めてるの、玲だしっ! ほんとは、玲とか由香里が中隊長で、私は、いらないんだ! 適当に決まっただけだから居ても居なくても同じなんでしょ!」 戻って来たはいいものの、膝を抱えてべそをかいている麗美を前にして、玲はこめかみに皺を寄せ 由香里は玲に「どうするの? あなたの責任でしょ?」と言いたげな視線を送っている。 玲は玲で「どうするっていうの、幼稚園じゃないんだから…放っとけば泣き止むでしょ」と目で言い訳して早くも匙を投げた態度。 それでも一言二言、麗美を宥めすかせるためにできるだけ優しい調子で励ますような言葉をかけてやったのだが…。 麗美は一応とはいえ中隊長だ。 本来なら...
  • 少女機甲録(仮) 第5話
    第5話 前回までのあらすじ 「訓練に明け暮れる第28連隊第4中隊の少女達。 拙くチグハグながらも少しずつ、ゆっくりと成長を続けてゆく。 しかし、対ワーム戦争の刻一刻と変化する情勢は、 彼女達にこれまで通りの訓練と青春に明け暮れる日々を 与えてはくれないのだった……」 (ナレーションCV:若本・ぶるぁぁぁぁ!!・規夫) 二日後 第4中隊が駐屯している高校のグラウンドに、自衛軍の車両が数台駐車していた。 2台は自衛軍制式の4輪の軽装甲車両(LAV)、1台は輸送トラックなのだが、珍しいものがそれらと共に並んでいた。 6輪の装甲車に砲塔が付いた、機動戦闘車両(WBV)、指揮通信車両(CCV)、そして小型無人偵察機(UAV)と その発射ランチャーを荷台に積んだトラックである。 「あの機動戦闘車両、無人型だ…遠隔操作する”マリオネット”ってやつだ...
  • part4
     目を覚ます…俺が起きたところには彼女がいて…笑いかけてくる。 「まったくあなたが朝に弱いのはあいかわらずですのね」と呆れた顔で言ってくる。  まったくこの人も相変わらず、自分の立場を理解しているのかわからない人だ。  ―――  目を覚ます…俺が起きたところは鋼機の中で、目の前には鋼機が一体いて襲い掛かってくる。  そしてあの男が下劣な笑い声を上げて言う。 「所詮、貴様はあの男の血を引いている、そんな男に誰かを守ることなどできんよ。」  ―――じゃない  目を覚ます…円盤上、決闘場、あの男との最期の戦いの場所。  己の存在意義を賭けた戦いに負けた男はこう言って奈落の底に落ちていった。 「さよならだ、クーガ…お前は俺にはなるな…決してな…。」  今はこんな夢を見ている場合じゃない!!!!  そうして俺は目を覚ました。  そこは石と...
  • part3
     よく見れば血痕は一箇所ではなく神輿の上にマバラにあった。  一体、この村でなにが行われている、何があった、この血が示す事実はとはなんだ?  自分が知るうる知識を総動員して考える。これがこの村の隠したい秘密に繋がる手がかりである事は間違いない。  何故、この村を守るために人が血を流さなければならない。何故、血を流すことで村を守れる。  人の血を欲するものは何だ、人の血肉を必要とするものは何だ…。  そもそもなんで『ミムがここにいる』んだ。 「そうか、つまりこの村は…」 「そうです、この村は妖魔と取引した村なんです。」  彼の顔を見ればわかる。おそらくは彼はこの村の秘密にほぼ気づいてしまっているのだろう。   もう隠す事は無理だ…ならば私が出来ることは一つしかない。 「もう、隠す事は無理なようですからお話します。ただ、お話をする前に一つお願いがあります...
  • 資源転生サイクラスト
     鉄の体に打ち付ける 砂を運ぶ風。それに併せるか荒野の地に 響くノイズは体の主、横たわる「彼」のものである。 日を映し返す装甲板。日のように燃えるエンジンドライブ。そのいずれもが先のない事を示すがごとく黒ずんで。 ノイズに遮られながら、死を待つ患者の心電図 まさしくそれと脈を打つ カメラの光はただ弱く。 映る最期の風景は、いかれたピントの機能で歪み、陽炎で歪み、不変の荒野とそこに立つ ヒトガタ輪郭かろうじて とどめるまでになっていた。 僅かに時を遡れば、「彼」をこの地に沈めたものが このヒトガタであることと 同じ機械であることを、確認できていただろう。 そうでなくともここに居る、一人の青年その視界が 彼のものとは反対に、「彼」がヒトガタ見つめることと 同じく「彼」を見つめ返す、その様からも起きた事象 窺い知ることができよう。 電子パネルを隔てて二つ 相反するその表情は、語...
  • 舞台設定
     注意 ここには1話のネタバレ要素が大量に含まれています     1話読了後にお読みください シャドミラ第一話舞台設定 本編が比較的シリアスだったせいか ミムより下の設定はネタに走り気味です。 人物・世界設定 「村」  名無しの村  王国に認識されておらず、防衛措置等をとられていない村である。  つまり国から出てきたものが国に秘密で勝手に作りあげた村ということである。  そもそも現在、妖魔の攻撃により人が住める都市は限られており、都市に人が溢れて出て行かざるならない人が多くいる。  そのような人が自分達が住む場所を作るには新たに集団を結成して村を作るしか無かった。  この例は決して少ない例ではなく現在王国が持っている問題の一つである。  そんな風に作られた村であったが村を作って2年目、ついに一つの問題が起こる。  妖魔の襲来である。  鋼機を配...
  • 魔機那戦記・第1話
    魔機那戦記  赤茶けた大地が広がる荒野に一つの村があった。  大人達は仕事をし、子供達は遊ぶのが仕事と言わんばかりに走り回っていた。  ある異変に気付くまでは。  その異変を発見したのは子供達であった。遠くから、黒く、太陽にその装甲を反射させながらこちらへ向かってくる。  子供達は、村へ帰ると同時に叫んだ。 「魔機那だー!魔機那が来たぞぉーっ!」  その緊迫した声音に大人達は素早く反応した。  「早くシェルターに急ぐんだ!年寄りは一番に入れろ!」 「早くMBTに連絡を!」  矢継ぎ早に指示を下し、最後の住民が入り終えた頃、魔機那はやってきた。  機械の軍団達は、村へ入ると歩みを止めた。  4メートルはあるその巨体を見せつけるようにしてあたりを見回す。  そして頭部の熱源体探知センサーを駆使し、シェルターへと近づく。  住民達の心は機...
  • 英雄騎兵ミッドナイト プロローグ
     通学中に自転車で勢いよく角を曲がったら何故か空を飛んでいた。  現役高校生影宮健二が今現在置かれている状況を一言で現すとこんな感じである。 「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁっ!?」  風圧で顔を歪めながら、とっても大きな声で叫ぶ健二少年。ちなみに、飛んでいるとはいっても「横に」ではなく「下に」である。要するに彼は今絶賛落下中なのだ。 (何だ、何がいけなかったんだ……今朝はしっかり早起きして洗濯物も干したし、家族の分の朝ご飯もちゃんと作った。妹が学校で集めると言っていた雑巾も夜なべしてチクチクしたし、犬のポチへの餌も忘れなかった。……完璧だ、何の不備もない)  己の所行を振り返る健二。当然、何一つこんな状況へ陥った理由を見いだすことは出来なかった。 「……短い人生だった」  そして健二は考えるのを止めた。ついでに生きる望みも捨てた。 (あ...
  • R,B&G第1話
     赤と青。  荒漠の地と空虚の天。決して混じらぬ水と油のように、世界の果てになだらかな地平線を引いている。  かんかんに赤熱して罅割れた地表は、卜占の亀甲を思わせる。疎らに立つ黒い木はどれも干乾びて、花を手向 ける者の絶えて久しい集団墓地のようだった。  蒼穹の色は凄絶なまでに強く、見渡しても一点の曇りもない。もっともそれを快晴と有り難がるには、雨季と 乾季で二分されるこの地帯の気候は、そう変わり映えしないものではある。  視界の下方は赤く、上方は青い。ニ色のコントラストには造り物のようなある種の美しさがあったが、数分も 眺めれば光景の単純さに嫌気が差す。 「……熱いな」  寂莫たる平原にぽつんと立ち尽くす男は、気晴らしにがちりと歯を打ち鳴らした。気温も暑いが、今は陽射し が熱いのだ。 「沙漠の真ん中、か?」  棒のような長身に研究者らしい白衣を靡かせ、金属の遮光器...
  • ワイルドアイズ 第1話前
    錆びた金属の細かい破片と砂が入り混じった土煙を上げて、クルマが走る 何処までも続く荒野は空だけが嫌味のように美しく、青い 川は枯れ果て 海は汚染され 都市は次々と砂漠の中に沈み 荒野を我が物顔で歩くのは奇形化・凶暴化した生物か、暴走する旧時代のAI兵器 汚染された雨が残り少ない生存に適した土地さえも痩せさせてゆき 人類の生活圏は少しずつその領域を狭めていくなか それでもなお、人類の脅威に対し立ち向かう人々がいた 彼らを民衆は、「ハンター」と呼んだ ラスティ・ワイルドと呼ばれる荒野の東部地方には、旧時代の都市や工業地域の廃墟に避難所や 拠点を構えた人々がそのまま住み着いて形成した町が点在する。 それらは国道99号線と呼ばれたハイウェイで繋がっているため、町同士での交易や流通が成り立っているが、 国道のあちこちにも旧時代...
  • 第六幕
     エドたちを乗せたグレゴリオンは、実直に荒野を進んでいました。特に問題らしい問題もなく、強いて言うならば少々食料などが乏しいことですが、それもまたいつかは解決できるでしょう。  なのでさほど心配もしていなかったエドたちですが、それでも補給のあてがないのは困りもの。なんとかしなければ……という思いが、行動に移らせるきっかけとなったのです。 「とりあえず、新統合政府軍の補給車両とか、襲うのはどうだろう?」 『誰の良心も痛まない、いい作戦かと思います』 「いや、主に痛むのは俺の良心だけど、こういう場合は仕方がないよな」 「作戦名はレッツ・ゴーダッツ! でどうなのですか?」 「変な作戦名はいらないんだよ。さて、どこか近場に補給車両とかは……」  レーダーを作動させれば、どうやら近くに走行中の車両がある模様。識別も新統合政府のものなので、これは襲ってもかまわないでしょう。  さっそくその現場に向かう...
  • 魔機那戦記・第5話
    魔機那戦記#5 「本当に大丈夫なのか?あんな奴を二機で倒せるとは思わないが。」  とギルバートは不安を隠せない様子でヒロへと通信回路を開く。  するとヒロは自信に満ちた声で返してきた。 『大丈夫だ。僕のプランではまずマキナカーゴによる砲撃を行う。注意が逸れた隙を見てロドリゲス達を回収。そして帰還までの時間を我々で稼ぐ。詳しい巨大魔機那戦のデータはそちらに送っておく。』  本当に大丈夫かよ…と思いつつ、モニターに送られてきたデータを出す。 「マジで…?正気の沙汰かよ?」  作戦内容はまずヒロが囮となり巨大魔機那の攻撃を正面に集中させる。その隙に手薄となった横から背部へと回り込んで関節を破壊。そうすれば数十トンはある重量を支えきれずやがて自壊させることが狙いのようだ。  しかしその間ヒロは巨大魔機那の集中砲火を浴び続ける事となり、命の保証は無い。つまりは一か八...
  • 「ヒューマン・バトロイド」 第8話
    昔の夢を見た。義父が私のことを引き取ったときの夢だ。 孤児院の一室で里親を待たされていた。 どんな人が来るのだろう、そんな緊張が幼い私を包んでいた。 現れたのは厳格な雰囲気の男性だった。 こんな怖い感じの人に引き取られるのかと、少し表情を強張らせた。 その男性はその様子を見て優しく笑い、その手で私の頭を撫でた。 その感触は荒々しかったけど、とても温かかった。 義父に引き取られてから、私は家族の温かさを知った。 義兄も私に優しく接してくれた。 とてもうれしかったのだ。 孤児であった自分が知る筈もない家族のぬくもりを知れたのだから。 「え、艦長がどんな人か?俺達に聞くより副長に聞いた方が早いぞ」 「それでも聞きたいんです。皆さんから見た艦長が」 リクはクルーの一人一人に艦長の事を聞いて回っていた。 今、目の前にはジョージとウィンス...
  • 2章 その想いの正体
    (0)  死にたくない。そう思い、抗う事の何が悪い。  痛い事も、苦しい事も、生きる上では避け様の無いモノなのかも知れないが、少ない方が良いに決まっている。  彼の視線が恐ろしい。  その眼は一体、何を想ってコチラに向けられているのか?  期待? 憎しみ? 殺意? それとも、羨望?  アナタが何を求めているのか、分からない。  ただ、その何かに応えないと、自分は生きていられない。役立たずと認識されたら最後、殺されてしまう。その事だけがハッキリと分かる。  自分に出来る事は、ただ、僅かばかりの延命をするが為に、与えられる任務を果たす事のみ。  しかし、ソレでいいのか。  自分に課せられた任務は、明らかに人類に牙を向いている。  自分が任務を遂行する事で、鋼獣との戦況は、人類側が更に不利な状況へと傾く事は間違いない。  ならば、任務に背くべきか。  背いて、大人しく死...
  • 第二章B-SIDE エムレイン・ブルー
    第二章 B-SIDE エムレイン・ブルー  私はゆっくりと意識を取り戻していく。  ソレは膨大な情報の渦で、彼女自身を形成している数字である。これらの数字が順に整列することにより、それらの情報はエムレイン・ブルーとして機能し始める。  情報の整理、整列。  ソレにより生まれる、エムレインという人格。  調整完了。  エムレインとしての意識が蘇る。 「調子はどうかしら?」  暗闇の中、すぐ傍らから女の声が聞こえた。 「そうね、悪くは無いみたい」  私は答える。  今聞こえた声は誰のモノだったか。一瞬そんな疑問が湧くが、ソレはすぐに払拭された。今はとりあえず、エムレインとしての責務を果たさねばならない。 「私の名は、そうね、サファイアとでも名乗ろうかしら」 「別に貴女の名前なんてどうでもいいわ。ソレよりも、この感覚からして、私はまだダウンシューターに乗って居ない...
  • グラウンド・ゼロ 第14話
     平蛇がドックを這い出ていく。  無限軌道のやかましい音とに耳を塞ぎたくなりつつも、その巨体をモニター越 しにシンヤは見送っていた。  またその姿を見れることを心から願いつつ。  シンヤはモニターから目を逸らした。  シンヤはラウンジに居た。  ラウンジには数組のすっきりとしたデザインの椅子とテーブルがある。壁には お金の要らない自動販売機が並んでいて、その横には緑鮮やかな観葉植物があっ た。  シンヤは手近な椅子を引き、腰かける。  ラウンジの壁に掲げられたモニターの映像は、ドック内の様子からいつもの国 営放送に戻った。  ニュースの内容はシコクの動物園で二本足で立ち上がるライオンが見つかった こと。  シンヤは大きく舌打ちして、テーブルに頬杖をついた。  手持ち無沙汰だった。  シンヤは平蛇から下ろされ、今後しばらくこのブロックの警護にあたれと言わ れ...
  • 真 スーパーロボスレ大戦 EXS
    ――――――――――――――――限りなく遠く、限りなく近い世界で――――――――――――――― 業火、炎上。崩れる事の無い平和を描いたその街は、今や悪によって赤黒く塗りつぶされていた。 逃げ惑う人々を品定めする様に、その機体はゆっくりと、堂々と道路に深き傷跡を残しながら闊歩する。 やがて肉食獣を思わせる戦慄の咆哮を激しく唸らせて、その機体―――ワルレックスの搭乗者、悪山博士はニタリとした笑みを浮かべた。 ワルレックスの足元を潜りぬけていく、粗暴でかつ獰猛に、野獣の如き動きで疾走する野良オートマタ達。 逃げ遅れた母と娘が、必死に野良共の魔の手から逃げようとするが、娘が疲労のあまり、足を挫く。 娘を起き上がらせようと、涙ながらに起き上がらせようとする母。しかし娘は限界だと、嗚咽を漏らし動こうとしない。 炎による灼熱と、絶望的な状況下。やがて娘と母の元に、...
  • パラベラム!~開拓者達~(仮) プロローグ
     自分が学生だった頃。  ――――の、記憶はあんまりない。  それというのも、通っていた期間がごく限られたものだったからだ。  思い出はそこで過ごす期間の長さに比例して増えていく。当たり前のことながら、自分にはそれが許されていなかったわけで。  世界は不公平に出来ていると自分は思う。  こんな――――  こんな世界に生まれてしまったせいで。  パラベラム!~開拓者達~(仮、本当に仮の題名)  地平線続く大地、草木一本見受けられない不毛の土地。  真夜中の荒野に、四足の獣のシルエットが浮かび上がる。  ――――否、獣ではない。  生物に見受けられる独特の曲線美というものが、そのシルエットには一切存在していなかった。  体中を纏う、触ったら怪我をしそうな刺々しい装甲板の数々、今は暗くて分からないが、それらは荒野の中でカモフラ...
  • ワイルドアイズ 第1話中
    「あああ…。 いらない恥かいた! 黙っていれば別にバレなかったし変に思われることも無いのに! シズナちゃんのせいだ! 喧嘩は始めちゃうし、人前で言うし、なんでこう僕を巻き込むことばかりするのさ!」 ユキホは清潔なシーツの上に寝そべり、枕に顔を埋めながら恨み言をシズナにぶつけ、喚いた。 2階の宿に部屋を取り、明日まで村に滞在することにした二人は酒場内の微妙な空気と視線に見送られ、階段を上がって充てられた部屋に入った。 上中下の三段階の中で「中」を選んだが、ベッドがそれなりの水準である事以外は取り立てて特徴の無い部屋だ。 「上」だともっと高級なベッドで、ベッド以外の家具もあり、しかも風呂が付いてくるという。 だが、ユキホもシズナもどちらかというと上に心が引かれたが、予算的な問題で中を選ぶ事になった。 なお、「下」は言うまでもなく却下である。 他の客と共同で、適当な敷物が敷か...
  • 機神幻想Endless 第五話 示す者、護る者、生きる者 君嶋悠編
    文教都市上空にて、新たに現れた白磁の装甲を黄金色の刻印で縁取った豪奢な空戦騎。 一撃の名の下に閼伽王達を退けるも、空に浮かぶ雲の様に漂いながら眼下の市街地に白色の単眼を巡らせるばかりで次の行動に移ろうとしない。 「何処から何処までが共和国のシナリオかは知りませんが……」 空戦騎のライダーは亜麻色の長い髪を弄びながら静謐な声を漏らし、巡らせていた空戦騎の単眼を一点に絞る。 其処には膨大なエーテルの奔流を巻き上げ、全身を黒光りさせる巨人――エーテルナイトの姿があった。 「少なくとも、あの機体はイレギュラー……と言った所でしょうか」 文教都市の市街地にて突如として現れたエーテルナイトの姿と、動きをつぶさに眺めて呟く。 その口調こそ穏やかだが如何でも良いという雰囲気が滲み出ており、警戒の素振りすら見せずに観察する。 「まるで呪いに犯された騎士ですね」 ...
  • 機神幻想Endless 第一話 エーテル能力者 前編
    語り部:閼伽王 西暦の某日。ある預言者が世界の崩壊を予言した。 そいつは余りにも荒唐無稽で、現実味が無く、馬鹿馬鹿しくて、アホな予言としか言い様が無かった。 それを真に受けて本気で怯えるアホもいれば、鼻でせせら笑って何事も無かったかの様に日常に戻る面白味の無い奴もいる。 ここぞとばかりに商売に繋げる商魂逞しく、薄汚い金の亡者もいた。 とは言え、世の中って奴は思いの外、常識的に出来ていやがる。 大多数を占める面白味の無い連中はアホな予言スルーして、繰り返される面白味の無い日常を謳歌していた。 そして、ついにやって参りました、予言の日! そこにあるのは世界の崩壊。破壊された日常。消滅した文明――なーんてこたぁ無い。 普段通りの日常が始まるだけだ。そして、誰も彼もが口々に言うのさ。 ――馬鹿馬鹿しい ってな。まあ、ハナっか...
  • グラインドハウス 第16話
     ――アヤカ・コンドウは地下都市以前から多くの官僚や議員を輩出してきた名家にうまれ、そこで10代後半まで 育った。  が、その頃彼女は唐突に失踪する。  実は彼女の高い能力はすでにこの頃から政府の機関に目をつけられていて、彼女は秘密機関の幹部候補生として スカウトを受け、そのため不都合が起こらないように社会的に抹殺されたのだった。  ――自分と同じくらいの年頃には、こんな選択をしていたのか――  その後彼女は優秀な成績を修め、防衛省直下、自衛隊上部にある秘密機関『(通称)幽霊屋敷』に配属されることに なる。  この組織は教科書にも載っていた。地上に散らばる貴重なエネルギー物質を回収するために、憲法違反である軍事力 を国民に秘密のまま密かに行使していた組織だ。  そう思い出した後の、次の記述にマコトは目を見張る。  『幽霊屋敷は地上において発生した金眼事件の解決に重要な...
  • 機神幻想Endless
    機神幻想Endless 第一話 エーテル能力者 前編 後編 第二話 エーテルナイト 第三話 覚醒者 前編 後編 第四話 戦う者 第五話 示す者、護る者、生きる者 守屋刀十狼編 君嶋悠編 番外編 茜色の菖蒲 設定
  • キャラクター
    キャラクター ひろし 性別:男 年齢:18? 趣味:生きる事 好きな物:“生きたい”と思う人間 血 嫌いな物:“死にたい”と思う人間 容姿:赤毛で髪は眉にかかるくらいであちこちに髪が跳ねている。瞳も紅い。顔は幼げ。身長は165~170 とある町の小さなバーを拠点とする少年。いつもはそこでバーテンダーをしている。 依頼の実行役で、主に戦闘要員。 その操縦センスは類稀なる物だが、ほぼ野生のカン。何故か『タンクマキナ』に拘る。 基本、幼女が苦手。なのに彼の元には幼女が群れている事が多い。
  • 第三話「そして空は朱(あけ)に染まりて」
    第三話「そして空は朱(あけ)に染まりて」 『はい。こちら品質第一値段第二のヴァレンタイン食品。ご注文は?』 『鋼鉄セットをお願いしたい』 『〈おや?当店で一番おススメできないメニューとなっていますがよろしいので?〉』 『〈たまには鉄臭い食事だって摂りたくなるのだよ、ダンサー〉』 『……はい!ベーコンのようにジュースィに!レタスのようにサッパリと!トマトのようにやわらかく!BLT社にようこそクライアント様』 『挨拶はいい。ロビン・リッケルハイムを殺せ』 『合点承知の助』 『それで前金なんだが……』 『いやいやそんなものは結構毛だらけ猫灰だらけ。信用、あるでしょ?』 『では任せよう』 『毎度ありー』 「……それはそうと、レディーのクライアントなんて珍しいな」 スティーヴンのその呟きは、誰にも聞かれなかった。 自社のハンガーに行ったスティーヴンは「わかば」を吸う...
  • 「ヒューマン・バトロイド」 第3話
    [―――というわけだ。君には准尉待遇で軍に協力してもらう] 「ちょっと待って下さい!それはさすがに――」 「・・・わかりました」 通信でそう言い放った中将にハーミストが抗議するがその抗議を遮ってリクは軍に入隊する事を受け入れた。 リクが自分の目的――復讐の為に軍を利用する為だった。 [リク・ゼノラス准尉、リキ・ガンツ軍曹、今日付けで多目的艦スタークのパイロットとしてハ―ミスト・レイン准将の指揮下に入ってもらう。 君たち以外の志願兵は一等兵待遇だ。期待している] カラフト基地の開放、それも黒揚羽から。それはすぐに軍上層部に伝わってしまった。 それだけ衝撃的かつ重要な情報だった。 その戦闘でかなりの活躍を見せたリクとリキはすぐに中将に通信で軍入隊を強制された。 「それにしても、いきなり准尉とはね、ゼノラス准尉どの」 「茶化さないでよ。お前もすごいじゃないか軍曹だろ?」 ...
  • グラウンド・ゼロ 資料庫
    !!警告!! 以下に記載されている情報はコロニー・ジャパン政府によって最高機密情報に指定されています。これらの情報を閲覧資格の無い人間が目にしたり、閲覧資格の無い第三者に伝えることは機密保持法によりかたく禁じられています。もしもこれらの情報を漏洩した場合、厳しく罰せられますのでご注意ください。 ……もちろんジョークですよ? 現在、ネットワークの関係でパイロット等の写真が表示されにくくなっております。 更新をすることで回復する可能性がありますので、もし画像を閲覧したい場合はお試しください。 登場人物 シンヤ・クロミネ 名前 シンヤ・クロミネ(Sinya・Kuromine) 性別 男 年齢 17 国籍 コロニー・ジャパン 職業 高校生→AACVパイロット 特技 特に無し 趣味 音楽観賞 テーマソング『サニー』THE BACK HO...
  • グラウンド・ゼロ 第5話
     気付いたら朝になっていた。  ベッドの上で膝を抱え、色々と考えていたら夜が明けていた。  目を擦る。顔を洗って涙の跡を流さなければ。  力無い足取りで洗面所へ。  鏡を見る。二十四時間前に見たときにはこんなクマは無かった。  深く溜め息をつく。  それでも腹は減る。  苦い敗北感。これから毎朝これを味あわされるのか?  寝癖を直して、昨日アヤカから渡された服に着替える。  ポケットに何かある。取り出すと『職員専用』と書かれたIDカー ドだった。  思わず床に叩きつける。  ……拾わなければならない。  惨めだ。  部屋を出る。昨日、食堂があることをタクヤに教えてもらった。  しかし、この施設が出すものを体に入れるのか?  ぞくりとする。食欲は湧かない。だが空腹。  首輪をつけられ紐を牽かれるような、そんなどうにもできない屈辱が喉を這い 上がってくる。 ...
  • グラインドハウス 設定
    世界観  一世紀ほど前、地球に接近した小惑星の爆発によって、地上環境は荒廃。人類は地下に大都市をつくって暮らしている。  物語の舞台は地下都市国家のひとつで、日本を原型とする「コロニー・ジャパン」。  コロニー国家では空(地下都市の天井)は幾本もの柱で支えられ、太陽はそれを模した巨大照明群によって代替される。  それ以外は現代の日本とほぼ同じである。 【コロニー・ジャパンの(アバウトな)歴史】 120年前 地球に直撃する可能性が非常に高い巨大小惑星が確認される。同時に先進国を中心に『地下都市構想』が検討されはじめる。日本もこれに参加。 115年前 先進各国は『地下都市構想』に基づいた地下都市の建設を開始。地下都市建設の資金が確保できなかった国家は連合を組んで地下都市建設に参加したり、『小惑星破壊作戦』を推し進める。 105年前 地下都市にてほぼ...
  • 第51話「修羅」中編後半
    電力節約の為に振動熱機能を切った300cm超振動極熱刀で敵を真っ二つに斬断する。 振動熱機能抜きでも刀身はダイヤモンドより硬く、斬る日本刀と重量で叩き潰す西洋剣の特徴を兼ね備えた斬撃は如何なる敵をも斬り裂く。 神殿内は全高4mの超重装甲強化服改でも移動に困らない程広いとはいえ、所詮建物の中。全長3mの刀で敵を斬るのは容易であった。 弾薬を節約する為300cm超振動極熱刀を主に、長針弾の単発射撃で急所を射抜き絶命させる。 魔法使いのように厄介な敵には遠慮無く25mm機関砲の単発射撃で瞬殺。 こちらの対応出来ない相手はラウディッツが魔法で片付けてくれる。 敵に一切の攻撃を許さぬまま、一方的な殺戮行進は続く。 「ラウディッツ。ナフィアがいる場所は分かるか」 「ああ、恐らく地下だ。とんでもない邪気を感じる」 丁度、下へ降りる階段が見えた。階段の前に立ちはだかる敵を体当たりで轢き殺...
  • グラインドハウス エピローグ
      事件が終わって、1ヶ月が経ったころ……  日曜日、マコト・アマギは駅前の喫茶店でコーヒーをすすっていた。  窓の外では多くの人々が行き交っている。自分と同じ高校生、似合わないスーツ姿の若者、 派手な化粧のおばさん、下着が見えそうな服装の女性、恋人、夫婦、独りの老人……赤ん坊を抱えた女性。  平和な光景だった。  こうしてガラス越しに眺めていると、この世には辛いことや苦しいことなんて本当は何もないんじゃないか、 とそういう考えすら浮かぶ。  だがたしかにこの平和な世界の裏側には、蛇と蛇が血溜まりでお互いに喰らいあうような、 そんな世界が広がっているのだ。  頭の中に醜い欲望を隠して、切り貼りの笑顔で自分を守っている……今のマコトには周りの人間が全てそういう風に 見えていた。  それならいっそ、最初から悪意の塊であるような人のほうが信頼できるかもしれない……そう、今し...
  • 電瞬月下
    それは満月が地を照らす夜の出来事であった。 大和国、本州南部の離れにある孤島。 其処は既に人が住まぬ無人の島にして、罪人を裁く為だけに存在する処刑場である。 その島の大地は既に幾百もの人の心血を啜っており、幾人もの死者の怨念が彷徨っていると噂されている。 故に島から最も近い村落に在住するものからは殺された怨みを抱えた怨霊達が住まう島、呪ヶ島等と噂されている島である。 その島の中心にある処刑所にて、二人の人間が睨み合うように立っており、そこから少し離れた所に一人の翁が座ってその顛末を見届けようとしている。 向かい合う二人の容貌は外からでは何とも判断し難い。それはその者達が身に纏っていた機械仕掛けの鎧がその者達の体を覆いその者達の容姿を見る事が出来なかったからである。 背は一丈半程の機械仕掛けの鎧武者。それは武甲人と呼ばれる、機械式の鎧武者である。 武甲人とは内蔵された機械式の人工筋肉により元...
  • ビューティフル・ワールド 第二十一話 雨
    パラべラム × ヴィルティックシャッフル まるで時間が停止したかの様に、二人は互いの顔を見つめあう。見つめる事しか出来ない。 リシェルも、そしてマシェリー……レインも、両目に映る人物の存在を信じる事が出来ない。いや、両目はしっかりと捉えている。 しかし頭が、心が、これは幻ではないかと思ってしまう。それも無理は無い。 マシェリー側からすれば、長年行方を追って自らの人生までも半ば犠牲にしてまでも再開したいと願った相手に、こんな所で出会えたからこその否認である。 こんな場所で出会える筈が無い、巡り合える筈が無いともう一人の冷静な自分が否定する。だが、幾ら否定した所でリシェルが―――――――姉が目の前に、いると。 リシェルからすれば、もう二度と出会う事が無い、出会える筈が無いと思い込んだ相手に、こんな所で出会えたからこその否認である。 心の奥底ではいつか再会したいと願いながらも、重ねてきた...
  • @wiki全体から「荒野に生きる(仮)」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索

目安箱バナー