Part72より
589 :ドレミファ名無シド:2009/07/18(土) 01:08:53 ID:PLT5LWON
惑星ST 2009年春の新モデル(税込6980円だった)が届いたのでレポート。
結論からいうと、改造ベースとしてなかなか面白そう。良くはないが、決して悪くはない。手の入れようによってはそこそこ化けるかも。
ペグ:クルーソンとシャーラーを足して2で割らない感じのペグ。トルクは固めだが調整可能。ペグ自体に個体差があるせいか、6弦だけよく狂うが他は狂わない。まぁまぁ良い。
ナット:最大の難点。プラ製。1弦から6弦まで同じくらいの深さでかなり深く切ってあるせいか、12Fでの弦高は悪くないのにかなりビビる。12フレットよりハイポジのチョーキングで音詰まりする。
ネック:メイプル1ピース。指板はなんと貼りメイプル!
でも、かなり軽いし、ソフトメイプルだと思う。形状は悪くない太すぎず細すぎずで引きやすい。
ヘッド側の幅が42mm。ネックエンドは58mm。ヘッド側が細すぎて個人的にはちょっと使いづらい。
フレット:値段の割りにしっかり打ち込まれています。フレットの飛び出しとかないのは良い。
ただ、フレットエンドの処理が粗いので、ときどきちょっち痛い。これは自分でヤスリかけた方がいい。
指板:ちゃんとRがはいってます。Rが入ったギターに慣れているのでこれは好みの形。
ネックジョイント:ジョイントそのものはまとも。ただ、気持ち1弦よりにセンターずれしている。
ボディー:謎バスウッドぽい。ガッツり塗りつぶし塗装なので何ピースになってるかは不明。合板ではない。
コントロールユニット:配線、ハンダ付けともにかなり精度の高い取り付けです。電子工場で作ってるっぽいきれいさ。
ギャビティ内の作り:H-S-Hでザグリを入れていますが、かなり大柄にあいています。
当然のようにシールド処理されていません。導電塗料も何もなし。
コントロールユニット周辺(セレクタスイッチとポット周辺)だけに申し訳程度にアルミテープが貼ってあります。
総評:初心者が始めて使うギターとして考えると、値段相応だが、よくできていると思う。
アンプや周辺機材で補うことでストラトっぽい音にちかづけられる素地はある。
590 :ドレミファ名無シド:2009/07/18(土) 01:12:07 ID:PLT5LWON
惑星ST 音について
連投スマソ
音その1(生鳴り):生鳴りの音は、音量的には悪くない。ただ、全体としてしゃきっとした感じがない。木材の寝かせ期間が足りてないんだと思う。だから安いの。
ピッキングのアタックのときの鳴りが弱く、その後にジャーんとなる。ジャーんとなった後、急速に音量が減衰し、一定のところまで減衰したところでだらだらとサスティンする。
ネックとボディはそこそこ鳴っているので、うまく調整することでカバーできそう。
音その2(ピックアップ)
ピックアップ入出力が弱いようで、上記の生鳴りの音の続き方がそのまま反映される感じ。全体的に中低音の粘り腰のような音がなくて、バンドの中では埋もれる感じがする。入出力にパワーがない分?ノイズもほとんど拾わない。
音その3(トーンコントロール)
トーンコントロールの動きが面白くて、聴感的に、3~10ではほとんどかからなくて、それより下で極端にトーンが落ちる感じ。かつ、トーンがかかるとただのこもり音になってしまうのが残念。
音その4(簡易的な解決)
アンプとギターの間にブースターをかませることでやることで結構改善する。オーバードライブ系のエフェクターがあれば、歪を抑えてボリュームを上げてあげることで、一定の効果が得られる感じがする
音その5(あきらめるところ)
いろいろ試したが、パワーコードの迫力のなさは現状ではどうにもならないかもしれない。
改造の方向性 実戦的な1本にするために1万円以内でできそうな改造の方向性を考える。
生鳴りの重量感のなさ、サスティンの初期減衰の早さ、中低域の粘り腰の3点を解消することから始める感じかな。
- サドルとトレモロブロックの交換 サスティンのクオリティと生鳴り音の重量感の向上
- できればナット交換したい
- ブースターユニットの内臓
まつみんさんのfat boostを自作内蔵しちゃう(ttp://www.matsumin.net/diy/jisaku2/fat_boost/index.html)
回路が単純だし(部品安いし)キャビティ内に余裕があるので入りそう
最終更新:2009年07月18日 07:09