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第32回災害救助犬神奈川主催IRO(国際救助犬連盟)試験リポート


↑↑(雨の2日間でしたが、犬たちはよくがんばりました)

  • 会 場: 長野県諏訪郡富士見 RDTA八ヶ岳国際救助犬育成センター
  • 審査員:澤田和裕(IRO公認審査員)
  • 実施日時:2025年12月20日(土)~21日(日)
  • 受験頭数:IPO-R TEST
 瓦礫捜索試験 V段階(RH-T V)4頭、A段階(RH-T A)3頭、B段階(RH-T B)1頭
 広域捜索試験 V段階(RH-FL V)1頭、A段階(RH-FL A)2頭、A段階捜索単科目(RH-FL AN)1頭、B段階(RH-FL B)1頭
  • 試験結果

瓦礫捜索試験V(RH-T V) 捜索10分/仮想被災者1名/600平米
犬名/生年月日/犬種/性別 捜索(100点) 服従熟練(100点) 合計(200点) 評価 所属
1 川野/二虎 2024/7/8 JR ♂ 70 81 151 B 神奈川
2 清水/YAYA OF FAMILLE NENE JP 2022/2/1 LR ♀ 79 83 162 G RDTA
3 清水/RICH FIELD POPO 2019/5/20 LR ♀ 99 88 187 SG RDTA
4 菊地/Ray 2022/7/29 WELT ♀ 70 88 158 B OPDES

瓦礫捜索試験A(RH-T A) 捜索20分/仮想被災者2名/単体告知1名/1000平米
犬名/生年月日/犬種/性別 捜索(200点) 服従熟練(100点) 合計(300点) 評価 所属
5 飯島/Jidai von Yoko Shonan J.P 2019/5/5 DS ♂ 52 74 - M RDTA
6 石田/ANGE RIKI OF LA BOO FIERD JP 2020/12/8 LR ♂ 140 95 235 B OPDES
7 菊池/EIN 2016/5/25 WELT ♀ 178 80 258 G OPDES

瓦礫捜索試験B(RH-T B) 捜索30分/仮想被災者3名/単体告知1名/1500平米
犬名/生年月日/犬種/性別 捜索(200点) 服従熟練(100点) 合計(300点) 評価 所属
8 松本/NASH OF STUDIO CHELSEA JP 2017/4/18 LR ♀ 152 83 235 B RDTA

広域捜索試験A(RH-FL V) 捜索10分/仮想被災者1名/10000平米
犬名/生年月日/犬種/性別 捜索(100点) 服従熟練(100点) 合計(200点) 評価 所属
9 戸塚/Zoy of shiruka sanshin jp 2023/9/10 LR ♂ 70 66 - M RDTA

広域捜索試験A(RH-FL A) 捜索20分/仮想被災者2名、単体告知1名/20000平米
犬名/生年月日/犬種/性別 捜索(200点) 服従熟練(100点) 合計(300点) 評価 所属
10 岡村/Vent 2016/6/19 LR ♂ 158 89 247 G 神奈川
11 松本/KNOTHS OF STUDIO CHELSEA JP 2018/11/25 LR ♀ 146 86 232 B RDTA

広域捜索試験A 捜索試験単科目(RH-FL AN)
犬名/生年月日/犬種/性別 捜索(200点) 単科目評価 所属
12 大谷/T-Beau Vom House Mochi jp 2021/10/5 DS ♂ 160 G 神奈川

広域捜索試験B(RH-FL B) 捜索30分/仮想被災者3名/単体告知1名/40000平米
犬名/生年月日/犬種/性別 捜索(200点) 服従熟練(100点) 合計(300点) 評価 所属
13 勝野/Nia 2019/5/5 DS ♀ 166 95 261 G 神奈川

注)評価について
300点満点 200点満点 100点満点 評価 記号 合否
300~286 200~191 100~96 excellent V 合格
285.5~270 190.5~180 95.5~90 very good SG 合格
269.5~240 179.5~160 89.5~80 good G 合格
239.5~210 159.5~140 79.5~70 satisfactory B 合格
209.5~0 139.5~0 69.5~0 unsatisfactory M 不合格
注)合否について
IROの国際救助犬試験は、各課目それぞれ70%以上の得点で合格となります。ただし、総合得点で210点/300点以上を獲得しても、合格点に達しない課目があれば合格にはなりません。

  • 画像
12月20日(土)13時からはじまった服従試験。
降ったり止んだりの雨の中、どのペアも練習の成果を見せてくれました。
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12月21日(日) 2日目は捜索試験です。まずは広域捜索から
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瓦礫捜索
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・総評
2日ともに雨の中、多くの犬たちが、集中したよい作業を見せてくれました。

今年は新ルール施行の初年度です。
実際の試験を重ねる中で、公認審査員たちが細かい点を明確化し、新ルールに適合した評価ポイントを洗い出してきたものを、今試験でも澤田審査員がシェアしてくれました。

今回明確化されたポイントとして大きなものは「告知作業」のさいの、ドライブ・チェンジでした。
従来「告知」で犬は告知後ハンドラーのコマンドに従ってヘルパーを離れ、3m程度離れた位置で待機していることが求められます。
今回明確化されのは、本捜索中の告知後、「距離」は離さなくてもよいが、犬自身のドライブはきちんと切り替わらなくてはならない、という点です。

救助犬の捜索作業で「告知」は配点が過半数を占める重要な項目です。
今後の捜索訓練での指針のひとつとなるでしょう。

受験13頭中、新しくV段階を受験した犬たちが5頭いたことも嬉しいトピックです。
最も若い犬は、当会所属JRTの1才5ヶ月でした。
着実に、新しい世代が育ってきています。

当会からは捜索単科目を含め全4頭が受験し、全員が合格することができました。
新基準に適合しない点などを減点されましたが、A、B段階の犬たちは作業内容がとても安定しており、実働に照準を合わせた訓練が実を結んでいることを検証できました。

参加者の皆さん、審査員の澤田さん、ヘルパーをつとめて下さったボランティアの皆さん、雨の中2日間にわたって、ありがとうございました。

次回も、よりよい試験が実施できればと思います。
次の試験でお会いしましょう。

(試験実行委員長/災害救助犬神奈川 勝野英樹)



■ご協力






最終更新:2025年12月26日 09:54