妖怪テング

「めでたい連中だの 赤い奴なら今頃、蛾眉様に息の根を止められとるでのう そしてお前らはワシに倒されるでのう」

【名前】 妖怪テング
【読み方】 ようかいてんぐ
【声】 佐藤正治
【登場作品】 手裏剣戦隊ニンニンジャー
【登場話】 忍びの6「テングの神隠し」
【所属】 牙鬼軍団
【分類】 妖怪/合成妖怪
【好きな物】 鼻歌
【好きな場所】 神社
【攻撃力】 星3
【不思議な技】 星4
【かみかくし】 星5
【集める恐れ】 なし
【妖怪モチーフ】 テング(天狗)
【器物モチーフ】 クラリネット

【詳細】

邪悪な妖気の宿った手裏剣の影響で 「クラリネット」 が変化した妖怪。
何処かのゴミ捨て場にあったクラリネットを使い、「蛾眉雷蔵」の手で誕生。

鼻のクラリネットによって奏でる奇妙な音色で生み出した不思議な空間に人間を捕える「神隠し」という技を使い、突風を起こす鼻歌団扇を武器とする。
背中の羽根によって猛スピードで飛び回り、クラリネットを模した長い鼻の先から火球を発射、鼻先を伸ばす事で最強の棍として戦うなどの無数の強力な神通力を会得している。

上述の神隠しで伊賀崎風花を攫い、伊賀崎天晴を誘き寄せようと目論む。
天晴がその場に来たので蛾眉雷蔵の命により、風花を空間から出し、天晴との死闘を望む「蛾眉雷蔵」を「神隠し」空間に送る。

その後、「蛾眉雷蔵」と死闘を繰り広げる天晴を除く4人のニンニンジャーと戦い、アオ、モモのカラクリヘンゲン「弓」の攻撃により敗北。

蛾眉雷蔵とニンニンジャーの交戦後に小槌が放つ邪気の力によって「肥大蕃息」し、巨大化する。
シュリケンジンと交戦、鼻歌団扇による突風や鼻先を伸ばしての攻撃で応戦するが、更に合体したシュリケンジンパオーンに鼻を切断されてしまい、なす術もなく、最期はシュリケンジン・パオーンブーメランを受け爆散した(その際に「『ワシが、天狗になっていた』という事か!」と発言。)。

【余談】

同放送分で第1作目『秘密戦隊ゴレンジャー』が1975年4月5日に始まってからちょうど40周年を迎える。

デザイナーのK-SuKe氏によると「『神隠しの能力を有する天狗』というオーダーだったため、童話『ハーメルンの笛吹き』をイメージし、クラリネットとの融合を提案した」らしく、他にも「この童話の挿絵では角笛みたいな物がよく描かれているため、『今風にしたらクラリネットかな』と思った」とコメントしている(DVDの映像特典の「忍者秘伝ノ書」より)。
声を演じる佐藤正治氏は多くの怪人を担当。

最終更新:2016年08月30日 06:12