冥獣人コボルトのブルラテス

「謀ったな、メーミィ!こんな物の身体に宿るぐらいなら、死んだ方がマシじゃ~!」

【名前】 冥獣人コボルトのブルラテス
【読み方】 めいじゅうじんこぼるとのぶるらてす
【声】 青野武
【登場作品】 魔法戦隊マジレンジャー
【登場話】 Stage27「俺たちの絆~マジーネ・マジーネ~」~
Stage31「凄まじき巨神~マージ・ジルマ・ゴル・ジンガジン~」
【所属】 地底冥府インフェルシア
【分類】 冥獣人/冥獣人四底王
【得意能力】 哀れな無念を集める泡、シャボンバー、シャボン岩(がん)、
忘れるためのしおり、引き際の潔さ
【ニックネーム】 地獄の賢者
【怪物モチーフ】 コボルト
【他のモチーフ】 ブルドッグ、セントバーナード
【名前の由来】 ブルドッグ+ソクラテス

【詳細】

とても器用で悪さが好きな小鬼の種族・コボルトの1人。冥獣人四底王の1体。

とても器用で武器や道具の扱いに長け、姿を見せずに暗躍する事を得意としている。
自身はコボルトの中でも特殊な例を持ち、ダイヤモンドの100倍の硬さを持つ専用の杖「ブルステッキ」の力で本来のコボルトが持ち得ない不思議な技を使い、能力は全てシャボン玉のように見えるが、実はそれぞれが恐ろしい効力を秘めている。

他の四底王の残骸をシャボン玉で集めた後、冥獣人イエティのズィーと共に悪魔の氷山「イーブルアイス」で地上界の氷漬けを目論む。
ズィーと共にイーブルアイスを育てている現場を芳香に目撃され、忘れさせるのに芳香の記憶をシャボン玉で記憶を1年前に巻き戻しを行う。
更にシャボン玉をもう1つとばしたところにマジシャインが駆け付けるが、2発目のシャボン玉で芳香に1時間ごとに改めて記憶がリセットされる呪いを掛ける「忘れるためのしおり」の能力を発動させて撤退。

とある港で人間の生気をシャボン玉で奪い取っていき、ピンク以外のマジレンジャーが駆け付ける。
ブルステッキからのシャボン玉爆弾「シャボンバー」を無数に飛ばし、芳香の記憶を取り戻すのにマジシャインはマジランプバスターの射撃でブルステッキを破壊しようとするが、駆け付けたズィーに5人と戦わせ、マジシャインとの交戦中にシチジューローとネリエスの力を授ける。

途中で妖幻密使バンキュリアのウーザフォンによって巨大化する。
ダイヤモンドの10倍の硬さを持つシャボン岩を無数に飛ばして苦戦させるが、ピンクの勇気に応えた新魔法によって切れ味を増したキングカリバーにシャボン岩を切り裂かれ、「キングカリバー魔法希望斬り」でブルステッキを斬られ、等身大に戻って撤退(同時に芳香の記憶も戻る。)。

地上に出現したイーブルアイスが生体に育つのをズィーと共に見守るが、重傷を負いながらも駆け付けたマジシャインに成長を阻止される。
変身を解除されたヒカルはズィーに止めを刺されそうになるが、天空聖者スノウジェルの力によって原始魔法を覚醒させた他の5人が駆け付け、超魔法変身したレジェンドマジレンジャーをズィーと共に迎え撃つが、マジボルトにズィーと共に怯んで自身だけ勝手に撤退してしまう。

謁見の間に帰還後、魔導神官メーミィに肉体強化の呪文を掛けられた事でパワーアップし、切られたブルステッキも修復される。
地上界で破壊の限りをつくすが、マジレンジャーが駆け付け、超魔法変身したレジェンドマジレンジャーに追い詰められ、最期は5人の「レジェンドフィニッシュ」を受け爆散した。

実はメーミィが与えたのは自身が滅びると共に「冥機ゴーレム」に宿らされる魔法で、残った魂は赤い空の不気味なマルデヨーナ世界に辿り着く。
「待っていたメーミィによってゴーレムに宿らされる」という何とも哀れな末路を迎えた(上記の台詞はその際のもの。)。

【余談】

ゴーレムを起動させるには300年以上生きた冥界人の魂が必要とされ、少なくとも300年生きていた事が窺える。
5話に渡って暗躍してきたが、最期があまりにも哀れな冥獣人でもあった(「老害」という事は自覚していたらしく、四底王の残りが自身1人になった当初は意気消沈していた。)。
上記の台詞にメーミィは「バカね アンタはもう死んでるんだってば!」と返答している。

声を演じる青野武氏はスーパー戦隊シリーズでの怪人の声での出演は初となるが、2012年4月に亡くなり、最初で最後の出演ともなった。

最終更新:2017年05月27日 18:12